鶴岡八幡宮大銀杏が10日の午前4時40分に倒れた。
そのニュースを聞いて非常に驚いた。
鹿児島出身の自分は鎌倉とは縁もゆかりもないけれど、鶴岡八幡宮は昔から
好きな場所で、近いこともあってちょくちょく出かけていた。
最近では昨年11月と今年1月…
行く度にいつも大銀杏は勇壮な姿で迎えてくれていたものだ。
昨年11月に撮った写真↓
今日、午前中時間があったので電車で鶴岡八幡宮へ出かけた。
大銀杏は倒れていた。葉は一枚も付いておらず枯れ木みたいだった。
今日は大銀杏との別れの日。
携帯で写真を撮る人々の中で、杖をついて不自由な足でたたずむ
年配の方々の姿が多いのが印象に残った。
中には目に涙を浮かべている人もいた。
長い間、鎌倉の歴史と共に生きてきた大銀杏がこのような姿で倒れて
いるのが悲しい。
帰り道、駅に向かう商店街はいつもと同じ活気にあふれていた。
なんとかならないものか。もうちょっと悲しんでもいいのに。
鎌倉は古木があるところをもうひとつ知っている。
建長寺のビャクシンだ。
今から750年前、建長寺を建立したとき中国から持ってきた7本の
苗木が植えられたというものが1本も枯れずに今、巨木になっている。
これらの木の肌や葉をさわって静かに木と語らうのが好きだ。
残念ながら何も聞こえはしないけど…