むさしの山の会　はぎさんの山日記 -7ページ目

むさしの山の会　はぎさんの山日記 -7ページ目

ホームピグアメブロ

芸能人ブログ人気ブログ

23Sep
- 天神平-谷川岳-茂倉岳-土樽　2013年6月
  天神平-谷川岳-茂倉岳-土樽　　6月9日　晴　2人八高線の一番電車で行き、東福生で合流。土合の慰霊碑の下の空き地に駐車してゴンドラの駅に行く。ゴンドラは空いていた。ゴンドラの下は朴の白い大輪の花が沢山咲いていた。パートナーの第一の目的はシラナアオイに遇うことだったが、天神平の草原の中に咲いているのを見付ける。周囲を見回したら結構な数がちょうど見頃の大輪の花を咲かせていた。「もう帰ってもいいくらいだね」と話しながら行く。田尻尾根の分岐から熊穴沢の避難小屋への道にはイワウチワ、ショウジョウバカマもあったが数は少なかった。もう時期が遅いからだと思う。右前方を見ると谷川岳が残雪豊に見えていて、ブナの若葉と相まって良い雰囲気だ。避難小屋を過ぎると樹高も低くなって来て、岩場がある辺りから展望も良くなり、所々にムラサキヤシオとタムシバが見られるようになる。天狗の留まり場、天神ザンゲ岩のポイントだけでなく、尾根全体が展望台の道で、5月に登った阿能川岳も見え、何よりもオジカノ沢ノ頭から俎嵓(マナイタグラ)の稜線とピークが魅力的だ。肩の広場直下は残雪が多いが、表面が溶けていたのでアイゼン無しでも問題なかった。ロープも張ってあったので下りでも危なくはない。山頂手前に、またまたシラネアオイが咲いていて、パートナーは写真を撮っていてなかなか山頂に来なかった。トマの耳からオキの耳に行く辺りからアズマシャクナゲが見られるようになる。菊池君はまた花と山の写真を撮るのに忙しくしていた。オキの耳で周囲の山々を眺めてから一ノ倉岳を経て茂倉岳に行く。一ノ倉岳への鞍部にまたイワウチワがあった。一ノ倉岳の登りから振り返って見る谷川岳の姿は素晴らしいと思った。一ノ倉岳から茂倉岳間は僅か20分、稜線上に残雪があって雪を楽しみながら歩いた。この間の東側にある芝倉沢はまだ雪が多くて登って来る人がいた。かなり以前にこの残雪の沢を登ったり、下ったりしたことを思い出し、また来てみたいと思った。谷川岳には大勢居たが茂倉岳山頂は他に3人。山々を眺めながら昼食を摂った。この日は遠望が利いて越後駒と中ノ岳、巻機山、尾瀬の至仏山と燧ケ岳、上州武尊、赤城山、浅間山、苗場山、そして富士山までも見えていた。多くの山にまだ残雪があるので見栄えがするので、この時期の山はいいですね。茂倉からが避難小屋を経て、矢場ノ頭までは万太郎山などを見ながら下った。ここにもシラネアオイ、シャクナゲが咲いていた。矢場ノ頭からは樹林帯のかなり急な下りだが、下部はブナ林の緑もあったりした。登山口から車道を30分の土樽駅から土合へ。車に戻って5月にも入った水上温泉に寄った。タイム土合7:20-ゴンドラ下7:30-ゴンドラ上7:40-避難小屋8:25-トマの耳9:45-一ノ倉岳11:10-茂倉岳11:30-矢場ノ頭12:35-登山口14:10-土樽駅14:40費用：ゴンドラ　1,200円　土合往復は車
21Sep
- 榛名山(掃部ヶ岳&烏帽子岳)　2013年9月
  榛名山(掃部ヶ岳&烏帽子岳)　2013年9月21日　　2人　晴れ写真　湖岸から榛名富士　湖畔の宿歌碑　吾妻荘への階段　硯岩からの榛名湖　烏帽子岳岩場から　　　温泉と烏帽子岳　バス停から烏帽子岳　　　　　　　　　　　　榛名山は相馬山などを経て伊香保温泉に歩いて以来だから10年振りかも知れない。最高峰の掃部ヶ岳(かもんがたけ)と烏帽子岳を歩いた。掃部ヶ岳の中腹には硯岩と言う榛名湖を見降ろす岩があり、烏帽子岳山頂にも展望の良い岩場がある。前に行った相馬岳が高崎市街などの平地が見えるのとは違って榛名湖と湖を囲む山々を楽しむことになる。榛名湖へは高崎から榛名湖行きのバスと渋川から伊香保温泉経由で行くバスがある。高崎駅で30分のバス待ちがあって榛名湖へ向かう。まだ紅葉の時期ではないので乗客は少ない。バス停は湖岸にあって湖と榛名富士などの山々は絵葉書で良く見る景観だ。　掃部ヶ岳へは吾妻荘から良く登られているが、湖畔の宿記念公園から登った。公園からの登りは急だが踏み跡はある。急登が終わると笹原を行く。途中に小さな岩場があるが何と言うことはない。笹原の急登になって、吾妻荘からの道に合流すれば山頂は近い。山頂手前に榛名湖が見える場所があった。掃部ヶ岳山頂は小広く、南東側の展望が利き、妙義山が霞んで見えた。浅間山も見えるようだが上部は雲の中だった。登りに使ったコースより下りに使った吾妻荘からのコースが観光客向けだが、階段が結構長いから楽ではないと思った。硯岩からも榛名湖と山々の展望が良いが、狭いので休憩には向かない。　吾妻荘へ下って烏帽子岳登山口までは車道歩き、榛名湖を眺めながらです。湖岸の所々では車で来た家族が野外でも食事を楽しんでいました。烏帽子岳の岩場は狭い場所で展望台の雰囲気は無いが榛名湖を西から俯瞰できる。岩場への道は笹で覆われていて、多くは知らないで行かないのかも。　温泉は二つあり、「ゆうすげ元湯・レークサイドゆうすげ」と「ゆうすげ元湯」と同じような名称だ。前者が建物は小さくて古いが、湖岸にあって浴槽の窓の直ぐ外が湖面で掃部ヶ岳が良く見えました。拝島5:29-高崎7:57/8:30-榛名湖9:55-湖畔の宿記念公園10:05-掃部ヶ岳10:55/11:05-硯岩(15分)-吾妻荘11:55-烏帽子岳登山口12:20-烏帽子岳山頂13:00/13:15-登山口13:47-ゆうすげの湯13:50/15:05-榛名湖15:10/15:30-高崎17:00/17:07-拝島19:16　費用：西八王子-高崎1,620 高崎-榛名湖1,270 ゆうすげの湯-榛名湖150 温泉400
19Sep
- 北沢峠から甲斐駒ヶ岳　2013年9月
  　　　北沢峠から甲斐駒　2013年9月19日-20日　4人　両日とも快晴　　甲斐駒に登っていない友人達と一番一般的な北沢峠から往復した。甲斐駒は7月に鋸岳から登っているので2ヶ月振り、北沢峠のテント場は仙塩尾根を歩いた2010年以来だから3年振りだ。　　　9月19日　北沢峠BCまで初日は北沢峠のテント場までと楽である。甲府からの乗客は16人、芦安の駐車場から6人で合計22人だった。芦安の駐車場はマイカーが結構駐車していたが、北沢のキャンプ場のテントは20張りくらいだった。北岳などに行った人の方がが多かったようだ。この日は中秋の名月だったが月が出ないうちに寝てしまった。夜中に目覚めたらテントが明るかった。　　　　9月20日　甲斐駒往復&帰路　快晴　外に出ると満月が小仙丈の上にある。「まだ真丸じゃあない？」と言いながら眺めた。お陰で見える星は数が少なかったがオリオン、スバルなど冬の星座が中天にあった。計画より30分早く4時ちょっと過ぎに出発した。樹林帯に月明かりが洩れ来て暗さを感じない。道は北沢を左岸から右岸に渡り、仙水小屋の手前で左岸にと丸木橋を渡るが女性達は慎重に渡っていた。小屋の前にはロープが張られていて「宿泊者以外は入らないように、公衆トイレはありません」と書いた掲示があった。小屋から20分余り登ると樹林帯を抜けて溶岩が累々と積み重なった所に出る。振り返って月と仙丈の写真を撮ったが、良くは写らなかった。仙水峠に日の出直前に到着。峠には4人ほど居て、しきりに写真を撮っていた。5時30分、日は奥秩父の右手の多分大菩薩連嶺から昇って来た。右には地蔵岳が黒々と見えていた。　仙水峠からは再び樹林の中の岩があったりする急な登りだ。登って行くに従って木立の間に見える山が増えて来る。北岳が徐々に全容を見せて来るのが楽しい。偶に休憩向きの狭い平地があって山を見ながら一息つける。寝不足で調子が上がらない人もいて1時間50分掛ったが無事駒津峰に到着した。山頂からの展望は抜群。南アルプスは荒川岳まで、北アルプスは槍ヶ岳は勿論、白馬岳までが見えていた。駒津峰からは岩場があったりする全体には下りの道を六方石まで行く。ここからは直登コースを行くことにする。三分の二は岩場が連続する登りで、岩慣れしていないと簡単には登れない所があって難儀して、朝早く出発したタイムの貯金が消えてしまった。岩場が終ってザレの道になるが、スイスイとは行かない所だ。こんな難路だったが、どんどん広がる展望を楽しめる良さがあった。遂に山頂到着、登頂の握手をする。後は腹ごしらえをしながら展望を楽しんだ。快晴、富士山、北アルプス、妙高山群、中央アルプス連山、八ヶ岳連峰、白山、恵那山、奥秩父山群、大菩薩連嶺などグルッと見え、南アルプスは荒川まで、鳳凰三山と早川尾根は直ぐそこにあった。幾つかのパーティーに説明しているうちに出発時間になった。　下りは摩利支天側へ下るが、摩利支天の分岐までのザレがザ-ット滑り易い。以降も砂礫の道を六方石の少し上までトラバースして行くが、昔より平坦になって歩き易かった。六方石からは岩尾根を辿って駒津峰到着。ここまで来れば安心して下れる。這い松の尾根を行って双児山。そこからは樹林帯になって北沢峠に下り着き、テント場に戻った。15時30分のバスで広河原へ行き、広河原からは乗合タクシーで芦安へ行く。計画では金山沢温泉に寄る予定だったが、16時で終了とのことで温泉無しとなった。通常は芦安駐車場で下車だが、芦安のガソリンスタンドまで乗せてくれた。乗ったタクシーの運転手が友人達の会で良く利用した会社の人で、昔話をしながらの乗車だった。ガソリンスタンドからは普通のタクシーに乗ったのだが、この運転手さんも同じ会社に居た人で、またまた昔話をしながら韮崎に着いた。9/19　高尾9:53-甲府11:38/12:00-広河原13:55/14:30-北沢峠14:559/20　北沢峠4:05-仙水峠5:25/5:35-駒津峰7:25/7:35-六方石8:10-甲斐駒山頂9:35/10:00-　　　駒津峰11:30-北沢峠14:05(テント撤収)/15:30-広河原15:55/16:05-芦安17:00-韮崎17:35/18:30-費用：電車往復休日倶楽部2,640　甲府-広河原2,000　広河原-芦安1,100　　　芦安-韮崎ﾀｸｼｰ4,760　テント500
03Sep
- 幌尻岳　2013年9月
