平成4年（1992年）毎日放送の「きらめきワイド」舟木一夫48歳
海原小浜さんと三島ゆり子さんが舟木さんの思い出を語りました。
小浜さんは、関西でのコンサートなどの時には、舟木さんの幕間などで出られた事があるそうです。
皆さん舟木さんに夢中で、自分の出番も忘れて見ていたようで、慌てて衣装を整えて舞台へ。ところが慌てたものですから足袋も履かずに舞台に上がったという経験を話されました。
三島ゆり子さんは東映映画「一心太助」で共演。
忙しい中での映画出演で、撮影所では直ぐに座ると寝てしまう舟木さんに、カツラを付けるにも両腕を抱えて起こしてカツラを付けたりしていたそうです。また冬場の撮影だった事から、当時撮影所の中は炭火で暖を取っていましたが、舟木さんの喉の事を考えて、特別にガスストーブが用意され、皆驚かれたそうです。
控室からセットまでは、走って4,5分掛かるようですが、舟木さんだけ特別にその区間を車で移動。東映御大の片岡千恵蔵、市川歌右衛門といった大御所でもしない事を、差し置いての出来事でした。
そうした扱いに舟木さん「ずいぶんと反感を買って、嫌な奴と思われてようですよ」と。