おつかれさまです。
 
今期、助っ人としてご協力いただいたOrmセンセの担当分が終わり、
今回(ラス前)と次回(オーラス)は、ヒー〇サが担当します。
 
さて、今回は、30回 問題43に挑戦レス。
 
食物アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
 
(1)発症には、IgMが関与する。
(2)鶏卵は、乳児期に最も頻度の高い原因食物である。
(3)Ⅲ型アレルギーに分類される。
(4)食物経口負荷試験は、家庭で行う。
(5)アナフィラキシーショックには、抗ヒスタミン薬が第一選択である。
 
よよ!定番ともいえる食物アレルギーについての問題レス!!
ですに、花粉も到来している?やうですので、イメージを深めやすい
タイミングですね?
では、確認します。
 
(1)×
食物アレルギー(や花粉症)の発症には、IgEが関与します。
 
その概要は、
1.マスト細胞や好塩基球に結合したIgEに抗原が結合する。
2.マスト細胞や好塩基球がヒスタミンやセロトニンを放出する。
3.血管拡張、透過性が亢進し浮腫やかゆみが現れる。
こんな感じでしょうか。
 
5量体であるIgMは、抗原結合部が10カ所もありますね。ご存知の
ように感染初期に動員される免疫グロブリンです。
 
(2)○
アレルゲンになりやすい食品は、卵、乳(牛乳)、小麦で、よく三大
アレルゲンといいます。そして、乳児期に最も多くみられるアレル
ゲンは、卵(特に卵白)とされます。
 
(3)×
食物アレルギー(や花粉症)は、即時型アレルギーでⅠ型に分類
されます。
 
(4)×
経口負荷試験は、専門の医師がいる施設で行う必要があります。
(もし、症状が出たら危ないです!!)
 
(5)×
アナフィラキシーショック対応の基本は、低血圧によるショックの
発生防止や緩和を図るために、アドレナリンの筋肉注射を行い
ます。
 
抗ヒスタミン薬は、一般的なアレルギー症状の緩和を目的に用い
られますね。(花粉症のお薬や感冒薬にも含まれています!)
 
ご覧いただき、ありがとうございます。