さすらいさんちの話 12/30 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

 

「飲み屋じゃないんだから!」と突っ込みを言われそうな、さすらい家。

ダイニングボードの中には、酒器が一杯入っていて、片付ける事が無かったが、意を決してすべて出して見る。

 

お銚子は最近使わないからと言っても、それでも2合入りのお銚子が何本かある。

お猪口は、流石に盃はもないのだが、ぐい吞みを含めて山のようにある。

毎年行っていた日本酒天国のお猪口も10個もある。どうしても呑兵衛なので、気に入ったお猪口があると買ってしまう。

 

 

更にこちらは、父の代からのお猪口のセットは、私などが及ばない呑兵衛だった父が、弟子たちが来ると好きなものを選ばせて飲んでいた。

一番上は、さすらいが好んで使っている片口で、これに日本酒を入れて注いで飲む。右側は、焼酎のお湯割り用の器で、その前は盃。お屠蘇を入れて飲む。

 

渦巻の様な6つの器は、「べぐ杯」と言って、器に穴の開いているものと,空吸と言う卓に置くと転がってしまう盃。穴の開いたものは、指で押さえないとこぼれてしまう。

まぁお遊びの様な酒器である。

 

こんなものが、ゴロゴロ入っているから、片付けも大変。

更に、訳の分からないウィスキーやワイン、シャンパンなどが出てくる。これらは父が海外のお弟子さんから頂いてきたもの。フランスのワインなどは、既に30年ほど前のモノ。

先日は、試しの空けた瓶が美味しくて、何だか判らなかったが、メキシコ製のテキーラ。父がメキシコに剣道や居合を教えに行った時のものだから、これも30年も前のモノだった。

 

まぁもうこんなにいろいろ使う時間はないから、処分して行かねばならない。

毎年の様に、年末になると考えている事ではある。(笑)