何カ月あるいは何年か前に詰まして、そのままにしている詰将棋の本はありませんか。
そういった詰将棋の本を活用する勉強方法があります。
本を上下逆さまにして、もう一度詰まして見ましょう。
そうです今度は自玉の詰みを読む訓練です。
景色が以前詰ました時とまるで違いますよね。
実戦で相手玉の7手詰が分かる人でも、自玉の5手詰みを(実は簡単な)見落とすことは多々あります。
詰ろをかけたらトン死してしまった、もう1手受けておけば相手からの詰めろが続かず
勝ちだった、そういった経験は誰でもあるはずです。
新しい詰将棋の本を購入したら、試しに最初に玉側から詰まして見てください。
多分普通に相手玉を詰ますのと比べて、倍以上の時間が掛かると思います。
自玉の詰みを読むのは、相当強い人でも難しいのです。
この勉強法は慣れるまでは大変ですが、辛抱強く続けると相手玉の詰みを発見するのと同じように自玉の詰みも見えるようになります。