  幌尻岳　2013年9月3日-6日　3人写真・とよぬか山荘とマイクロバス　・幌尻山荘　・カールと山頂稜線　・渡渉１　・渡渉2　　・へつり　・山頂斜面のウラシマツツジ今回の幌尻(ぽろしり)岳は女性会員の百名山挑戦の百番目になる山行として企画した。幌尻岳は百名山の中では天候による運不運がある。平取から登山基地になる幌尻山荘までは沢を何回も渡渉して行く必要があるからだ。今年の北海道は雨が多くて水量が多いらしいし、台風17号が西にあって北海道から九州まで延びる秋雨前線による大雨被害も出ていて、8月30日には通行不能になったとの情報もあって決行するかの判断を直前まで迷った。最後は天気予報の直前の数日は弱い雨、5日は曇り後晴れ、下山日の6日は晴れを信じて決行とした。結果的には4日の夕方から5日早朝までが激しい雨になり、5日は沢が増水して通通行止めになった。でも、この日は登頂日だったので影響を受けず、6日は水量が多いものの通行可能とのことで下山できた。日程が一日ずれたら中止にしたり、小屋に足止めになるところだった。また、下山時にはツアー以外のメンバーが一緒に行動したが、沢登りのベテランもいて初心者の安全な渡渉をサポートしてくれたのも幸運だった。感謝したい。　沢は半ズボン+運動靴+ハイソックスで歩いた。　　　9月3日　東京から「とよぬか山荘」まで前回は2008年に行っているが、その時は第一ゲートまで自家用車が入れたが、2002年から「とよぬか山荘」からゲートまではシャトルバスだけが入れる仕組みになった。これは2010年8月に4人パーティーの一人が死亡した事故を受けての対応のようです。「とよぬか山荘」と幌尻山荘間は常時連絡が取れるので、幌尻山荘前の水量から通行可能かの判断をする仕組みになっているのです。当初は平取で泊まるつもりだったが沢の情報を得たいので「とよぬか山荘」泊まりに変更した。前回はレンタカー利用だったが車が「とよぬか山荘」までになったので公共交通を利用にした。運転のストレスも無く、費用も大差無しです。飛行機は65歳以上のシルバー割引で新千歳、新千歳からはJRで南千歳、苫小牧で乗り換えて富川まで行き、バスで振内案内所まで行くが、苫小牧と富川での待ち時間が結構あり、「とよぬか山荘」には17時過ぎに着いた。山荘は豊糠小中学校を改造したものだ。寝室は2部屋で二段ベッドが各部屋に6台あり、お風呂、洗濯機もあります。幌尻山荘の定員は50人だが、「とよぬか山荘」に泊まらないで民宿やホテルなどに泊まってシャトルバスだけ利用の人も多いのでしょうね。夕食はジンギスカンとトマト、連泊すると二泊目はカレーのようでした。食堂は休憩室で下山して来た人達から沢の様子を聞けて良かったです。話しでは「深い所で膝上10センチくらい」とのことだった。　　　　9月4日　「とよぬか山荘」から幌尻山荘まで最も気になってた雨だが、夜中には激しく降っていて、登れるか心配になるほどだったがシャトルバスは出ることになった。第一ゲートから取水ダムまで他のパーティー(とは言っても二人組が多い)と話しながら前後して行く。特に小平から来た女性二人とは登頂も下山もずっと一緒に行動することになった。取水ダムに着くと殆どが沢歩きの支度にしていたが、最初の渡渉地点まで暫くあるので、そのまま先に出発する。道は右岸にあり、時にへつるような感じの所もあるが大半は安全な行程だ。四ノ沢出合までは右岸を行けるが2回渡渉が多くなるけどここでは渡渉を選択した。最初の渡渉地点で沢支度すると、いよいよ課題の渡渉開始だ。最初は膝上くらい、ここで渡渉の感じを掴むことになる。以降は右に左にと何回も渡渉することになる。深い所では膝上になったが、大半は膝辺りの深さだった。でも川底には石があって不安定なので、よろけてしまって誰かが上着まで濡れる場面もあったが、まあまあ順調に行った。行程中には渡渉だけでなく、岸の岩場を行く所や、沢の中を歩く所もある。大半は岸の土の道なのだが、渡渉ばかりだったように思わせるほど印象が強い。そして、最後の渡渉は幌尻山荘が見えてからで、渡って直ぐに山荘広場だ。　山荘では、ザックは小屋の床下の置き場に入れる。荷物をザックに出し入れしたり、外での食事は青いビニールシートで出来る。他にテーブルが二つあってコンロが使用できるようになっている小屋の二階ではコンロ禁止だが飲み食いはできる。寝具に毛布を一枚ずつ貸してくれる。トイレは外に四つ、ひとつはバイオトイレで様式だ。なお、小屋内にもあるが夜間だけ使用とあった。4日、5日は40人弱くらいで、一人分の巾は60センチくらいだった。　　　　9月5日　幌尻山荘から幌尻岳往復　昨日の夕方から本降りの雨になって夜中には小屋の屋根を激しく叩き、雷鳴もしていて登れるかと心配だったが、5時頃には弱くなったり強くなったりになった。予報では午後には晴れなので、ゆっくりで良いので、7時頃に週発した。小屋から命の水の所までは高木のある樹林帯の登り、しっかり踏まれた道だが初めは水が流れていた。「昨夜の雨では当然の状態だね」です。時折ある赤い実を「何だろうね？」と話しながら行く。小屋から1時間45分で命の水分岐に着く。命の水は岩から染み出すから有難いのだが、雨水が殆どの水が岩の上を小滝のように流れていた。命の水分岐から登って行くと露岩のある道になり、30分弱行った所で痩せ尾根の端に出る。まだ雲が多い状態だが、時に雲がきれると紅葉し始めた山の斜面が見えていた。暫く行くと痩せ尾根になり、左側にはカールが見えて、雲が無ければ山頂稜線が見えるはずの行程になる。山頂へはこの痩せ尾根を経てぐるりと反時計回りにカールを巻いて行くので、ガスが切れるとカールとカールへの斜面を見ながらの楽しい行程だ。ナナカマドは葉が黄ばんでいるもの、緑のもの、実も緑のもの、赤いものがある。痩せ尾根を過ぎて草地になると花が出て来る。ウサギギク、アズマギク、リンドウ、アキノキリンソウ、ウメバチソウ、イワギキョウとこの時期にしては沢山あった。花木ではヒョウタンボクが真っ赤な実を付け、クロマメノキが紫色に熟れた実を沢山付けていた。この実はブルーベリーと同じように甘みがあった。　道がカールの東側に出ると体がよろける程に風が強くなって来て、休憩する所も限られるので結構大変だった。岩が目立つ道沿いには紅葉したウラシマツツジの群落が沢山あって綺麗だ。この辺りに来て、ガスが切れる頻度が多くなって、時折山頂稜線が見えることがあって、元気百倍で登って行く。新冠コースの分岐を過ぎると山頂は間も無くであった。山頂はガスと強風の中で、百名山目になった会員と同道した人との二人に「百名山登頂達成おめでとう」と祝福後、登頂した全員がお祝いの握手をし合って、写真を撮って早々に下りとなった。ちょっと見ただけだったが山頂の東側の紅葉が綺麗だった。　強風地帯を過ぎてからは時折姿を見せる山頂と花を楽しみながらゆっくり下った。咲き残っているエゾツツジを見付けたり、あずき色のコケモモの実やゴゼンタチバナのオレンジ色の実に感動したりでした。山頂稜線が見える最後の地点でもう一度山頂を入れた写真を撮ろうと待ったが、瞬間的で写真は撮れずに樹林帯へと下った。下りではツリバナの他に赤い実を纏めて付けた草と木の二種があったが、誰も名前を知らなかった。調べた結果は、ニワトコ、ルイヨウショウマでした。山荘に到着して直ぐに沢に水量を見に行ったが、目印になる岩の上を越えて流れていた。小屋番は「明日は大丈夫」と言うが、果たしてどうなるか？　　　　　9月6日　幌尻山荘から下山、帰京　朝起きて直ぐに水量の目安という岩を見に行くと、昨日は水が超えていたのが上部は水が越えなくなっていた。シャトルバスは8時半があるが、出発時刻はまだ暗いので次の11時半に変更したので6時頃の出発となった。昨日足止めを食らったツアーの人達なども同じ頃出発らしいので先に出発する。昨日から一緒の和歌山の男性、小平の女性二人、単独の女性を加えて7人で出発、直ぐに単独の男性が追いついて8人になった。我々より前に女性5人と年配の身体が弱いと言う夫と婦人が先に下って行ったが、夫婦には半分くらい下った所で追いついて10人のパーティーになった。私が殆ど先頭で渡り、後方の人達をベテラン男性二人がサポートする形になった。深い所では腰を越えるし、流れも急な部分があって結構大変で、一人が転倒して水に浸かってしまったり、年配の男性は何回も前のめりになったりしていた。他に流れを巻く所では、岩場を通過する所で若い女性がちょっと転落、小平の女性の一人が鎖のあるトラバースで足を滑らせて鎖に片手でぶら下がる状態になった。しっかり握っていたので助け上げて無事だったが、手を離したら負傷の上に流される場所だったから、「良く手を離さなかったなあと思った」などのハプニングがあったが、適宜対応して無事難所を通過した。沢の下山時には一つのパーティーのように団結感を感じるほどに纏まった行動が出来たのが良かったのだと思います。渡渉地点にある3mくらいの棒を上手く利用することだ。　取水ダムで暫く休憩して、ゲートに向かったが、途中の林道に大きな岩が落ちていたり、路肩が大きく崩壊している所もあったが歩行には影響が無かった。バスに乗車予定の人数が全員揃ったので、定刻より早く発車して「とよぬか山荘」に到着、和歌山男性の車に乗せて貰って平取温泉に行き、温泉と食事をして富川駅まで送って貰った。感謝、感謝である。　昼ご飯(ステーキ丼)で満腹状態だったので空港では食事は止めにして、最初に計画した時刻の飛行機で帰京した。　今回の山行は無事終わったが、前回が楽勝だったのとは雲泥の差で、このコースの天候による選択の大変さを感じさせる山行だった。より安全な企画と実施が必須だと思います。ツアーのパーティーはガイドが二、三人付く慎重さであった。なお深田久弥が登ったのは新冠コースだが、厳しさの点では額平川を遡って行くコースは年路で、頑張って登って味わう幌尻岳登頂の感動は同じだと思います。新冠コースは林道歩きが5時間と長いが、渡渉が１箇所だけ。問題は熊の目撃情報が多いことのようです。9/3　立川6:24=神田7:02/7:05=浜松町7:13/7:19=羽田第一ビル7:41/8:30=新千歳10:05/13:04-南千歳　　13:07/13:21=苫小牧13:44/14:22=富川15:11/15:48=16:23振内案内所16:50-とよぬか山荘17:209/4　とよぬか山荘7:00=ゲート7:45/7:55-取水ダム10:10/10:25-最初の渡渉地点10:40/10/55　　　-幌尻山荘12:559/5　幌尻山荘6:45-命の水8:30-幌尻岳山頂10:40/10:50-命の水12:40-山荘14:009/6幌尻山荘5:45-ゲート10:50/11:10=とよぬか山荘11:55/12:10=平取温泉12:50/13:50-　　富川14:25/14:34=苫小牧15:22/15:52=南千歳16:12/16:28=新千歳16:31/17:20-羽田18:55費用：羽田-新千歳12,170　新千歳-富川JR1,550　富川-振内案内所ﾊﾞｽ1,270　　振内案内所-とよぬか山荘ﾀｸｼｰ3,250 とよぬか山荘5,00 平取温泉500 昼食980　　とよぬか山荘-ゲートｼｬﾄﾙﾊﾞｽ往復3,500 ﾋﾞｰﾙ(とよぬか400、幌尻山荘700)
