舟木一夫 あの日、あのとき・・・⑤「トレードマークは青春の勲章」 | 武蔵野舟木組 2024

武蔵野舟木組 2024

               さすらい

(平凡より)

 

「絶唱」の撮影の為 断髪式(平凡より)

 

デビューの年 NHK紅白歌合戦出場

「絶唱」の撮影を終え再び「雨の中に消えて」

 

デビュー当時の舟木カットも八重歯も、あまり意識した事はない。それはさすらいが男だからか、それともそれほど舟木さんを意識していなかったのか、学生服の詰襟だけが、トレードマークだと思っていた。

 

15年ほど前にブログを書き始めて、丁度その時水戸で行われたコンサートに、スーパーで見つけた優待券を持って出掛けた。その時から、自分が舟木一夫ファンである事に気が付いた。それ以来舟木さんに関する記事を書き始め、日活ファンのブログ仲間が舟木さんの大ファンだと言う事を知り、いろいろ教わりながら、コンサートにも出掛けるようになった。

 

「舟友」と言われたり「船旅」とか言われても、最初は何の事かもわからなかった。「ヤエちゃん」と呼ばれたいた事も知らなかったし、髪形を「舟木カット」と呼ばれていた事すら知らなかった。だからそうした言葉を書く事も、何となくためらいがあり書く事はなかった。

 

数年後、知り合ったブログ仲間が博多座に集まると聞いて、銭形平次の千穐楽に向かった。千穐楽のお芝居が、通常公演のお芝居と違う事も知らなかったし、コンサートも曲が変わる事も知らなかったから、知っている曲は殆どなかった。青春歌謡を歌う舟木さんと一緒に、座席で声を出さずに歌っているさすらいは、気持ちの高ぶりを感じながら聴いている。それが数少ない舟木さんのコンサートでの経験だったから、舞台の事もコンサートの事も、ブログにボロクソに書いたものだった。(笑)当然仲間たちからも批判が出た。知らない私が悪かったのだが、わざわざ九州の他の友人を誘ってもいたものだから、その方も千穐楽の事を知らなかったので腹を立てていたし、会場でも係の人に食って掛かっていた女性たちもいた。

知らないと言うのは恐ろしい事で、今思いだしても冷や汗が出る。(笑)

 

常に舟木さんのコンサートに行くような事のない人から見れば「高校三年生」や「修学旅行」を歌わない舟木さんのコンサートに満足する訳がない。後に仲間の友人から「千穐楽の事を知っていると思っていたから、千穐楽の事を教えなくてごめんなさい!と言われた。いやいや知らない私が馬鹿だった。

 

今では沢山の資料を見ながら、舟木さんの生い立ちから現在に至るまで、良く知る事になる。勿論デビュー当時から舟木さんのファンの方には敵わないが、またそうした方々から教えて戴く事も多い。有難い事だ。