以前初めて行って衝撃を受けた、キッチンハウスさんのつくばショールーム。
先日またお邪魔してきました♡
晴れ間の一枚。ドンヨリ。。。
あいかわらず・・・美しすぎるショールーム・・・。
すべてがいちいちおしゃれ
いやいやしかし!!
おしゃれなだけじゃないぞキッチンハウス!!
ミサワホームさんで新築打ち合わせ中のお客様。
奥様が足が不自由で、現在は家の中をつかまり立ちなどで移動されたり家事をしたりしていらっしゃいます。
新居では車椅子での生活を希望されていて、間取りを考える上で重要なキッチンのプランを検討するためにキッチンハウスに行くということで、お客様とミサワホームの営業さん、デザイナーさんと私も一緒に同行させていただきました
なぜキッチンハウスに行ったのかというと。
車椅子で快適に使用するために必要な条件を満たすキッチンをつくれるキッチンメーカーが限られているからなんです。
その数少ないキッチンメーカーのひとつが、カスタムメイドが可能なキッチンハウスさんということで
車椅子で使用するキッチン。
車椅子に乗った状態で足元が作業スペースの下に入ることが必須条件となります。
そして、車椅子が移動できるだけの十分なスペースも必要。
そして間取りを考える上でも重要になってくるキッチンの形状。
Ⅱ型がいいのか。
L字がいいのか。
Ⅱ型だと、シンク側とコンロ側を向くための動作に、十分なスペースが必要になってきます。
あとは、カットした材料などをコンロ側に移動させるのも大変そうですね
さらにはダイニングテーブルとの動線も長くなってしまうので、配膳や後片付けがちょっと大変になるのかな。。。
L字の場合は、料理中の動線はスムーズにできそうです。
そして振り向けばダイニングテーブルという間取りになるので、動線的にはすごく良さそう。
デメリットは・・・間取りによってはダイニングやリビングからキッチンが丸見えになること・・・かな。
そして仮にL字を選んだ場合。
写真のイメージのように、足元が入る部分がスッポリない状態になるので、その状態で重い重い天板を支える丈夫さが必須になってきます。そこにはやはりメーカーによる技術的な部分が関わってくるのだと思います。
あとは作業する天板の高さ調節。
通常のキッチンの作業台は床から80〜90センチが一般的。
ですが、車椅子の場合は70センチ〜という低さが求められます。
そしてあとはシンクの深さ。
こちらも、深すぎると洗いにくくなってしまうので、通常のものより浅めのものが求められます。
これらの点でも、オーダーが可能なメーカーじゃないと不可能なんです。
こういった理由もあって、車椅子で使用できるキッチン選びは少々難しいのが現状のようです
そこで、キッチンハウスさん♫
キッチンハウスさんではなんと、このL字でのキッチンが可能なんです!!
お客様に、L字キッチンで実際に動きを確認してもらいながら、その場にいるみんなでいろいろな意見を出し合いながら打ち合わせをしていきました
今回のお客様が心配されていること。
それは、
今までに、家の中で車椅子で生活をしたことがないということ。
何が不便で、どうだと便利なのか。
ということがいまいちわからない。
そしてもちろんそれは、私達にも、想像することしかできないということ。
これはキッチンだけに限らず、家づくりをしていくうえで、いろいろな場面で直面する問題で。
今回、お客様から「新築収納サポート」のご依頼をいただき、私も整理収納アドバイザーとしてミサワホームさんのチームに入れていただきました。
私にとっても、車椅子での暮らしのサポートは初めての経験。
それぞれの道のプロが、たくさん情報を取り入れて、勉強もして、みんなで意見交換をする。
そしてあらゆる提案をして、その中から最善の方法を選んでもらう。
お客様にしかわかり得ない辛さや不便、そして不安を解消するために私達にできることは、これに尽きるのかもしれません。
ミサワホームの営業さん、デザイナーさんも、そして今回はキッチンハウスの営業さんたちも、皆それぞれの立場で懸命に取り組んでくださっています。
そしてもちろん、お客様も私達の熱意に多少圧倒されながら(笑)付いて来てくださっています!
なんかすごく、いいですねこういうの
みんなで一丸になってる感じがします。
この日のつくばからの帰り道は、なんとなくほっこりとした気持ちになりました
しかしサポートはこれからが本番です!!
キッチンの作業台下のすっぽり抜けてしまう収納部分をどこでどう補うか・・・。
これが私の仕事だーーーー
お客様、ブログ掲載について快諾してくださっています。
ありがたいことです
今後の家づくりもレポートさせていただきますね♫
おっと!まだお帰りにならないでー
■ユニバーサルデザインについて
ところでみなさん。
ユニバーサルデザインってご存知ですか?
今は「老若男女、誰もが使いやすい」という「ユニバーサルデザイン」の観点で家づくりをするという考え方も増えてきているようです。
たとえば、
駐車スペースから玄関までのアプローチをスロープにしたり手すりを付ける。
廊下を車椅子も通れる幅にする。
出入り口を引き戸にする。
寝室の近くにトイレを配置する。
階段を一直線ではない形状にする。
浴室のヒートショック防止や滑りにくい床材にする。
などなど。
今回は「車椅子の方のための家づくりサポート」ではありますが、ユニバーサルデザインの観点からも、ぜひ、これからの家づくりの参考にしていただけたらと思います!
キッチンハウスはホームページもオシャレ