31Aug
- 太刀丘山-曲岳-茅ヶ岳　2013年8月
  　　　　山梨　太刀岡山-黒富士-曲岳-茅ヶ岳　晴れ　2013年8月31日　単独写真　・太地岡山から茅ヶ岳　・おにかわ岳山名板　黒富士から曲岳と金ヶ岳・黒富士と富士山　　　・曲岳の鎖場　・金ヶ岳への鎖場　・石門　・茅ヶ岳の標柱　　　　8月末で計画していた鳳凰三山がメンバーの腰痛で中止になったので、買ってあった切符で行ける韮崎近くの山を検討、8月17日に行った横尾山から見えた茅ヶ岳の山域を歩くことにした。コースにあるポイントは太刀岡山-越道峠-鬼頬(おにかわ)山-黒富士-升形山-八丁峠-曲岳-観音峠-金ヶ岳-茅ヶ岳-深田公園である。山群を馬蹄形に歩くことになる。どの山も三角錐に見えるから急坂がある。　竜王からタクシーで太刀岡山登山口まで入ったが。遅い時間で良いなら清川集落までのバスがある。「太刀岡山、駐車場50m先」と書かれた看板のある鉄製の小さな橋を渡ってちょっと行った民家の角にある標識から民家の脇の細い道から登山は始まる。樹林帯の登り、かなり急と聞いていたが「まあ急かな」の感じだ。山頂までの間に大岩、鋏岩がある。鋏岩は上部が鋏の形になっているらしいが登山道からは分からない。岩は登攀の対象になっているらしい。鋏岩から20分弱で太刀岡山山頂だ。コンクリート製の祠と山梨百名山の標柱が建っている。太刀岡山の由来は刀が出土したことによるらしい。南側が切り開きになっているの富士山が見えるらしいが雲で見えなかった。でも茅ヶ岳が良く見えていた。　太刀岡山からは広葉樹の尾根を200m以上下って越道峠に出る。峠は林道になっているが今は使用不能の林道に見えた。峠からは鬼頬山へは350mもの登りだ。急で無い部分もあるが山頂に近い方はかなり急で岩場でもないのにトラロープが張ってあるほどだ。着いた山頂は木立の中で山名板が木に懸けてなければ山頂に気付かないし、鬼頬山と漢字岳だけで、ふりがなが無いから「おにかわやま」とは読めないだろう。鬼頬山から黒富士分岐間は起伏を繰り返しながら行くので標高差50mなのに意外に掛る。峠のように見える所が何回かあって騙され、黒富士の岩壁が見えて近いと思うせいか分岐までを長く感じた。　分岐から少し下って15分くらいで黒富士山頂。山頂には男性二人が居てラーメンを作っていた。竜王の人達で越道峠付近に上がって鬼頬山を経由して来て、八丁峠から清川側へ下ると話していた。山頂からの展望は良く、金峰山、瑞牆山、茅ヶ岳に太刀岡山などと今度は富士山も雲の上に姿を見せた。残念ながら南アルプスは雲の中で、鳳凰三山が見えたのは下山した後のバスからであった。　黒富士の直ぐ傍に升形山があり、縦走路から10分の登りで着く。ここも山頂は岩が飛び出していて金峰方面と黒富士の向こうに富士山が見えていた。富士山の前に黒く見える富士形の山が黒富士命名の由来らしい。狭い山頂に4人程の人が休憩していて、居場所が無くて、写真を撮って早々に下った。升形山への道にフシグロセンノウが咲いていた。升形山分岐からほぼ平坦に行くと八丁峠だ。ここは平見城(清川方面)、観音峠、曲岳への三差路だ。観音峠の方向に行くと曲岳を通らすに峠に行くので、ここは曲岳へと直進の道を行く。標高差100mくらいだが急になっている東側を避けて南側に道があるが、山頂近くはかなり急で木にすがって登る所もあった。山頂は展望が良くないが、座って休むに良い石があった。展望は頂上手前で通る岩棚から得られ、南側の眺めが良かった。　山頂からの下りの半分は露岩で鎖場もあったりするが難しくはない。最後は普通の道になって舗装された車道に出た。舗装道路を5分行くと三差路になった観音峠だ。直進して階段を上がると茅ヶ岳を指す道標がある。金ヶ岳まで1,380mから1700mまで320mの登りである。電波塔まで少し登って少しく下るともう登り一方になる。岩が出て来ると尾根は痩せて来て、岩を登ったり、木の根を掴んで登ったりして行く。両脇が崖っぽいので慎重に行く所もある。一度登り切ったかなと思う所があるが1,610m地点だ。まだ100mだけだが急なので高く感じる。もう一度気合を入れ直して登って行くと金ヶ岳の南峰東に出る。この登りの途中の砂礫地にビランジが咲いていたが、株数は少なかった。いずれ消えて無くなるかも。　明野に下ろうと金ヶ岳へ一度向かったが、深田公園からのバスに間に合いそうなので途中で引き返して茅ヶ岳経由で深田公園へ下ることにした。13時を過ぎたばかりなので茅ヶ岳からやって来るパーティーと擦れ違いながら石門を経て茅ヶ岳に着いた。山頂に14時前に着いたが夫婦一組がいるだけで静かだった。金ヶ岳南峰から茅ヶ岳の道になったら急に真夏の暑さを感じるようになって、茅ヶ岳山頂では灌木の陰で休憩したが涼しくならなかった。北側に金峰、瑞牆山などが見えたが主役の鳳凰三山は雲の中だった。　バスの時刻までは余裕があるが、早めに下っておくことにして、女岩を経由して深田公園のバス停に下った。女岩の所は落石の危険があるとのことで50mも手前に立ち入り禁止のロープが張られていた。女岩までは急に下って一気に着いたが、そこから深田公園までのなだらかな下りが長く感じられた。市営バスは韮崎には16:35分着予定で、ビューやまなし号が16:38発と乗り継ぎ時間が短いので、運転手さんにお願いしておいたら定刻より2分早い16:33に着けてくれたので、余裕で間に合って快適な電車での帰路でした。車内は18切符の人と思われる人達が沢山いました。高尾5:14-竜王6:40/6:55-太刀岡山登山口7:15-太刀岡山8:00-越道峠8:25-鬼頬(おにかわ)山9:10-黒富士分岐9:45-黒富士9:55-升形山10:25-八丁峠10:35-曲岳11:05-観音峠11:40-金ヶ岳南峰13:10-茅ヶ岳13:45/13:55-深田終焉点14:05-深田公園15:10/16:10-韮崎16:35/16:38-高尾費用：竜王-太刀岡山登山口4,400　西八王子-韮崎1,620　深田公園-韮崎500
19Aug
- 戦場ヶ原-湯ノ湖　2013年8月
  日光　竜頭の滝-戦場ヶ原-湯ノ湖　2013年8月19日　2人　　　　　　　　　　　青春18切符が残っているので、東武鉄道でなく、JRで宇都宮回りで行って、竜頭ノ滝から湯ノ湖までのコースを歩いた。花の多いのは6月末、紅葉は10月で、8月は見どころが少ないが猛暑続きの今年は涼しいだけでも御馳走ですから。　東武日光駅前のバス停には大勢の列が出来ていたが、呼び込みに誘われてジャンボタクシーに乗ったので竜頭の滝に予定より早く着いた。茶屋裏の滝から滝上までは滑滝を見ながら階段の多い道を行く。滝上から赤沼分岐までは小滝があったりして川岸に寄ったりして行く。川と反対(右)側は楢の木と林床に笹の緑が広がった高原の雰囲気である。「こんな所で終日ゆっくりするのも良いだろうなあ」と思いながら行く。小田代ヶ原に行く橋を見送って赤沼側へ行き、直ぐの分岐を湯滝方面に行くと間も無く戦場ヶ原だ。　二列ある木道を行くとホザキシモツケが見られるようになったが、対岸(右岸)に見頃の群落が多いのに、こちら側は終わった花が目立ちなかなか写真にいい花が無かった。今回は枯れ花が多かったので8月初旬が見頃のようだ。戦場ヶ原の向こうには男体山、太郎山などが良く見えていた。　戦場ヶ原の次は湯滝が見所だ。その滝は何時ものように豪快に流れ下っていた。一気に落ちるのでなく洗濯板を滑り落ちる感じである。落差は50m,60m,70mとネット上では色々出て来る。湯滝の左岸を上がり、滝を上から見た後、湯ノ湖の右岸を行き、休暇村の温泉に寄った。温泉が沢山あるが、ここが広そうでした。帰路は大宮から運良く「むさしの号」に乗れて楽に帰着できた。西国分寺6:14-武蔵浦和6:41/6:47-大宮6:59/7:10-宇都宮8:19/8:23-日光9:08/8:30-竜頭の滝10:10-赤沼分岐11:00-小田代橋11:55(昼食)12:10-湯滝12:35-湯元温泉(休暇村)13:30/14:25-バス停14:35/14:45-日光16:05/16:43-宇都宮17:26/17:31-大宮18:42/18:47(むさしの号)-立川19:35費用：18切符日光-竜頭の滝1,350 湯元-日光1,650　温泉850
02Aug
- 薬師岳-黒部五郎-双六池　　2013年8月
