子供の頃、モノゴコロがついた頃ですかね。
生きてるって不思議だな~って感じることがよくありました。
それは目で見て、耳で聞いて、何かを感じて、
人が成長して、やがて死を迎えるということ。
理屈では理解できても、
本質的に理解することは難しいなぁ、と感じていたんだと思います。
社会的な観点で考えれば、「目的」とか「理由」でだいたいの事が説明できそうですが、その大本の根っこである、「なぜ人間(オレ)は生きているのかなぁ?」ということは誰も説明できないわけですからね。そりゃ、不思議ですよ。
でも、大人になっていく過程で、学校や映画を通じて、キリスト教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、バラモン教、古今東西、世界にはいろんな宗教があって、いろんな考え方がるんだなぁという事を知って、昔から人間はそんなことばかり考えていたのか~と強く納得したものです。
いくら知恵とか知識を身に着けても、そこだけがスッポリ抜け落ちているのでは、なんだか歯がゆい感じがしたのでしょうね。 昔の人たちも。
でも、わたくしなりの結論から言いますと、これらはひとつ上の階層の話なので、考えても分からないってことですかね笑。
小さなアリ達が、自分より大きな人間たちの習性を観察したり、理解したりできないのと同じような感じですかね。
だからこそ、その代わりとなる「物語」が必要なんだなぁと感じております。 巨大な謎が宙ぶらりんのまま進んでいくのが、きっと生きてるという答えなんだろうなぁと。
歴史の教科書にでも載らない限り、100年もすれば、自分という人間が生きていたことなんて誰も知らないわけですし、自分の前にも後にも、そんな数えきれない人の命が生まれては消えていくんですね。
想像しただけで途方に暮れてしまいそうなスケールです。
ここでひとまず、完成です。
これはインドのプージャという伝統的な神への礼拝です。
その中でガンジス川の灯篭流しをしているところを描きました。
あらためて観ると、形が少し荒い部分があるので、修正しようと思います。
野暮ったいかもしれませんが、今日は自分なりに死生観について、言葉にしてみましたw。 言葉にするのって難しい。
つまり、水面の波模様のように、現れては消えていくのがわたしたちの命ってことでしょうかね。
そして謎が宙ぶらりんのまま、真実を受け入れて、やがて消えていく。
なんだか頭が痛くなってきました。
では、楽しい連休後半をお過ごしくださいませ。