佐久 烏帽子岳、湯の丸山、篭ノ塔、水ノ塔   6月23-24日 

 湯の丸高原から高峰高原へとレンゲツツジ探勝と宿泊山行を目的に歩いた。二日目が時間を持て余すかと思っていたが、暑かったのでアップダウンがあって疲れたので、早めに行動を終えて、ホテルで、のんびり出来て良かった。

    6月23日 湯の丸山、烏帽子岳 

 新幹線で佐久平まで行って、バス1時間の乗車で湯の丸高原着。キャンプ場の管理はホテルなので、予約していたバンガロウの受付をして、キャンプ場に行く。かまどが沢山ある炊事棟が二棟、綺麗な様式トイレもある。バンガロウはコンテナみたいで、ちょっと貧相、薄手のジュウタンが敷かれているが、沓脱場、下足入れが無い。屋根も軒先が無かった。料金はキャンプ場入場料が440円、バンガロウは5,400円(五畳の広さ)と高めだ。

そんなことはさて置き、荷物を置いて登山に出発、ドウダンのトンネルコースを行く。なだらかな道にサラサドウダンが所々にあったが盛りは過ぎていた。そこを抜けると中分岐で、烏帽子岳へ向かうと湯の丸山と烏帽子岳の鞍部に至るが、途中からレンゲツツジの群落が散在する道だった。

 鞍部から暫く行くと本格的な登りになる。テガタチドリやグンナイフウロなど花が多くなるし、レンゲツツジも多くなる。遠くに蓼科山や篭ノ塔山群も見えて、写真を撮りながら行くのでペースが遅くなった。稜線に出た頃から天気が一変して、風が強くなって雨も降りだした。それでも花を見ながら烏帽子岳山頂に行った。コマクサがあるはずと探しながら登ったが発見できなかったが、帰りに岩影に発見、辺りを見たら結構あった。この稜線も花が多く、スズラン、ウラジロヨウラク、アヤメ、ベニバナイチヤクソウが咲き、ハクサンチドリが蕾ながら群落を作っていた。

鞍部に戻って湯の丸山へ、北峰にも寄った。平な展望の良い山頂で烏帽子岳の姿が良かった。花は少ないが、烏帽子に無かったツガザクラがあった。湯ノ丸山からの下りにもレンゲツツジがあるが、多くはなかった。夕方には本降りになったので、早めに夕食とした。

    6月24日 湯の丸高原-展望岳-篭ノ登塔-水ノ塔

カッコウ、ホトトギスの声がするキャンプ場を出発、ホテルに鍵を返して展望岳を目指す。ホテルからは散策道(工事中で通行禁止だった)もあるが舗装道路を行った方が近い。三方ヶ峰を指す標識から林道に入り、自然に登山道となって登って行くようになる。針葉樹の森を抜けると最初のピークの展望岳だ。展望と思っていたがだった。

 名前の通り大展望が広がっている。北アルプスの白馬山群から槍穂高までが連なり、妙高山群、八ヶ岳連峰も良く見えていた。特に立山は、まだ真っ白であった。ここで30分近くも過ごしてしまった。ここからはコマクサ園地を経て三方ヶ峰へなだらかな行程だ。コマクサは園地でない場所にも結構咲いていた。三方ヶ峰からは池ノ平の鏡池へ下る。ここは木道が整備された湿原の一角だ。広い湿原には殆ど花が無かった。花が綺麗な時期があるのかなあ?

 木道で湿原から抜けると駐車場のあるコマクサ平だが、コマクワがある訳ではない。そこから登ること1時間で東篭ノ登だ。ここが最高峰で急に登山者が増えた。西東篭ノ登を往復して水ノ塔へ向かう。意外に岩のある歩き難い道だった。水ノ塔からも暫く岩のある下り。そこが終われば歩き易い散策道になって高峰温泉に至る。後は林道を高峰高原ホテルまで歩き、温泉で汗を流した。レンゲツツジの他にも花の多い山だった。

6/23 立川7:03-西国分寺7:08/7:15-武蔵浦和7:40/7:48-大宮7:56/8:18-佐久平9:40-

湯ノ丸高原10:40/11:20-烏帽子岳13:30-湯ノ丸山15:00-キャンプ場16:20

6/24 キャンプ場5:50-ホテル6:00-展望岳7:20/7:50-三方ヶ峰8:10-池ノ平(鏡池)8:20-

地蔵峠8:45/8:55-篭ノ塔山-西篭ノ塔山10:15-篭ノ塔山-水ノ塔山11:50-高峰温泉13:05-

高峰高原ホテル13:30/16:19-佐久駅17:05

費用:八王子-佐久平3,350+2,590 佐久平-湯ノ丸高原1,370 高峰高原-佐久平

1,380 バンガロウ5,400 入場料1,200 +消費税