朝、若い子が来店。

何もしゃべることもなく、棚を一通り見て豆を見始めました。

ショートヘアーだったので、男の子かな、女の子かな、と思いながら、試飲用のマンデリンを出してあげると「ン~」とうなづく。

「I can't speak Japanese.」

??。

えっ、日本人ぽい顔してて、日本語がしゃべられへんて?

試飲のカップを指差して、これは?というそぶりをするので、マンデリンと教えてあげる。

「two hundred please.」

マスターは満面の笑顔で「OK」

「I'm from Canada.」と言いながら、カバンのたすきに付いているバッチを指差す彼女。

マスターは満面の笑顔で返す。

そして、豆をそのまま袋に入れるそぶりとミルを指し示すと、

彼女は棚に並んでいるドリッパーを指し示してニッコリ。

「OK」とマスターは明るく答える。

なぜか彼女は2000円を出したので、1000円札とおつりを渡してニッコリ。

珈琲豆の袋と「すっすたんぷか~ど、ぷり~ず」とマスターが渡すと

彼女はニコニコしながら受け取り「アリガトゴザイマス」と言いながらペコリとおじぎをして店を出る。

マスターはその後ろ姿を「声をかけたいが・・・とっさには出ない」と心の中でつぶやきながら見送りました。

いや~、びっくりしました。

さっそくネットで最低限の挨拶ができるよう調べましたよ。

県外デビューの次は外人さんデビューかよ・・・。