湿度が高い日が続き
このままでは汗のかきすぎで
枯れ果ててしまいそうです。(´д`lll)


>>カラカラ、いけだです。

タイトルがやっすい小説みたいになってしまいました。


前回記事を読んだとある先生に
「夏明けで内容が落ち着いたね」
といわれました。


とんでもございません。


応用力問題、問題文がどうしても長くなると
前半のどうでもいい話を削らざるをえません。

どうでもいい内容なら削るなと思うかもしれません。
そこで、こんな言葉を送りましょう。


枯れ木も山の賑わい。


脱水で枯れ果てたいけだ
今日も応用問題の解説をお届けします。


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次の文を読み「188」、「189」に答えよ。

 K中学校に勤務する管理栄養士である。養護教諭から、陸上部の長距離競技をしているAさんについて相談を受けた。
 Aさんは、14歳、男子。身長170cm、体重56kg。日常生活において、動悸、息切れを自覚するようになり、運動後に尿の色が褐色になることがあったという。医療機関を受診し、血液検査値は以下の通りであった。
 赤血球数300×104/mm3、ヘモグロビン9.6g/dL、MCV86fL(基準値79~100)、MCH32pg(基準値26~34)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL。

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今日は問題の検査値についてみていきましょう。

~POINT~

①14歳、男子。身長170cm、体重56kg(→これよりBMI19.3
②動悸、息切れ、褐色の尿
ヘモグロビン9.6g/dL
MCV86fL(基準値79~100)、MCH32pg(基準値26~34)


WHOによる貧血診断の基準値は小児で12g/dL未満となります。
これより、Aさんは貧血であるということが読み取れるのですが、問題はここから。
貧血には様々な種類があります。
MCV(平均赤血球容積)
MCH(平均ヘモグロビン量)
今回はこの2つとも正常値のため正球性正色素性貧血となります。


★貧血の種類
赤血球の大きさとヘモグロビン濃度により分類がなされています。


①小球性低色素性貧血
鉄欠乏性によるものが多いです。
鉄分の摂取量が減り、体内に貯蓄されている鉄分が使われると貧血症状が出てきます。

②正球性正色素性貧血

主に2種類が挙げられます。
血性貧血
再生不良性貧血
どちらも赤血球の大きさ、ヘモグロビン濃度に関しては平常値です。
溶血性貧血は赤血球が衝撃などで壊れてしまい不足してしまう。
再生不良性貧血は骨髄の異常により血球数が減少してしまう。
それぞれ原因が異なります。

③大球性正色素性貧血

名前の通り、赤血球が大きくなってしまいます。
巨赤芽球性貧血がこれにあたります。
葉酸やビタミンB12の不足により引き起こされます。



~説明終わり~



次回、問題解説を行います!(´・ω・`)

いつも、2回に分けると2回目の問題解説更新が遅れてしまい
どんな問題だったか忘れてしまう事件が多発してしまうため、

出来るだけ早いうちに更新したいと思います。


ではでは(^O^)/


いけだ