女性の起業*耳よりサロン フェムケアブランド『トレスマリア』立ち上げストーリー | 武蔵小山創業支援センターのブログ

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こんにちは!MUSAKO HOUSEスタッフのクマモトです。

本日は

耳よりサロン 女性の起業*デリケートゾーンのお手入れフェムケアブランド『トレスマリア』立ち上げストーリー~女性をもっと美しく健康に!~を開催しました!

 

講師は株式会社バルドゥッチ 代表取締役のバルドゥッチ淳子さんです。

商社や化粧品会社をご経験され、さらに娘さんの出産も経てフェムテックの重要性を感じブランドを立ち上げられました。

会社名「トレスマリア TRES MARIA」は「3人のマリア」という意味です。

母・自分・娘三世代でデリケートゾーンのケアを伝承されていってほしいという思いが込められています。

 

起業当時、フェムケアは日本ではあまり浸透しておらず、ヨーロッパやアジア・中国でもスーパーに商品が多く、根付いていたそう。確かに日本ではここ何年かで「フェムケア」「フェムテック」という言葉が広がってきたような気がしますね。

 

淳子さんが行ったアンケート結果では、フェムケアに悩みを持つ人が9割という結果でした。多くの女性が悩んでいるにも関わらずどうしてよいか分からないと悩みをそのままにしている人も多いそう。淳子さんによれば、婦人科に行かずとも、きちんと保湿などのケアをしていると改善するケースも多いそうです。

 

商品開発の際は、クリニックの医師に直接アポイントメントを取り意見を聞きに行ったり、アドバイスを受けて銀座のクラブにサンプリングを行ったり、積極的に行動されました。

他にもプレス発表会を行って、大きな広告費を掛けずに記事を書いてもらうことでPRにつなげることが出来、大きな効果があったとのこと。これまでに100誌以上に取り上げられたそうです!!メディア側が求める内容を逆算し、ストーリーを組み立てることも、ブランドを取り上げてもらうコツだそうです。

 

事業内容の説明の際は、その内容ゆえに男性の理解を得る難しさもあったそうで、その時は例えば配偶者の方や娘さんを話題にすることで少しずつ分かってもらえるように工夫されたそうです。

その他にも、企業や自治体が主催者となってスタートアップ企業との協業や出資を目的として開催されるアクセラプログラムや海外の展示会への挑戦も成長と人脈の形成につながったそうです。

 

そんな淳子さんですが、実はいろいろな失敗もご経験されています。起業以前に在籍していた大手化粧品会社と同じやり方だと資金・人員の面で規模が異なりうまくいかなかったこと、商品を在庫していた倉庫の担当者とのコミュニケーションをおろそかにしてしまい、商品が倉庫移転で(一瞬ですが)行方不明になってしまったり。失敗談を聞くことが、参加者の皆さまにとって最も参考になるだろう、といろいろなお話をしてくださいました。

今後はさらなる新商品も発表の予定とのこと、とても楽しみです!

 

女性としてより快適に人生を楽しむために、フェムケアを行うことは大切なのかもしれませんね。

 

セミナー後の交流会では、参加者の方の自己紹介や質問が行われ、新たな繋がりが芽生えた今回の耳よりサロンでした。

参加者の皆さま、ありがとうございました!!