秩父観音霊場 「巡礼講座&フィールドワーク」開催 初日 | 秩父曼荼羅小屋通信 ~武尚院 峯龍の求道日記~

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修験道や武術などの修行を通じて、感じたことを気まぐれに記します。
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秩父観音霊場「巡礼講座&フィールドワーク」の
初日は先の寒波の影響で曼荼羅小屋の水道管が
凍結して修理が必要となったため、
急遽麓の縁者さん宅をお借りして
開催となりました。
縁者さんも「秩父曼荼羅小屋里宮」的な協力をされてくださっているので助かりました。
感謝、感謝でございました。
先ずは場を提供くださる縁者さん宅の神仏供養やご先祖様供養から始まりです。

祝詞の奏上から読経へと進み
午後の講座に繋げて参りました。
このお勤めが講座の内容を理解して戴く
ポイントに活きてまいります。
昼食後は遍路、巡礼の歴史から
お経や真言、装束、法具など細かい裏付けと
現状など説明させて戴きました。
日本人の信仰感、神道、仏教、密教、修験道、
道教などの関わりを紐解くことから理解する
内容となりました。

皆様からも活発な御質問を戴きながら
理解を深めて戴けたと思います。
私が受けた印象は、皆様各々の理解から
一歩前に理解が深められた様に感じられました。
皆様、とても表情が生き生きされております。
今回の座学を振り返ってみると
解っている側からすると気にならない
ことが、実際に遍路や巡礼をされている皆様から
すると、「解っている様で解りづらいことが
沢山ある」と云うことを再認識させて
戴きました。
今後もその視点を活かさせて戴きたいと
思います。
また、初日の座学は遍路、巡礼はもとより、
日本人の信仰感を深める機会であったと
思いました。

明日は札所に出て現場で様々な内容を
擦り合わせて参ります。

合掌