さすらいさんちの話 8/8 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

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東海道新幹線の車内販売が終了

東海道新幹線の車内販売が、10月末で終了すると言う。
 
昔は、新幹線には食堂車があって、それが無くなってビュッフェが出来て、車内販売はずぅ~とあった。東京から乗ると、富士屋のアイスクリームが好きで食べたものだった。
新幹線が出来る前は、窓が開く列車が多くて、止まる駅では駅弁などの売り子が、列車に近づいて来て売っていた。
 
お弁当と、陶器に入ったお茶を買う。陶器だから、差し替えのお茶だけも買えたものだった。
その内、陶器は無くなってプラ容器になったが、今ではペットボトルだから、それも無くなった。
 
車内販売のワゴンには、飲み物食べ物の他にも、新聞なども売っていたと思う。
車内販売の売り子さんは、花形職業だった時代もあった。冷たいもの、温かいものも出せるようになって、コーヒーは良く買ったものだった。湯気の立つコーヒーは美味しい。
 
食堂車が無くなり、ビュッフェが無くなり、楽しみは車内販売だった。
どの列車も車内販売があると思ったら、「こだま」に乗ったら車内販売が無くて、慌てた事がある。ギリギリの時間で乗ったから、売店でなにも買わず、車内販売を待ったが来ない。こだまには車内販売が来なくなっていて、止まった駅で走ってビールを買ったのを思い出す。
 
朝でも昼でも夜でも、新幹線に乗ったらビールやお酒を飲むのが愉しみだったから、車内販売が終了するのは残念至極。
友人たちと、大阪から東京まで帰った時、車内販売のウィスキーを全部飲んだのは愉しい思い出だ。車内販売と書いたが、ワゴン販売とも呼ぶらしい。
 
時代が変わって、いろいろ変化があるのは仕方ないが、寂しく思うニュースだった。

配信

共同通信

4月、ゴールデンウイークが始まり混雑する東海道新幹線のホーム=JR東京駅

 東海道新幹線で飲み物などを提供する車内ワゴン販売が10月末で終了することに、利用者からは惜しむ声が聞かれた。一方、ホームなどで買い物できることから「車内販売の必要性を感じない」と理解を示す人もいた。 【写真】60年の歴史に幕 東海道新幹線のワゴン販売

 山口県光市の祖父母方への帰省で新幹線を利用する高校生樫原秀太さん(17)=愛知県岡崎市=は「移動距離が長く、途中で冷たい飲み物やアイスクリームが買えるのはありがたかったのに」と残念そう。岐阜市の自営業北川恵理さん(28)は「乗車前に時間がなくてもコーヒーやサンドイッチを買えて良かった」と語った。  東京都中央区の会社員岡村遼さん(34)も「新幹線に飛び乗り、仕事終わりの一杯を飲めなくなるのは残念」と話し、「車内で買うアイスとホットコーヒーはちょっとした自分へのごほうびだったのに」と肩を落とした。  月1回ほどの出張で新幹線を利用する横浜市の男性会社員(42)は「主要駅では改札前やホームで飲み物や軽食は買える。車内販売の必要性はあまり感じない」と指摘し、合理化の流れと受け止めていた。