  　　薬師岳-黒部五郎岳-三俣蓮華岳-双六池　8月2日夜-5日　2013年8月2日夜-5日　7人百名山を目指すメンバーが居り、黒部五郎に行きたい希望が以前からあって今年こそはと企画した。当初は4日間で予定したが、4日間では行かれないメンバーが出たので3日間にした。8月3日、4日は雲が多いながらも山々が見られる状態だったが5日は本降りの雨になった。長い行程だったが予定のコースを歩き通せ、メンバーがまだまだ体力有りと感じた。コバイケイソウの花が沢山咲く年に当たったのはラッキーでした。8月2日夜-3日　夜行で富山-太郎平-薬師岳往復　曇り時々晴れ八重洲南口の幾つもある乗り場から10分おきにバスが次々に出て行き、乗るバスも定刻に富山へ向けて発車。みんな眠りに着く。夜が明けて富山近くを走るが何時も見える剣岳などの山々は雲の中だった。富山駅に定刻より早めに到着したが手配してあったタクシーが北口で待っていたので南口へ来てもらうのに暫く待った。タクシーは有峰口駅手前で立山方面と別れて山間部に入って行く。右下に和田川を見る道はカーブも多い。トンネルが幾つか出来て走り易くはなっているが難路だ。やがて有峰ダムを通過して高度を上げて行く。折立に近付いた道路の片側にはマイカーの長い列が出来ていた。登山口で大勢の他のパーティーに交じって準備して出発。ぬかるんだ所がある樹林の中の登りだ。幾つものパーティーと抜いたり抜かれたりである。1,934m三角点に来て周りが開ける。込んでいるので岩畳のように整備されている道まで行って休憩した。この先は殆ど石を敷き詰めた階段の広い道だ。左右は草原で日差しを遮るものが無い所、幸か不幸か雲が多くて暑さに悩まされることは無かった。五光岩のベンチ辺りに来てガスが切れて薬師岳が見えるようになった。薬師岳の大きな山容は何時も白い砂礫が印象的だ。道の左右の草原にはキンコウカやニッコウキスゲ、リンドウ、チングルマなどが散在していて目を楽しませてくれる。やがて太郎平小屋が見え、木道を行くようになると小屋は近い。小屋の手前ではコバイケイソウが結構咲いていた。太郎平からは目指す黒部五郎岳、三俣蓮華-爺ヶ岳-ワリモ岳-水晶岳などが見えていて、早速みんなの集合写真を撮った。残念ながら北ノ俣岳は雲の中だった。小屋に泊まる二人と別れて薬師峠に向かう。道半分くらい行った所で槍ヶ岳が見えた。小屋泊まりの二人がテント場に夕食に来る時にも見えたとのこと。槍が見えると見えないとでは雲泥の差ですよね。薬師峠のテント場が空いていないのではと心配したが、少し斜めだがいい場所を確保できた。テントを設営して薬師岳に向かう。直ぐに沢の中の道になり、流れの中を登って行き右折して行くと何時もの残雪があった。この辺りは雪が消えるとチングルマが多い所だ。雪の上から出ると間も無く薬師平だ。コバイケイソウ、ハクサンイチゲのお花畑が広がり、その向こうに槍ヶ岳が三角錐の尖がりを見せていた。薬師平から這い松を抜けると薬師岳山荘手前の薬師ノ肩への登りになる。道沿いにはチングルマが多いし、右手にあった窪地付近にはシナノキンバイが咲いていた。肩からはなだらかに10分くらいで山荘だ。目の前には壊れた避難小屋のある薬師岳東南稜の頭への急な道が見える。岩屑だらけの道をザクザクと30分頑張れば避難小屋(壊れている)で、後は稜線散歩の感じだ。お社の建つ山頂からは黒部五郎や赤牛などは見えたが立山側は見えなかった。赤色の赤牛岳の尾根と対照的な野口五郎の真っ白な姿が印象的だった。テント場に16:30で待ち合わせる予定だったので私だけ先に下ったが小屋辺りで十分間に合うと判断、山や花の写真を撮りながら下った。みんなも30分後には帰着した。テントの傍にあった丸木を椅子にして夕食を楽しんだ。8月4日　薬師峠-北ノ俣岳-黒部五郎-三俣蓮華　曇り太郎平を4時の予定だったが少し早めに小屋に着く、小屋泊まりの二人も玄関近くにいたので間も無く出発。辺りはすっかりガスの中だ。今日の方が天気が良くなる予報だったので「アレッ」と誰しも思う天気だ。北ノ俣岳までは400mの標高差だが、水平に行く行程が長いのでたっぷり2時間掛った。この行程中は左に雪田や、お花畑の広がる草原もあった。着いた山頂はガスと強風で、少し低い所で休憩した。北ノ俣岳からはなだらかで広い稜線歩きだ。途中に赤木山の岩っぽい所もあるが歩き易い道が続く。晴れていたら薬師岳や鷲羽岳なども見える展望の行程だったのにね。黒部五郎へはかなり急な登り、肩に上がるまでが長い。肩からは20分足らずだ。時にはガスが切れる時もあったが山頂に着いた時には濃いガスの中だった。風も強くて「早く下りたい」ということで肩に戻った。肩から暫く北へ行って、今度はカールに下って行く。割と広い道だが、石が多くて歩き難い。カールで休憩している間に黒部五郎の山頂付近が見えたりするようになった。カールの残雪と岸壁の景観は素晴らしいし、カール北側の草原のコバイケイソウのお花畑も綺麗だった。カールから小屋までの道は大きな岩があったりして歩き難い。そんな道を2時間近く歩いて小屋のある草原に着いた。ここはお花畑と赤い三角屋根の小屋の景色が素晴らしく一度は泊まりたい所だ。名残惜しいが小屋を後にして三俣蓮華に向かう。途中でく熊を見たという人に遇って、遇わずに済んだ。ここは標高2,661m点まで300mの登りとかなりの急登である。この急登を抜けると広い気持ちの良い砂地に出る。少し高見に上がると黒部五郎が良く見えた。珍しくコーヒータイムを採ってから先へ向かった。三俣蓮華の巻道は通らずに山頂への道を行く。幸いに山頂ではガスが切れていて鷲羽岳が姿を見せていた。後は小屋までの下りだが、石がゴロゴロした道で1時間くらい要した。テント場は空きが少なくて昨日より斜めで狭い場所になった。夕食を小屋泊まり組みと一緒に摂るべく小屋前のテーブルに準備に掛ったが本降りの雨になってしまって、ずぶ濡れになってテントに戻った。雨の時のテントは辛いなあ。8月5日　三俣蓮華山荘-双六池-鏡平-新穂高-帰京　雨後曇り昨夕から本降りの雨、トイレのある小屋まで5分くらい掛るのが辛い。予定の4時過ぎに出発。昨日下った所を三俣蓮華へ向かう。登りの方が歩き易くて順調に三俣峠に着く。三俣蓮華、双六岳は巻くことにしたので後は下り気味のなだらかな道を行って、最後に稜線からの道との分岐へ登りがあるだけだ。このトラバース道には雪渓があるとの情報だったが溶けてしまっていた。雨ではあるが双六小屋まで今日もお花畑を見ながらの2時間の行程だった。双六池を右にクロユリを左に見て弓折乗越へ1時間15分。そこから55分で鏡平に下り着く。ここは槍穂の好天なら絶好の展望と休憩場所だが、雨ではと早々に下る。秩父沢の手前にある沢は案外増水していなかった。また林道手前の沢は巾が狭くなり、渡る所は石を金網で包んだブロックに板の橋が架かっていて水に浸る心配が無くなるなど大きく変わっていた。林道に出る頃に雨は上がり、わさび平で一息入れて新穂高温泉着。入浴後タクシ－で松本に出て18切符で帰京した。8/2　東京駅八重洲口22:40-　8/2富山5:50=折立7:108/3　折立7:30-三角点9:20-五光ベンチ11:00-太郎平12:05-薬師峠12:35/13:05-薬師小屋14:20-　　　薬師岳15:10/15:30-17:008/4薬師峠3:25-太郎平3:55-北ノ俣岳6:00-黒部五郎岳10:05-カール10:55/11:20-　　　黒部五郎小屋13:00/13:15-三俣蓮華岳15:55-テント場17:008/5　山荘4:00-双六小屋7:05/7:15-鏡平9:30-わさび平12:40/12:55-温泉14:00/15:30-　　　松本17:05/17:21-八王子21:38費用：東京駅-富山7,340　富山-折立2,1800(ｼﾞｬﾝﾎﾞﾀｸｼｰ)　新穂高-松本26,000松本-八王子2,300(18切符)　　　テント場各500　温泉(中崎山荘)500　
25May
- 雲取山から長沢背稜縦走　2013年5月
  　　雲取山から長沢背稜(芋ノ木ドッケ～一杯水)縦走　2013年5月25-26　5人写真芋ノ木ドッケ東の倒木帯シャクナゲシロヤシオ酉谷小屋の水場縦走路雲取山荘と芋ノ木ドッケ　　　　　　埼玉県と東京都の都県境に当たる長沢背稜を会では酉谷山避難小屋泊まりなどで三峰へ縦走したりしているが、経験していない人も増えたので企画した。時期的には花が多いのと昼間の時間が長いので5月末が適している。雲取に泊まって東日原まで歩く二日目の長時間行動が課題だが、4月末に小持山-武甲山を歩いた後、各自が意識的に足慣らしを行っているので大丈夫と見て久し振りのテント泊まりとした。　　　5/25　鴨沢-雲取山荘テント場奥多摩行きの電車も奥多摩駅からの鴨沢西行きのバスも登山者が大勢で、バスは3台も出た。前のバスも大勢だったとのこと。こうして始まった山行、雲取山はテント場まで込んでいた。ストレッチをして鴨沢を出発、今日は雲取山荘まで行けば良いのでゆっくりペースで行く。駐車場を過ぎて舗装道路と別れると堂所までは全体に尾根の右山腹を行くなだらかな道だ。壊れた民家、急斜面の畑と山村の厳しさを見る。2時間ほどで着く水場は道の所ではポタポタだったが元ではかなり出ていた。堂所からは先は殆ど山腹の左を行くが、ここまでの杉、檜の植林が無くなって新緑が綺麗な行程だ。七ツ石小屋分岐などで休みを入れながらブナ坂に着く。雲取山に行く時に「もう近い」といつも気持ちが楽になる所だ。登山道に入ってから前後して歩いていた外国人留学生の賑やかな集団から英語、中国語、日本語が飛び交う。色んな人達が雲取に行くのだ。広い防火帯の道、左手に伸び始めたダケブキが目立ち、落葉松が黄緑の葉を輝かせていた。そう言えば富士山が見えない。春霞のような天気で遠望が利かないのである。奥多摩小屋のテント場にはもうテントが張られていたが30張りはあったろうか。小雲取山の急坂を登って、もう二つほどの坂を登れば山頂の避難小屋が見える。そして小屋直下の坂を登り、北へ暫く行けば山頂だ。「ヤッター」である。奥秩父側は雲があって、和名倉山が見え隠れする程度の展望であった。やはり富士山が見えないと物足りない。賑やかな山頂を後に山荘へ下る。約30分の行程だが案外急である。ここで気付くのは木立がシラビソになることだ。小楢などの広葉樹の南側から一転して奥秩父を感じさせるのだ。大勢の人が思い思いにくつろいでいる山荘前を通過してテント場へ行くが、なかなか空いている場所が見当らない。結局、旧ヒュッテの手前近くに張ることになった。でも、小屋の近くより広くて平で良かった。お陰で夕食は小広い所で車座になって楽しめた。傍にテントを張っていた方には「五月蠅くして、すみません」と挨拶してである。　　　　5/26　芋ノ木ドッケ-酉谷山-一杯水-東日原今日は長い行程、予定より早い3:55に出発する。大ダワにはビバークしたという単独の男性がいた。長沢背稜から来たと言っていたが、後20分で雲取山荘だったのにね。いよいよ芋ノ木ドッケへの登りである。標高差200m近い登り、特に後半は急坂だ。着いた山頂は木立の中で標識も無いので感動が湧かない。少し行くと三峰への分岐があって、標識もあって明るかった。芋ノ木ドッケからはなだらかな尾根の下りだ。ここではシラビソの倒木が目立ち、立っている木の方が少ない。恐らく鹿の食害のためだろう。奥秩父の雁坂山辺りが似た状況だったのを思い出す。30分くらい行くと長い下りになる。下り切ると道は一転して岩っぽくなって来てイワウチワ、シャクナゲが見られるようになった。シャクナゲの群落の中心位置に柱谷ノ頭がある。山頂は岩尾根の狭い場所で、道標にはボールペンで書かれた山名があった。柱谷ノ頭の前後は岩っぽいので注意して行く。この岩場を過ぎてもシャクナゲがあって綺麗な物が結構あった。アセビも咲いていたのだが、話題にもならなかった。シャクナゲが終わるとミツバツツジを楽しみながらになる。もう長い登りは無いと思うが長沢山へは100m近く登る。