さすらいさんちの話 3/24 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

我が家の愛犬うめは、3年前に亡くなりました。

14年の間、カミサンの布団の中で毎日一緒に寝ていました。悪戯されても黙っている子でした。孫の偉知が生まれ、一緒に居る事もありましたが、既に目も悪くなり、鼻も効かなくなっていました。

 

カミサンが亡くなる前に言い残した事は「うめと一緒にお墓に入れて欲しい」と言う事でした。

カミサンが亡くなり、お棺の中には、トリミングに行った時に、必ず撮った写真があり、リビングの壁一杯に貼っていましたが、それを全て入れました。

 

うめが亡くなった哀しみは、偉知の存在が癒してくれました。

カミサンの亡くなった哀しみは、1月に生まれた月奈が癒してくれる事になるでしょう。

 

今日は、偉知の3歳の誕生日です。

カミサンが居れば、きっと直ぐに我が家に来ていたでしょうし、カミサンもプレゼントを用意していた事でしょう。ジイジ一人になり、連絡がありませんから来るかどうかも判りません。

 

カミサンが亡くなっと時に用意した沢山のお花は、既に2週間が経ちますが、不思議と枯れません。しかしそろそろ限界と思っていた所に、今朝叔母や従妹たちからのお花が届きました。

 

カミサンの部屋にあった医療用ベッドや医療器具が排出され、残った医薬品や医療器具を今日は片付けるつもりです。空っぽになった部屋を眺めながら、3週間の自宅介護の事を思い出しているさすらいです。