珈琲豆も価格がかなり高騰しており、同じ高いなら何か良いコーヒーは無いかと探しておりましたら、おもろしい珈琲を見つけました。
ブラジル トロピカルバイーア ナチュラル
ブラジル東海岸に接しているバイーア地方では、最高で1,200mに届く標高でコーヒー栽培を行っており、ブラジル国内でもコーヒー生育にとって最高の条件を備えています。
しかし、このロットを育てるエリアでは、収穫期にあたる5月~10月頃は湿気が高くなり、降雨の問題にしばしば直面します。
そこで、品質の良いチェリーを気候の安定した場所で乾燥させるべく、収穫後すぐにトラックに載せ約50km離れた乾燥した気候の地域まで輸送します。
コーヒーチェリーがトラックで移動するのは24時間以内と短期間ですが、この間にチェリーは自然に「発酵」し、通常のブラジルコーヒーでは味わえない、クリーミーな質感と甘味、フルーティなフレーバーが生まれました。
この偶然生まれた味わいは注目を集め、その発酵の再現性を高めるために、運搬するトラックは安定した発酵環境を作る為に密閉されるようになり、必要に応じて追発酵がなされるようになりました。
偶然から生れた手法ですが洗練され、家族経営中心の60件以上の生産者の生産管の努力もありとてもユニークな味わいと高品質さが両立しています。
上質な甘味が口当たり良く、余韻まで軽やかに広がるので、武蔵野珈琲では『甘熟(かんじゅく)ブラジル』という名前で販売することにしました。
いつものブラジルとはちょっと違う風味が楽しめる逸品です。
年内はある予定ですが、限定品のため在庫が無くなり次第終了となります。
これからのコーヒーシーズンにぜひ一度お試しください。