美月(オードリー)の所属する大部屋の男優さんたちです。
どうもこの人たちも、大部屋の女優さん方には頭が上がらないようですね。(笑)
時代劇の大部屋お男優さんたちは、時代劇の場合、特に殺陣が出来なければならず、毎日の様に殺陣の訓練をしています。時代劇と言えば東映映画と言われるほどで、いかに上手く立ち回りが出来るか、そして上手く斬られるかを特訓しています。
東映には伝説の切られ役の俳優さんが居ました。福本清三と言う方です。
50年間で「5万回斬られた男」としても有名でしたから、どこかで彼の斬られるシーンは見た事がお有りかも知れません。「ラストサムライ」にも出演していました。
時代劇が少なくなり、映画会社で大部屋俳優さんを自前で持つ事は難しく、幾つかの殺陣集団が、出番を待っています。そして、大部屋俳優さんが居なくなった事から、必要に応じて各プロダクションから必要に応じて役者さんを手配したり、エキストラさんを手配するようになりました。
大部屋俳優さんたちは、台詞が少しでもあるだけでも大変な出世です。
美月が台詞を貰って妬まれるなどのシーンがありましたが、それは新人としては当然の事だったでしょう。
50年も前に、こんな場面に出くわした事が在ります。
若い俳優さんに、一言だけセリフがありました。
「申し上げます。只今、火急の用事があると申すものが参りました」
というセリフを、廊下伝いに来て言うのですが、それが言えなくて、10回ほどのNGが出た事がありました。事前にセリフは言われていなかったのでしょう。さぁ見てる方も辛い思いをしたものでした。
中々俳優と言うお仕事も大変ですね。