一息入れて二重山稜になった広い尾根などを行くとアララギ山を巻いて天祖山からの道との分岐に出る。この先は酉谷山を目指して行くことになる。右に天祖山の石灰岩採掘の白い山肌を見たりしながらだが似た感じの縦走路が続く。途中ウトウノ頭には10月に行方不明になったという男性のポスターがあったが、山腹に付けられた細い道は何処でも転落の危険個所だから注意が必要だ。計画では酉谷山はパスにしていたが、そう簡単には来られない山なので登ることになる。でも、みんな元気に山頂に立てた。残念ながら今日も富士山は見えず仕舞いでした。小屋にも寄ったが、水はチョロチョロ程度で置いてあったタッパーに溜まった分を貰った。何回も来ているけど、こんなに少ないのは初めてだった。今年は雨が少ないからでしょうか？避難小屋からは山を巻いて行けば急ではないが、七跳山の東側へ長い登りがあるなど登りもある。巻き道ではハナド岩が一番の展望地点だが、時間が押して来たので短時間しか休まなかった。三ツドッケに近付いた辺りでシロヤシオを見かける。本数は少なかったが綺麗に咲いているものが何本かあった。ハナド岩から一杯水間が30分とみていたが45も要し、疲れているみんなには長かったことでしょう。一杯水でのんびりお茶を楽しんだら東日原に下山がバスの時間に間に合うようにと結構速足で行くことになってしまった。タクシーにした方が安全のためには良かったと思ったのは下山してからだった。ヨコスズ尾根は下り易いけど、滝入ノ峰の東側を巻く道が断崖の上を行く感じなので慎重に行く分だけ時間が掛りますね。ここを除けば上はブナ林の緑、下は小楢の緑が楽しい道。最後は杉の植林帯をグングン下る。バス停に着いたのは発車時刻の５分前、「着いたぞ！！」でした。「みなさん、お疲れさま！」　休憩を短くしたので慌ただしい山行になった。シャクナゲが印象に残ったけど、霞がちの天候ながら両神山、二子山、奥多摩の山並も見えてまあまあだった。5/25　立川7:05-奥多摩8:29-奥多摩駅8:35-鴨沢9:15/9:25-ブナ坂13:35-雲取山15:20/15:45-　　　雲取山荘16:005/26　雲取山荘4:30-長沢背稜分岐4:40-芋ノ木ドッケ5:15-柱谷ノ頭6:10-長沢山7:05-天祖分岐7:40-　　　滝谷の峰8:20-酉谷山分岐9:15-酉谷山9:50-酉谷小屋10:15/10:20-ハナド岩12:00-　　　三ツドッケ分岐12:25-一杯水小屋12:45/13:00-東日原14:45/14:50-奥多摩15:15費用　立川-奥多摩620　奥多摩-鴨沢610　東日原-奥多摩450
17May
- 西沢渓谷散策 & 鶏冠山往復　2013年5月
  　　　　　奥秩父　西沢渓谷散策 & 鶏冠山往復　2013年5月17日-18日　単独写真　七つ釜五段の滝　東沢渡渉点　西沢小屋　鎖場１　鎖場2　甲武信ヶ岳　富士山遠望　　　標柱のある展望台から国師ヶ岳　鶏冠山　岩峰群　5月中旬は西沢渓谷辺りはシャクナゲが咲く時期で、シャクナゲと岩山の写真を撮ってみたいと鶏冠山に出かけた。鶏冠山はバス利用だと日帰りは無理な感じの記録が多いので前日出発とした。西沢渓谷へは平日は塩山からの山梨交通は運行されておらず、山梨市営バスが山梨市駅から運行されている。　　　　5/17　西沢渓谷散策天気予報では日曜日は雨予報なので金曜日から出掛けた。初日は登山口泊まりなので最終バス「とは行っても山梨市駅13:50発」で西沢渓谷入口まで入ったが、登山者は僕だけが客だった。　下車して直ぐに西沢山荘へ向かう。流石は観光地の西沢渓谷、渓谷観光を終えた人達が大勢戻って来るのと擦れ違う。大きなザックで逆に行く僕だけが異端者だった。テントを張る予定の西沢山荘前は以前と同じだが、小屋の扉が開く状態だったのと、中が綺麗に掃除され、細長い座卓があって休憩で利用することがあるような感じになっていた。長く使用されていなかった小屋を再開する動きがあるのかなあ？水場は小屋から直ぐの田部重冶の文学碑の横にあったのが今回は出ていなかった。かなり前からからのようである。もっともヌク沢などが近いから水に困ることはない。(西沢渓谷の水は有毒)　サブザックに必要な物だけを入れて、荷物は小屋の中に置いて西沢渓谷の散策に出かけた。二俣に架かる大吊橋を渡って久し振りの西沢渓谷、滝の眺めは格別だ。渓谷沿いの道はクサリや柵が増えた感じだ。シャクナゲは不動滝からトロッコ道に上がる所に群落があるが、まだ蕾が殆どだった。夕方の時間だったが年長くらいの男児を連れた夫婦に不動滝手前で出逢ったが、16時過ぎには帰着する計画で歩いて欲しいものですね。　二俣に戻って、まだ明るい時間だったので明日渡渉する鶏冠谷出合まで様子見に行く。飛び石伝いは無理で、靴を脱いで渡るようなので渡渉地点に石を投げ込んで出来るだけ浅くなるようにした。小屋の中に寝るのは気が引けたのでテントを張って休んだが、シュラフカバーだけだったので寒かった。夜中には鹿の声がしきりにしていた。　　　5/18　鶏冠山往復　テントを撤収してザックを小屋に置かせてもらって4時半と早めに出発する。二俣から暫くの所にトラロープのある崖っぽい所を下って東沢の右岸の道を行くと渡渉は鶏冠谷出合の一ケ所で済む。出合の渡渉は膝下だったが氷水のように感じる冷たさだった。渡渉してそのまま鶏冠谷に入って20mくらい先で左の尾根への山腹をジグザグに登って行く。尾根に出ると顕著な尾根の真っ直ぐな感じの道は急である。広葉樹の若緑が綺麗で、所々にミツバツツジもあっていい雰囲気の歩き易い行程だ。尾根の途中からは黒金山方面が良く見えるが鶏冠山の岩峰は殆ど見えない。　標高1600m近くから変化の多い道に一転する。木の根を掴んで上がったりして行き、岩の上に「広瀬-鶏冠山」の標識がある所を過ぎると山腹のトラバース道が続くようになる。このトラバースは沢の源頭に当たるようだが現在はそれを感じ難い。大抵は下側に木立があるので危なくは感じない。トラバースの後半になって小さな岩場が出て来て、そこを過ぎると崩れたような急な所が何か所かある。このいやな所を登り切ればチンネのコルに出る。コルは左に岩峰の岸壁があり右は普通の尾根がある鞍部だ。　コルからはシラビソの林の極普通の登山道を暫く行く。やがてクサリ場に出る。第一岩峰への登りである。5mくらいで、ホールドもスタンスも結構あるので楽に登れる。上に出ると第三岩峰までが望め、ぐるりと見渡すと富士山、国師ヶ岳などが良く見える。暫く岩稜を行って下って間も無く第二岩峰の登り、２本のクサリが垂れている。岩の左側が手掛かりは多いので登り易いが、左下は断崖で高度感がある。第三岩峰はクサリが無く右に巻くように→がある。見える範囲では登れそうにないが左から登れば登れるのかも。ここは→の通り右に下って登り返す巻き道を行くと10分余りで尾根に戻る。第三岩峰の山頂には寄らないで鶏冠山山頂2,115mを目指す。道はあるが全体にシャクナゲを漕いだり、潜ったりの道だった。山頂には頭の丸い低い露岩があって、上に立って周囲を眺めた。ここからは甲武信岳が良く見えていた。鶏冠山山頂から引き返して先ほどはパスした第三岩峰の展望台に寄る。小広いテラスになっていて西側の眺めが良いが東側は高くなっているのと木立で見えない。山梨百名山の標柱があり、国師岳がどっしりと大きく見える。第三岩峰を後にして下って行くが、途中でお茶したり写真を撮ったりしたのでクサリ場と岩峰の稜線通過は登りも下りも同じくらい時間を要した。　下りでは二人パーティー3組と単独の男性と擦れ違ったが、「道が分からない」と訊いて来たパーティーもあった。大丈夫かなあ？と思ってしまった。岩場、トラバースが終われば登りとは違った綺麗さを見せる新緑、シャクナゲ、ミツバツツジを楽しみながら下り西沢山荘に帰着した。バス停からは山梨市営のバスを笛吹の湯で下車、地元の方と話しながら入浴、次の山梨交通のバスで塩山に出た。地味な感じの温泉かな。ネット上では秋に登っている例が多く見られます。東沢が飛び石伝いに渡れる水量になるし、水も温かいからだろうか？　紅葉も良いようだから花が目的でなければ秋が適期かも知れないですね。そう言えばトラバースの岩場にチチブコイワザクラが咲いていました。　タイム5/17　山梨市駅13:50-西沢渓谷14:48-西沢山荘15:10-二俣15:20-不動滝上16:10/16:20-二俣17:055/18　二俣4:40-鶏冠谷出合4:50/5:00-岩峰鞍部6:30-第一岩峰鎖6:50-第二岩峰鎖7:00-　　　第3岩峰基部7:15-巻き終了点7:25-鶏冠山山頂2,115m点7:45/7:55-第三岩峰(山梨百名山標柱)　　　8:15/8:20-岩峰鞍部9:20-鶏冠谷出合10:15/10:30-西沢山荘10:40/10:55-バス停11:10/11:22-　　　笛吹の湯11:39/13:29-塩山14:10/14:13-高尾16:35費用：高尾-山梨市1,280　山梨市-西沢渓谷入口900　西沢渓谷入口-笛吹の湯200　　　笛吹の湯-塩山540　笛吹の湯500　塩山-高尾1,100
04May
- 谷川連峰　仏岩Pから阿能川岳・小出俣山 2013年5月
