妙見信仰と秩父神社 | 秩父曼荼羅小屋通信 ~峯龍の求道日記~

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文化の日。

秩父地方は晴天となり、

散策日和となりました。

久しぶりに秩父の中心街と秩父神社へ
のんびり出掛けてみました。

秩父神社は自宅から車で10分も掛からない
のですが、もっぱら山の中やローカルな
社寺、神仏に足が向きますので、
近くても年に数回参詣する程度と
なっておりました。

秩父神社は、
秩父夜祭が全国的に有名ですが、
コロナの影響でここ数年中止となっておりました。
今年は12月2日3日と開催予定で活気がもどり
そうです。
秩父神社境内の杜も色づき始めました。


境内では菊祭が開催中でした。
人出もまずまずで、七五三の参詣も多数あり、
家族で幸せそうですね。

秩父神社を始め三峰神社、宝登山神社は、
日光、徳川の影響が強く在ります。
こちらの社は徳川家康公を祀ります。
繋ぎの龍


本殿の裏手に
所縁の神々をお祀りした社が在ります。

本殿は神仏分離から天之御中主他を祀りますが、
神仏習合時代は妙見菩薩を祀っておりました。
「妙見宮」であり、北極星、北斗七星です。
日光は妙見の名称は見掛けなくなりましたが、
北極星、北斗七星信仰など、
星の信仰であることは変わりません。

先の秩父夜祭はそもそも、星祭で
秩父神社(妙見宮)の妙見菩薩と神備山武甲山の
蔵王権現、または龍神の祭となります。
※諸説あります。
地元の皆さんの認識は神仏分離後も妙見信仰で
ある事は変わりません。

さて、その妙見菩薩は現在、
何処に祀られているのか?

現在の秩父神社では少しづつですが、
妙見宮時代の足跡や御守や御札などを
頒布する様になってきましたが、
表立っては祀ってはおりません。
本殿裏の豊かな杜。
私の記憶では入れない杜だった様な…
本日は普通に入れたのです。
そして杜で作業されている方が
「彼処の祠が妙見様です」と教えてくれたの
です。
そうですか。と云うことで祠の場所まで
行きますと、
その杜の中に妙見菩薩の祠が静かに
祀れておりました。
この小さな祠が、
秩父人のパワーの源となっております。

また、せっかくのお導きですので
読経し、供養させて戴きました。
帰りに秩父神社の社務所でこんな
御守を見つけました。
武甲山に龍神デザインの登山御守です。
思わず頒布頂くことにいたしました。
秩父神社横の秩父鉄道には土日祝日に
SLが運行されております。
ちょうど来ましたので、おまけの1枚です。

秩父夜祭まで1ヵ月、無事に開催できる様
祈るばかりですが、何処に周波数を
チューニングするかで見方は異なります。
私は神仏と人の暮らしが調和される事を
願っております。

合掌