外は雪の東京です。
3年前に亡くなった愛犬のウメの遺骨は、近くのいて置きたいという家族の意向で、リビングの脇のスペースに、沢山の写真と共に置かれていました。
カミサンが退院してきて、仏壇の置かれた部屋の前に一緒に並べる事にしました。
仏壇は、置かれてから閉めた事が無かったのですが、退院後は締めたままにしています。
父と母、義父と義母、妹の位牌が入っている仏壇です。
開けたままだと、みんながカミサンの事を呼ぶような気がして、閉めました。また、仏壇をカミサンが見る事で、嫌なイメージを持つだろうとの思いもあったからです。
しかし、ベッドから出られないカミサンは、仏壇を見る事も出来ませんし、見れません。
愛犬のウメは、毎日カミサンの布団の中で寝ていました。
孫が居なかった時期ですし、娘も息子も居なくなった我が家では、私とカミサン、そしてウメの3人暮らしでした。全てがウメを中心に生活していたように思います。
ウメが残したオシッコシートは、今は、カミサンのベッドシーツの下に使っています。
排便排尿が自由に出来なくなったカミサンは、看護士さん導尿によって行っています。オシッコパットや紙パンツのカミサンは、悲しそうです。
自分が介護士として、沢山のご老人の世話をしてきました。そして沢山の患者さんを看取ってきました。
カミサンが一言「(自分が働いていた)病院で使っていたオシメと、私の使っているオシメは同じものみたい・・・」
まさか自分が使うとは思っていなかったからでしょう。
1年半にわたる入院や通院で貰って来ていた処方箋の薬が、沢山紙袋に入っていました。
その中には、ここの所、便秘気味の私が使える薬もあり、使う事にしました。
また、尿路結石を40代の頃から患っている私は、いざ激痛が来た時の為に、鎮痛剤を冷蔵庫に在庫しています。同じ薬をカミサンは毎日2回使っています。
一つ分かった事は、鎮痛剤の強さの差です。
今まではボルタレン→ロキソニン→カロナール→バッファリンと言う順で、強さを認識していました。ボルタレンは、現在ジェネリックになり、ジクロフェナクと言う名前で使われています。
ロキソニンは、またロキソプロフェン、ロキソフェナクなどの名前で、いろいろあるようです。
カミサンの薬の中にトラマールと言う薬がありました。
以前から良く聞く名前でしたが、この薬は、ボルタレンよりさらに強い薬の様です。
トラマールやボルタレンは市販されていない医師の処方が必要な薬です。
他にも鎮痛剤の種類は沢山あり、カミサンは、緩和ケアの先生からの処方で、パッチを貼っています。これは良く判らないので解説は止めます。(笑)
更に冷蔵庫には、幾つかの激痛を押さえる劇薬が保存されていますが、まだ使う事がないので、安心してもいます。