  谷川連峰　仏岩Pから阿能川岳・小出俣山 2013年　　5月4日-5日　二人写真：上牧付近から谷川岳　クロベの木　三岩山から阿能川岳　テントと遠景は上州武尊　　　　朝の小出俣山　仙ノ倉岳　万太郎山　爼嵓　ダケカンバと小出俣山ゴールデンウイークの雪山は巻機山で進めていたが、メンバーが二人だけになったので阿能川岳に変更した。阿能川岳の山塊は谷川岳を東に、オジカの頭から爼嵓の尾根と万太郎、仙ノ倉を北に、平標から三国山を西に周囲を囲まれた小さな山塊。阿能川岳が群馬100名山になっているが残雪期以外は竹と石楠花の藪が酷くて登る人は稀である。しかし5月初旬でも何例かのブログがあったので、阿能川岳山頂泊まりで計画した。水上から登山口の仏岩パークまでタクシーで15分、そこには数台の車が駐車していたが殆どが吾妻耶山に登る人のもので、日帰りで阿能川岳に行ったのは途中で下って来るのに擦れ違った二パーティーだけだった。その人達の話しでは小出俣へ3人組みが行ったとのことだった。5/14日　仏岩パークから阿能川岳山頂まで登山口から20分で赤谷越(あかやこえ)だ。ここで南の吾妻耶山とは反対の北側へ道を採る。20号鉄塔の先の21号鉄塔の道が分岐する所までは巡視路で良い道だが、この分岐からは突然竹の原で踏み跡もはっきりしない状態だ。これは覚悟の上の山行なのだが、なるほどと納得してしまった。鉄塔の所からは展望が良くて上州武尊や尾瀬の至仏岳などが良く見える。20号鉄塔が1,135mくらいで次のピークが1,230m、ここまでは背丈より低い竹藪だが登りの竹藪は手強い。1,230mピークから少し下って行く辺りは竹が無い所もあって歩き易い。1.314m地点(鍋くうし山)までは小さなアップダウンで距離750mを歩いた割には80mしか上がっていない。ここから1,380mに向かって登りになって1,380m直下は急だ。この登り辺りからシャクナゲも五月蠅くなって来る。距離250mくらい先に1,399m(天子山：あまこやま)が登山地図にあって東に尾根が出ているが山頂は判然としなかった。多分山頂の西を通過したから尾根が見えなかったのだろう(積雪期には山頂下の尾根にテントを張った記録があるから山頂付近を通過すれば分かったと思う)。この先はピークが何か所もあるが、何れも岩に絡んだクロベの大木が何本か生えていた。クロベは桧の仲間で黒桧と書くが木肌は桧より赤い。このようなピークの前後は岩場だったり、崖っぽい所だったりする。大きい岩は左か右を巻いて通過出来る。1,450m前後の所は痩せ尾根になって、東側は急斜面の所に岩などをトラバースしたりする部分があって通過に気を遣ったが、木立が無い所では水上の街や関越の谷川岳パーキングエリアが良く見えた。1,500mから1,568mの三岩山へは最後のクロベのあるピークを越えると雪道になって藪漕ぎから解放される。三岩山山頂に出ると展望が一気に開けて、上州武尊、至仏岳、平ヶ岳、谷川岳から小出俣山、草津白根、浅間山、赤城、榛名とグル―ット見え、阿能川岳はもう指呼の間だ。阿能川岳へは少し下って楽な登りで1,611mの平坦な山頂に着く。時間は早いが行動を打ち切って風を避けて山頂の少し下にテントを張った。夜は水上や高崎市街の夜景が綺麗だった。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　5/5　小出俣山往復、仏岩Pへ下山　昨夜は木立に風が鳴っていたが、明け方には収まった。少し雲があるが谷川岳辺りを除いて山は見えている。4時45分、もうかなり明るくなった中を小出俣山に向かう。阿能川岳から100mくらい鞍部へ下って、尾根を辿って行く。朝日に赤い小出俣山を見ながらアップダウンを繰り返して行く。所々で灌木が邪魔をするが昨日ほどではない。小広い雪の尾根歩きを楽しみながらだが、小出俣山の北東の肩に上がる所は急な斜面で、アイゼンとピッケルを利かして上がる。肩からはなだらかな頂稜を行くこと5分で山頂だった。山頂からは仙ノ倉、万太郎、爼嵓が阿能川岳からよりも大きく見える。山頂に当たる一番高い場所は雪が消えた低い笹の生えている狭い所だった。帰路は日差しでやや軟らかくなった雪道を阿能川岳に戻る。登りで急登だった斜面は一歩一歩慎重に下った。一休みしてテントを撤収して昨日の道を下った。藪漕ぎも下りは身体を預けられるので登りよりは楽だった。仏岩Pからタクシーで水上町営の「ふれあいセンター」に直行して温泉に入ってから帰京した。温泉に入ったら脚の疲れが取れて足取りが軽くなっていました。効能に筋肉痛とあった。阿能川岳は初冬に登ってみたい山の一つで、今回は藪漕ぎには閉口したが残雪の谷川連峰の山の眺めは最高だった。シャクナゲの藪はブログなどで書いているより楽だった。かって平ヶ岳から縦走して至仏岳の北尾根を登ったがシャクナゲの木に登ったりだったことを思えば何でもない。雪があると花は少ないがタムシバが綺麗だった。5/4　拝島5:01-水上8:21/8:25-仏岩P8:40/8:55-赤谷越9:20-送電線鉄塔10:05-ヨシ沢山9:50-天子(あまこ)山12:05-三岩山13:45-阿能川岳14:255/5　阿能川岳4:45-小出俣(おいずまた)山6:10/6:20-阿能川岳8:00/8:45-三岩山9:05-天子山10:20-赤谷越12:15-仏岩P12:30/12:45-温泉13:00/13:40-水上駅14:02/14:06-高崎15:11/15:14-大宮16:26-西国分寺17:10費用：八王子-水上2,940　水上-仏岩P2,780　仏岩P-水上3,120　温泉550
29Apr
- 生川－小持山-大持山-蕨山　2013年4月
  生川－小持山-大持山-蕨山　4月29日　3人写真　小持山から武甲山　アカヤシソツツジ　滝入ノ頭から大持山　金毘羅神社跡昨年来た時にはアカヤシオツツジが咲き終わっていたので再度訪れた。4月27日の会の山行では生川から右回りに大持山-武甲山と歩いたので今回は武甲山を割愛してシラジクボから小持山経由で蕨山へ歩いた。タクシーで生川駐車場から更に上の釣り堀のある所まで入ったので20分くらいは楽をしたことになった。シラジクボまでの道は広いし、木の根などの段差が無いから武甲山への参道よりも歩き易い。27日と同じようにヒトリシズカが杉林の下に沢山咲いていました。シラジクボから小持山へは急な登りだがタクシーで上まで来た分楽に登れた。小持山から大持山間のアカヤシオは二日前より僅かに開いた花が増えていた。今年は4月になって寒い日があって、蕾のままで茶色く変色しているものがかなりあった。小持山から大持山に行く間などからは雪のある山が見えていた。大持山の肩からはミツバツツジのある坂を、前半は急に、後半はなだらかにウノタワまで200m弱下る。ウノタワは広い鞍部で。登山地図にない山中集落への道が分岐していた。ウノタワから30程登った広い無名のピークで「うどん」昼食。このピークから鳥首峠へまた150m以上下る。峠は小広いが休憩向きではない。鳥首峠からは大持山より高いピークは無いから楽勝と思っていたが、鳥首峠へ下った分、滝入ノ頭-ヤシンタイノ頭-有間山(橋小屋ノ頭)へと200mも登って行く。時々カタクリの花があるがもう終わりの感じだった。一方、カラマツの新緑が綺麗だった。滝入ノ頭手前から先は西側が広く伐採されていて、奥多摩側の三ツドッケなどの山が良く見える展望の良い尾根道になっていた。　有間山(橋小屋ノ頭)からは林道を横切って30分程登り返せば蕨山で、展望の利く最後のピークだ。体力を回復させてから、さわらびの湯へ800m強の下りに入る。藤棚山、大ヨケの頭と経由、途中で右下に名栗湖が見えたりするが、もう下りに集中する。金毘羅山(神社跡で、コンクリートの小さな祠があった)まで来れば残り30分、力を振り絞って温泉に着いた。温泉に入る時間が無かった。温泉もバスも最終が早過ぎだと思います。東村山7:20-横瀬7:14-生川釣り堀7:40-シラジクボ8:55-小持山9:55-大持山10:55-昼食11:55/12:40-鳥首峠13:05滝入ノ頭13:50-有間山14:30-蕨山15:10-藤棚山15:50-金毘羅神社跡17:10-さわらびの湯17:40
23Apr
- 奥多摩湖-御前山-大岳山-日の出山-瀬音の湯 2013年4月
  奥多摩湖-御前山-大岳山-日の出山-瀬音の湯　　2013年4月23日　単独写真：　大ブナ尾根から奥多摩湖　御前山北側の道　カタクリ　麻生山　毘羅尾根・瀬音の湯分岐20日にイワウチワを見に行ったが、コースから外れていた御岳の奥の院を通るコースとして御前山から奥の院経由で歩いた。奥多摩湖のダムを渡って左に入って間も無く大ブナ尾根の左斜面を尾根筋目指して登る。尾根筋に出ると右手に奥多摩湖が木立の間に見えるようになる。惣岳山に突き上げるこのコースは結構急で、特に惣岳山の直下がきつい。惣岳山が近付くと道の左右にカタクリの葉が散見されるようになる。時に花が咲いた後の株があるが、多くは葉が小さいものが多かった。惣岳山で軽食休憩して御前山に向かう。ここから山頂までが柵囲いされたカタクリの群生地である。辺りは21日に降った雪が5センチほど残っていた。花を付けている株は寒さのせいか、午前9時と早い時間だったせいか蕾んだままのものが多かった。ここも葉が小さいのが多かったから、ピンクの世界が広がる昔見た感じにはならないと思われた。惣岳山で休憩したので御前山山頂を早々に後にした。暫くは雪を踏んでの行程だったが、軟らかくて滑らない雪だった。御前山から大ダワへの道沿いにもカタクリがあって、こちらは日が当たるのでしっかり開いた花がかなり見られた。大ダワまでは登りの少ない行程で楽に着き、暫く登って鋸岳からの縦走路に出て大岳直下までもなだらかに行く。大岳直下の岩っぽい所を上がれば山頂に着く。平日とあって10人足らずの静かな山だった。山頂で筑波大学の教授という婦人が居て、奥の院のイワウチワを見に案内した。鍋割山手前のカタクリも咲き残っているものがあり、目的の奥の院のイワウチワもちょうど咲いていたが、何となく数が減った感じがした。御岳から鳩ノ巣に下るという彼女と分かれて日の出山へ行く。日の出山から先では一人の若者と出逢っただけだった。後は瀬音の湯まで行くだけ。麻生山を巻いたので大した登りは無いが長い行程だ。金毘羅尾根を3/4くらい歩いた標高570m地点に瀬音の湯への道を示す分岐があったが、「作業中、通行禁止」とある。林道工事だろうから通行はできるだろうと下って行ったら、横根峠から少し先で林道工事が盛んに行われていた。横根峠からは工事中の林道と舗装済みの星岳林道を辿って、十里木から養沢への道に出ると瀬音の湯は近い。カタクリ、イワウチワと花も良かったが御岳神社から見た日の出山、日の出山からの下りで見た麻生山(写真)の春色の山も綺麗だった。奥多摩湖7:20-惣岳山9:00-御前山9:20-大ダワ10:20-大岳山11:20/11:35-鍋割分岐12:15-鍋割山12:30-奥の院12:50-御岳神社13:30-日の出山14:15-金毘羅尾根瀬音の湯分岐16:05-瀬音の湯16:45奥多摩-奥多摩湖340 瀬音の湯-五日市310
20Apr
- イワウチワ探訪　馬頭刈山-鋸山　2013年4月
