さすらいさんちの話 1/10 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

自分で頻繁に買物にするようになって気が付く事が多い。

実はさすらいは、若い頃に大型スーパーに20年近く勤めていた。入社したのが丁度オイルショックの時で、それも担当は、パニックを起こした洗剤やペーパーの担当だった。

 

お客様は毎日の様に洗剤の争奪戦で、6階にあった売り場は、階段を駆け上がって来る人たちとの攻防が午前中行われる。一瞬の内に売り切れるから、追加で品出しするのだが、既にバックヤード前でお客さんが待っていて、その場で売れて行くような状態だった。

当時は粉石けん主流で、結構かさばるのだが2つ3つと抱えて帰るヒトヒトヒト・・・

いつもは売れない、固形石鹸から、トイレットペーパーが無くなると、落とし紙や生理用品まで全て無くなって行く。

もう既にあの頃を知っている人は、我々の年代から上の方達だろう。

 

さて話を戻すと、

まず最近気が付いたのは、サランラップとクレラップの違いだ。

気が付かなかったが、我が家はクレラップをいつも買っていたようで、クレラップを買っていたのだが、何となくサランラップがエンドで山積みされていたので買って来た。その時点で安いか、高いかは判らない。

 

使って見て違いが判った。

サランラップはラップ自体が少し厚い。クレラップよりも丈夫なのだろうが、切る時に力がいって切り辛いのが難点。その点、いつも使うクレラップはスパッと切れる。

普段の食物や食器、そしてレンジでチンするだけであれば、クレラップの薄さで問題ない。

改めてスーパーに行った時に、値段を比較してみた。20円か30円サランラップが高かった。

値段は別にして、クレラップの方が使い勝手が良いと認識した。

 

更に気が付いたのが、いつも行くスーパー内には100円ショップもある。

いつも安いからと、必要ないものまで買ってしまうが、それでも機能が同じようなものであれば、100円ショップで十分なものもある。

ただ、どれもこれも100円ショップが良いとは言えない。先ほどのクレラップも20m巻が100円で売っているが、通常売り場では、50m巻が200数十円で売っていて、これの方が頻繁に買わなくても済む。

 

消臭剤も良く買うが、安いからと言って効果が同じではない事も判って来たし、食器洗いのスポンジも、安かろう悪かろうと言う意味ではないが、耐久性が抜群に違って来る。

 

最近、スーパーには必ず買い物袋で買って来るから、以前の様に、ゴミ捨てように使っていたスーパーの袋が殆どなく、仕方ないので100円ショップで買って来るのだが、ここ半年で、ゴミ袋の枚数が減った、実質高くなっているという事。これなら、スーパーの袋を3円とか5円とか払っても良い計算になりそうだ。

 

最近は、モノの値段を覚えて来たから、いろいろなものが値上がりしているのが良く判る。

さすらいが毎日食べるハムトーストのハム。確かに値が上がって現在4枚入って299円。これに関しては、2パック500円の時を狙って買う(笑)毎週のようにやっているので、気が付くと買っておく。

 

最後にお酒の話。

さすらいの好きなウィスキーはジャック・ダニエルと言うテネシーウィスキーなのだが、結構直ぐに飲み切ってしまう。最近は、炭酸で割ったハイボールにする事も多いので、ある時試しに、ジャックの三分の一ほどの値段のトリスを買って来た。

昔からあるトリスのおじさんで有名なウィスキーで、庶民のお酒だ。まぁ割ってハイボールにするなら、これで十分だろうという意識だった。

 

ところがである。これが美味い!

癖がないからストレートでも引っ掛かる事がない。安いウィスキーと言うのは「刺さる」と言う表現をするが、刺さらないし引っ掛からない。それに比べると、レッドとかブラックニッカなどは刺さるのだ。という事は、トリスは安くて美味いという事。スーパーのオリジナルと言うウィスキーがあって、安いしアルコール度も高く、「これは良い!」と思って買ったが大失敗。

 

まぁトリスを飲み終えた後は、息子が正月用にプレゼントしてくれたジャックの1000mlをロックで味わいたいと思っている。

 

そうそう、タマゴは以前より高くなったが、不揃いのタマゴがパックに入って売っている。

レギュラーサイズより大きいモノ小さいモノの混在。何となく楽しみながら食べている(笑)