「すずかけの道」天河大辨財天社 巫女舞奉納 | 秩父曼荼羅小屋通信 ~武尚院 峯龍の求道日記~

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高野山奥之院にて感激の一時から
「すずかけの道」を天川村大峯へ。

【天狗木坂峠】
天狗木坂峠は高野山の入口であり、
大峯へ向かう道となります。
役行者が祀られ大峯山へ気持ちを馳せます。

役行者さん前でお勤め読経。

【野川辨財天】 
高野山を下り野迫川村の「野川辨財天」へ。
野川辨財天は高野山真言宗の「白飯寺」で
古の天河辨財天と同じ寺称です。
また、高野山開山と辨財天の関係を
物語る縁起が伝わります。
辨財天の社殿は
小高い場所に建立されており、門から階段を
昇ります。
エキゾチックな雰囲気の社殿。
珍しい雰囲気の狛犬が社殿を護ります。
野川辨財天では祝詞の奏上から読経と
真言を唱え供養させて頂きました。

【天河大辨財天社】
天河大辨財天社で
正式参拝前に禊殿と山上川と弥山川が交わる
先端で法螺を立てました。

天河大辨財天社の参集殿をお借りして
ランチタイム。参集殿は明日も神社の
ご配慮で使わせていただきました。

さて、十周年特別正式参拝です。
皆様の緊張が高まります。

【同行取材】
今回は天河大辨財天社から大峯山龍泉寺までの
行程に同行取材が入りますた。
高野山真言宗の福勝寺様からのご紹介で
集英社様と漫画家、随筆家のヤマザキマリ様が
参加されました。
残念ながら画像はお出しできませんが、
現在執筆中の「続テルマエロマエ」にお大師さん
弘法大師が登場することから関連する修験道も
取材されました。
天河神社ではご一緒に正式参拝で昇殿されました。
また、以降の清浄大橋女人結界門、大峯山母公堂
大峯山龍泉寺、あたらしや旅館宿入りのお勤め
まで参加され修験道や洞川温泉にもたいへん興味を
もたれた様でした。
夜には西浦法具店で様々なお話しをさせて
戴いております。

いよいよ正式参拝となりますが、
気温も上昇して太陽の光が眩しい感じとなりました。
今回は特別と云うことで正式参拝も柿坂宮司
と禰宜様によるとても丁寧な祝詞の奏上となり
ました。
引き続き、私と参加者全員で般若心経と
真言などの読経を奉じている最中には
まるで辨財天女さんから祝福の様な
優しい雨が降り注ぎ、宝雨となりました。

【奉納巫女舞】
天河大辨財天社本殿にて正式参拝後 
秩父曼荼羅小屋に所属する巫女さんが
神楽殿にて巫女舞を奉納させて頂きました。
巫女舞は天河柿坂宮司さんと相談しまして
浦安の舞といたしました。
因みにこちらの巫女さんは
今回の修行で「少先達」の補任の辞令を
大峯山龍泉寺にて受けました。