  イワウチワ探訪(十里木-つづら岩-鋸尾根)　2013年4月20日　単独写真　ウワミズザクラ　高明神社　つづわ岩山頂から馬頭刈山など　愛宕山の階段　イワウチワつづら岩のイワウチワを見て瀬音の湯に入るコースで会に提案したが最終的に一人だけになったのでコースを変更して、鋸尾根のイワウチワも見るコースにした。今年は3月の気温が異常に高くて桜などの開花が10日前後早くなったのでイワウチワも終わっている可能性もあった。気温にどう影響されるかも見たいとも思ってのコース選定だ。バスは千足も通る藤倉行き、十里木下車なのでこのバスに乗る必要は無いのだが、万一誰か参加したらと当初のバスにした。バスは案外込んでいたが、十里木では僕以外は下車しなかった。恐らく御前山にカタクリを見に行ったのでしょう。十里木から軍道の登山口へ車道歩きだ。左手の河原にウワミズザクラが数本あった。軍道バス停のある小宮小学校と乙津郵便局の所を左へ入って行き、八重桜が綺麗に咲いている高明神社の手前から小さな沢沿いの登山道に入る。ニリンソウが咲いている沢沿いの道が終わると杉林の道となって尾根道に至る。馬頭刈山から瀬音の湯へは直接下る道より、この経路の方が楽だと思う。この先の高明山、馬頭刈山からは良馬頭刈尾根で良く歩いている道だ。イワウチワは鶴脚山の先に二箇所あり、ちょうど見頃でした。つづら岩山頂は花が少なかった。まだこれからなのか？減ったのかは不明。　つづら岩を下った先で出逢った青年をつづら岩に再度登る案内をしたので大岳山頂は回避して鋸山の群生地に向かった。鋸山の手前で逢った若いグループにイワウチワを案内することになって減速する。三角点標石のある下の斜面が群生地だが数が激減している感じだった。三角点からは単独の青年と一緒に下る。長野出身という彼、山岳部だったが、最近山歩きに戻ったという。登山を続けて欲しいな。イワウチワは毎年のように見ているが、何回見ても愛らしい。咲く時期はこの春の異常な気温変化に影響されていないと感じた。つづら岩からの桜と芽吹きの山肌も綺麗でした武蔵五日市7:40-十里木7:55-軍道8:10-高明山神社跡9:10-馬頭刈山9:30-鶴脚山9:50-つづら岩下10:32/11:15-富士見台11:35-大岳下12:10-鋸山13:00/13:10-三角点(イワウチワ群生地)13:20/13:40-もえぎの湯14:45　　つづら岩に２度登ったのと大岳北-もえぎの湯間は同行者ありでペースダウンしている立川-武蔵五日市290　五日市-十里木270　奥多摩-立川620　もえぎの湯700
31Mar
- 房総　鋸山(林道口から)　　2013年1月
  　房総　林道口から鋸山　　1月19日　単独鋸山には何回も行っているが何時も日本寺に寄っていて三角点峰に行ったことが無かったので今回は林道口から鋸を歩いた。保田で降りた人は僅かで、裏登山道を行くのは自分だけ。水仙の花の開花がまだなので静かな保田駅前だった。今年も冬の寒さが厳しくて花が遅れているのもある。それでも道沿いには咲いている水仙、アロエの花を見かけた。林道口までは舗装道路と未舗装の林道である。駅からの道には要所の住宅などに道標があって良く見て行けば迷うことは無い。1時間掛かる林道の途中に鋸ダムがあり、何の施設も見られない大きな池だが駅からの中間地点で行程の確認になる。林道の傾斜がやや急になると高く岩が削られて切り通しになった所が数ヵ所あって、鋸山の石切り場を想起させる。最後の切り通しから5分ほどで林道が峠になった所が登山口で、ベンチと地図が描かれた看板があった。登山口からは尾根歩きになって、左側は灰色の木肌が目立つマテバシイ？の木立が多い。照葉樹林は房総がやはり温かい地域を感じさせる。所々に石を切り込んだ階段があったり、良く見る土留めの急な階段があったりの良く整備された概して歩き易い道だ。山頂は10畳くらいの広さで、括弧形のベンチが3台あった。山頂からは富士山と、その右に白根三山と甲斐駒があり、奥多摩、丹沢は14日の大雪で白く見えていた。伊豆半島、伊豆大島、富山、そして海岸線といい眺めだった。他に展望地点は途中に南側が見える所、北側が見える展望台の2ヶ所あり、スカイツリーも見えた。車力道を下ったが、最初の急な階段を下れば楽な道になる。観月台コースとの分岐手前にヒカリゴケのある穴(人が作った壕)があるが、良く管理されていなくてヒカリゴケは確認出来なかった。金谷駅からは無料の送迎車で海辺の湯に寄って、温泉に入りながら海と海越しの横須賀や富士山などの眺めを楽しんだ。隣接の魚料理の大食堂にも寄って、帰りもマイクロバスで駅に送ってもらった。ちなみに山頂から日本寺へは、尾根道が通行禁止になっているので石切り場まで下ってから行くことになる(入場料600円)。西八王子4:32-保田8:25-鋸山ダム8:55-裏登山口9:30-鋸山山頂10:25/10:40-石切場・車力道分岐10:50-観月台コースとの分岐11:10-浜金谷駅11:20費用：武蔵小金井-保田往復3,090(休日倶楽部)　海辺の湯800
- 石尾根(七ツ石-鷹ノ巣-六ツ石)　2013年1月
  石尾根(思わぬ降雪　七ツ石山-鷹ノ巣山-六ツ石山　1月13日-14日　2人写真は1月6日に一人で日帰りでも行ったので、混在使用。　　　　　鷹ノ巣山避難小屋を利用しての冬山体験の石尾根縦走を行った。雪は13日は殆どなかったが、14日は本降りになってどんどん積雪が増えて行き、下山したら奥多摩駅-御嶽間が運休して代行バスになった。1月13日　鴨沢-七ツ石-鷹ノ巣成人の日の連休で臨時バスが1台出る状態だったが、出発がまちまちなので大勢が雲取に行くようには感じなかった。鴨沢からの雲取への道はなだらかで楽な行程が続く。雲取山荘泊まりのパーティーの軽いザックの人達に追い越されて行く。七ツ石小屋分岐手前辺りに来ると富士山や南アルプスが姿を見せるが、どちらも霞気味だった。七ツ石分岐を過ぎて、木製の桟橋のある所から暫く行った辺りは残雪で白くなっていて、登山道は凍っていて、同行者には七ツ石山頂まで軽アイゼンを装着して貰った。七ツ石山頂は西斜面に雪があったが山頂広場と東側は殆ど無く、鷹ノ巣への縦走路にも時々凍結した所がある程度だった。避難小屋に入ると誰も居ない。連休だから満杯も想定してテントまで持参したのに。早速水汲みに行く。まあまあの時間で水筒が満たされた。戻ると若い男性が小屋の北側にテントを張っていた。何でも「テント泊まりしたいんだ」とのことで夕方になっても小屋は我々だけだった。明日は下り坂の予報だったので天気の良い内にと鷹ノ巣山の山頂を往復した。道には残雪が所々にあり、上部では凍っていたが何とかアイゼンを付けずに済んだ。天気の崩れが近かったが山頂からはまだ展望が利いて、富士山と奥多摩の山々は勿論、大菩薩連嶺や南アルプスも見えていたが霞み気味だった。初日は天気も良くて暖かかったのでアカゲラ、ゴジュウカラを見たりで楽しい行程だった。小屋の温度計は4度を指していた。1月14日　鷹ノ巣避難小屋-六ツ石-奥多摩昨夜は雨音はしていなかったので、「まだ降っていないな」と晴れを期待してドアを開けたら外は白くなっていて粉雪が舞っていた。まだ降り出してそう時間は経っていない感じだったが、出発する時には数センチの積雪になっていた。昨日山頂に行ったので巻道を行き、今日の行程は短いので熱海への分岐の所から尾根道に上がって、六ツ石の手前までは尾根を行くことにした。コブの前後では古い雪が凍っていて滑るので軽アイゼンを付けて行く。この尾根筋は良く歩いているが、雪が激しくなって来たせいかアップダウンがこんなにあったかと思うほど長く感じた。尾根の最後近くの城山の先の1490m圏で休憩後、巻道へ下る所は標高差50mくらいが急だが、雪があるとそれを強く感じた。急下降が終わって平坦な尾根を行き、最後は将門平の手前を右へ少し下れば縦走路だ。この日は知られた山頂は六ツ石山だけなので、六ツ石山頂を往復して奥多摩駅へ向かう。三ノ木戸の巻道、その後の掘れた道を経て神社の所に行くまでに杉に積もった雪がシャワーになって何度も落ちて来て、時にはシャワーを浴びたりした。奥多摩駅からは代行バスで御嶽駅へ出て、御嶽駅ではかなり待たされたが、無事帰ることができた。初日は雪が殆どない秋みたいな山だったのに、二日目は一転して雪山になった。元々冬山入門の訓練目的だったので、降ってくれたので軽アイゼン、ピッケルでのバランス歩行などの訓練ができて良かった。鷹ノ巣の避難小屋は水もトイレもあるので、利用した山行をまたやりたいものです。13日：鴨沢9:20-ブナ坂13:10-七ツ石13:35-鷹ノ巣避難小屋15:1014日：避難小屋-1,490地点7:50-六ツ石9:05-奥多摩駅12:356日(下見) ：鴨沢6:45-七ツ石9:30-鷹ノ巣11:35-六ツ石12:55-奥多摩駅14:30
- 笹尾根(三国山-笛吹峠-西原峠)　2012年12月
  笹尾根　(三国山～熊倉山～土俵岳～丸山～西原峠-数馬の湯）12月1日　4人初冬の笹尾根は紅葉の残りと雪化粧した富士山が見える縦走が楽しめる。その富士山を見ようと出かけた。人数が4人なので上野原駅からタクシーで石楯尾神社の先まで入ったので、バス停からの舗装道路歩きの分だけ楽をした。生藤山を指す道標から登山道に入る。途中の林道を過ぎてジグザグに登れば佐野川峠、後は小広い三国山への尾根道だ。三国山手前のカンゾウ水に寄ったが、水は僅かだが出ていた。三国山に出たが目当ての富士山は雲の中だ。「アレー」である。軍刀利神社、熊倉山は何れも良い休憩場所だ。熊倉山から以降は木立の中になって展望は殆ど無い。紅葉、黄葉を楽しみながら行く。落ち葉の下が凍っている所が偶にあるので要注意だ。東屋のある広い浅川峠、土俵岳と行くがこの辺りの紅葉が綺麗だった。笛吹峠辺りは植林帯が続き、峠も薄暗くて休憩には向かない。丸山辺りから雪がちらついて来ていたが、数馬峠に出る手前での昼食休憩中には雪が強く降って来て寒い休憩だった。以降は杉などの雪景色を楽しみながら行く。やがて雪が止むと急速に天気が回復して、数馬峠に着いたら富士山も姿を見せてくれた。でも午後になったので、黒い富士だった。数馬峠は南西側が広く切り払われており、ベンチもあって日向ぼっこをしながらの休憩を楽しめた。数馬峠から西原峠を経て槇寄山に行き、富士山の見える山頂でティータイムを楽しんだ後、西原峠から数馬の湯に下った。温泉は込んでいて女湯は入場制限になっていたが、さほど待たずに入場出来た。笹尾根は全体に歩き易い道で、晩秋から春先が楽しい。上野原6:31/6:40-石楯尾神社先の登山口6:55-三国峠8:15-熊倉山8:50-浅間峠9:55-丸山12:15-笛吹峠12:30-数馬峠13:10-槇寄山14:10-数馬の湯15:45費用：上野原-登山口2,780(タクシー)　数馬の湯-武蔵五日市910　数馬の湯800
- 相模湖-明王峠-高尾山　2012年12月
  相模湖-明王峠-高尾山　2012年12月24日　8人高尾山からのダイヤモンド富士とシモバシラの氷花を見る山行に出かけた。與瀬神社前の中央道に架かる橋からは富士山山頂が見えて夕方が楽しみになったが、明王峠に着いた心かには富士山に雲が懸り始めていた。高尾山に着いた時には富士山は完全に雲の中だった。シモバシラの氷花だが、堂所山の山頂付近で小さなものを見たのをきっかけに縦走路の北側の所々で見られた。一番良かったのは城山の巻道の所だった。紅葉台の巻道の所は小さいものだった。温かい日があると一度溶けてしまうからタイミングが合わないと綺麗な結晶は見られない。年末の山行だったので景信山でお汁粉とケンチン汁を楽しんだ。この日は東側の見通しが良くて、新宿のビル郡とスカイツリーが良く見えた。会の山行とは別に毎年行っているが、バラの花のようなものがやはり綺麗だ。写真は12/13のものもあり。相模湖8:40-與瀬神社8:55-明王峠10:55-景信山12:35/13:40-高尾山口17:00
- 2013年度　山行一覧
  2013年度山行一覧　3月7日～03.07　積翠寺-深草観音-兜山-岩場コース-春日居町03.09 山筋ゴーゴー体操　参加者　42人03.14　セツブンソウ園-福寿草園-四阿屋山山頂往復-薬師の湯03.16 セツブンソウ園-福寿草園-薬師の湯03.23　塩山　御若峰南西尾根-御若峰-塩山+塩の山04.05　長者ヶ岳04.06　千木良-城山-高尾山04.10　大栃山04.14　兜山　春日居町駅から周回コース　公開ハイキング04.18　高尾山-南高尾04.20　十里木-馬頭刈山-鶴脚山-つづら岩-大岳下-鋸山-鋸尾根-奥多摩-もえぎの湯04.23　奥多摩湖-御前山-大岳-奥の院-日の出山-金毘羅尾根-瀬音の湯04.26　高尾山-南高尾04.27　奥武蔵：生川-妻坂峠-大持山-小持山-武甲山-生川04.29　奥武蔵：生川-シラジクボ-小持山-大持山-鳥首峠-蕨山-さわらびの湯04.29　日光：霧降高原-丸山-大山04.30　高尾山・一丁平05.04　生藤山-和田峠　05.04　勝沼・棚横手山05.04-05　谷川連峰　阿能川岳、小出俣山(仏岩パークから往復)05.05　高水三山05.07　高尾山-南高尾05.15　日光・細尾峠-薬師岳-三ノ宿-やしおの湯05.17-18　奥秩父　17：西沢渓谷　18:東沢吊り橋から鶏冠山山頂往復05.25　日光・高山-戦場ヶ原05.25-26　長沢背稜(雲取山-酉谷山-一杯水-東日原06.02　日の出山　クリーンハイク　御岳-日の出山-日向和田06.08-09　飯盛山他06.09　天神平-谷川岳-茂倉岳-土樽06.16　救助、搬出訓練　御岳の河原06.23　大平山、晃石山06.23　大菩薩06.24　小楢山07.06-07　編笠山-権現岳-赤岳-阿弥陀岳-御小屋山-美濃戸口　06.29　　大菩薩07.13　　大石峠-節刀ヶ岳-鬼ヶ岳-十二ヶ岳-桑留尾07.14　　流石山07.20-21 尾瀬　御池-熊沢田代-燧ケ岳-ナデッ窪-大江湿原　尾瀬沼山荘泊まり、21日：逆コース07.21　　鴨沢-雲取山-石尾根-奥多摩07.24　　高尾山稜　相模湖-明王峠-景信山-城山-高尾山07.27-28　角兵衛沢-角兵衛沢のコル-第一高点-小ギャップ-第二高点-石室泊-甲斐駒-北沢峠-戸台08.02-04　小太郎山08.02n-5　太郎平(薬師岳往復)-黒部五郎-三俣蓮華岳-双六池-新穂高温泉08.09-10　栂池高原-白馬大池泊-白馬岳往復-蓮華温泉08.17　　　山梨・横尾山08.19　　　戦場ヶ原08.22-23　木曽・御嶽山08.31　　山梨・太刀丘山-黒富士-曲岳-茅ヶ岳-深田公園09.03-06　幌尻岳　額平川から幌尻山荘泊まりの往復09.07　　霧降高原09.14　　乾徳山　徳和からの往復09.19-20　甲斐駒　北沢BC：仙水峠-駒津峰-岩コース-山頂-摩利支天-駒津峰-二児山-北沢09.21　　榛名　掃部ヶ岳、烏帽子岳09.22　　　妙高・火打山　笹ヶ峰から往復09.28　　滝子山09.29　　那須　朝日岳-三本槍10.10　　男抱山～半蔵山10.13　　御坂・黒岳-釈迦ヶ岳10.13-14　那須・茶臼岳-三斗小屋温泉泊10.21-22　谷川連峰　大源太-清水峠泊-朝日岳-白毛門10.28　　西上州・二子山10.29　　桐生・石裂山11.02　　　谷川岳11.02-03　　金峰山11.09　　伊豆ヶ岳東尾根11.10　　横尾山　バスハイク11.12　　古賀志山11.13　　鬼ヶ岳-十二ヶ岳11.16　　表妙義　大文字-見晴らし-相馬山-鷹戻し-中之岳-第四石門11.19　　要倉山　陣馬山の北の尾根　和田峠-要倉山-関場11.23-24　畦ヶ丸-菰釣-大棚ノ頭-石割山-大平山-山中湖岸-紅富士の湯11.26　　要倉山東　関場から醍醐林道を行って、昔の道から要倉山の東に上がった11.30　　川乗山　鳩ノ巣-オオダワ-川乗山-百尋ノ滝-川乗橋12.01　　高原山・釈迦ヶ岳12.06　　丹沢・大山-梅ノ木尾根-日向山-七沢温泉12.08　　要倉山　地図読み訓練山行　和田峠-関場12.14　　石割山-長尾山-紅富士の湯12.29-30 御小屋尾根から阿弥陀岳ピストン01.03　　七福神巡り01.05　　三浦アルプス01.06　　沼津アルプス01.12　　大倉尾根-塔ノ岳-三ノ塔-大倉01.13　　唐沢山,諏訪山01.16　　古賀志山01.19　　丹沢・大山01.25　　丹沢・大山南尾根02.01　　甲州高尾山　勝沼-大善寺-甲州高尾山-宮宕山-富士見台近く-大滝不動-勝沼02.08-09 北八ヶ岳スノシュー02.11　　宝登山02.13　　高尾山02.16　　高尾山-城山02.22　　鎌倉アルプス02.25　　湯河原・幕山02.28n-30裏磐梯スノーシュー
14Mar
- 小鹿野　セツブンソウと四阿屋山　2013年3月
  小鹿野　節分草園＆四阿屋山　2013年3月14日　二人節分草園と四阿屋山は昨年も来ているが、春を告げる花は何回見てもいいものである。節分草園へは三峰駅かっらもバスがあるが、西武秩父からバスにした。両神山に行く時の小鹿野役場を通る村営バスだ。節分草園はバスを小森で下車して50分足らずだ。歩く道路はダンプカーが多いのが難である。園内は結構な人がいるが広いので混雑している感じはない。セツブンソウは見頃であった。セツブンソウだけで、下ばかり見ているが、マンサクも咲いているのだ。見回すと園外を入れて数本ある。園を出て押留コースから福寿草園はに上がる。福寿草園だがロウバイの木が沢山ある。盛りは過ぎた感じだが香りが漂っていた。福寿草も盛りは過ぎていたがまだ楽しめた。紅花のチチブベニはちょっとだけ咲き残りがあった。（チチブベニの写真は2012年のものを掲載する)　花を見てから四阿屋山山頂を往復した。直ぐに駐車場からの道を合わせ、登って行くと両神神社がある。杉林の中なので暗くて休憩場所としては雰囲気が良くない。神社から少し下り、なだらかに行くと鎖のある岩場に出る。結構急な斜面を何本もの鎖と木の根をサポートにしてジグザグに登って行く。ここは慎重に行きたい所だ。鎖場を抜けるとツツジコースからの尾根に出て木の根が目立つ所を行けば山頂だ。　山頂からは両神山と二子山が良く見える。昼食中のパーティーも居たが狭い山頂なのと、神社より下で追い抜いて来たツアーのパーティと岩場ですれ違うのを避けたくて、早めに下った。ツアーの人達とは一番下の鎖の所ですれ違った。展望休憩舎まで下って「お汁粉」昼食後温泉へ下った。薬師の湯へ下る道には長い階段が2箇所あるかから膝の痛い人は大変かも。2年続けて行ったことになるが、今年は福寿草が早く咲いてしまい、紅花(チチブベニ)はあるのを確認できた程度だったが、花と温泉、鎖場、春先に楽しめる良い所である。いつも押留コースを登っているので、今度は岩場が多いツツジコースも登ってみたい。アカヤシオツツジがあるらしい。立川6:25-拝島6:38/6:44-東飯能7:05/7:16-西武秩父8:07/8:24-小森9:15-節分草園9:55/10:25-押留10:45-福寿草園11:10/11:20-四阿屋山12:00/12:10-展望休憩舎12:35/13:05-温泉13:50/15:23-西武秩父16:00/16:08-国分寺17:43立川-西武秩父790　西武秩父-小森660　節分草園300　薬師の湯600
07Mar
- 積翠寺-深草観音-兜山　2013年3月7日
  積翠寺-深草観音-兜山　3月7日　二人春のハイキング候補地探しの第二弾だ。以前に棚山経由で「ほったらかしの湯」まで歩いたことがあるし、兜山からも温泉へ歩いているが、今回は積翠寺から兜山へ実踏した。積翠寺までは甲府駅からバスもあるが早い時間の運転なのでタクシーでバスの終点まで入った。積翠寺は舗装道路を10分くらい登った所にある。信玄が生まれた所で、寺の裏に回ると産湯に使ったという井戸がある。寺は武田神社の華やかさに引きかえて寂れている。この雲泥の差は何なのだろうか？寺を辞して、少し戻った所から深草観音への道に入る。日吉神社を経て暫く舗装道路だ。舗装道路が終わって先は沢沿いに広めの道が続く。やがて要害山からの道を併せて10分余りで深草観音に着く。深草観音は大きな岩場にあって、15m余りの鉄パイプ製の梯子を上がると岩屋に木製の祠があるが、中は良く見えないので観音様が置かれているのか分からない。下りは右へ回ると鎖が手摺り状に設置された岩場の道がある。梯子の最上部から岩屋に入るのが危なっかしいから、こちらから登れば安心でしょう。観音から30分弱で岩堂峠に着く。積翠寺、兜山などを指す道標がある。兜山へは広めの緩やかな道だ。下って行くと兜山西登山口からの林道に出る。林道を兜山登山口への途中で兜山の北側の尾根に上がって兜山最高点へ登る。顕著な道で、最高点間近になると岩っぽくなる。登り切ればなだらかな尾根歩き20分で兜山だ。展望台で一休みして、岩場コースを経て春日居町駅へ出た。この岩場の下りは一般向きではない。今回のコースは一般見向けには長いが会で行くと面白いと思う。棚山を経て「ほったらかしの湯」へ歩いてみたい。春は棚山側にカタクリがある道がある。立川6:46-甲府8:38/8:45-積翠寺9:05-深草観音10:25/10:45-岩堂峠11:05-兜山12:10/13:15-兜山岩コース登山口13:55-春日居町14:40費用：高尾-甲府1,450　甲府-積翠寺1,790(taxi)　春日居町-高尾1,280