2003年の初開催から今年で21年目になる「室井昌也と行く 韓国プロ野球観戦ツアー」。感染症拡大の影響で、今回が4年ぶりの実施となります。既にお申込み下さった方々、ありがとうございます!

「マニアックなツアー」という印象を持つかもしれませんが、これまでのご参加者は、「韓国で野球を観たいけど、行ったことがなかった」という方が少なくありません。幅広い世代の野球ファンの方が、「これまでしたことがない経験をしたい!」とご参加される傾向にあります。

と、僕が書くよりもこれまでご参加された方の体験記の方が、共感できると思いますので、このブログの下に4つ掲載しますね。ツアー詳細はツアーホームページをご覧ください。

室井昌也と行く 韓国プロ野球観戦ツアー2023
・8月18日(金)から20日(日)2泊3日 2試合観戦(3泊4日の延泊コースも)
個人旅行では味わえない、野球好きならたまらないツアーです。

お申し込み・お問い合わせはHP上のフォームから行えます。
株式会社HMC・にこまるツアー
「韓国プロ野球観戦ツアー2023」係
TEL 03-5812-7080(月~金10:00~17:00)

 

 

韓国プロ野球観戦ツアー体験記 (前回2019年のツアー)
韓国プロ野球の楽しさを満喫してみませんか?」(埼玉県 男性)

忘れもしない2015年プレミア12の準決勝。7回まで大谷が好投し、8回も則本が三者凡退で抑えていたにもかかわらず、9回表に突然バカスカ打たれて逆転負けを喫したあの日韓戦。

悔しい試合でしたが、東京ドームで三塁側韓国ベンチの異様な盛り上がりを眺めながら「今までよく知らなかったけど韓国のプロ野球って凄いのかも・・・」なんて感じたのが、このツアーに参加するようになったきっかけです。早いもので4回目の参加になりました。
 

はじめは「団体ツアーにひとりで申し込むって・・・」などと気後れしていましたが、いざツアーが始まってみると、初対面の皆さんと野球の話ですぐに親しくなり、一部の方々とは、今でも日本で野球観戦をご一緒しているくらいです(ちなみに、老若男女問わず、お一人参加の方、結構いらっしゃいます)。

2019年のツアーも、これまで同様、大変楽しく、また貴重な体験を沢山させていただきました。

初日に訪れたプサンのサジク球場は、球場の外にも屋台が立ち並び、なんとなく昭和を思わせる雰囲気。まずは球場内にあるロッテの野球博物館を球団の応援団長とチアリーダーの案内で見学した後、ダグアウトからフィールドに入って記念撮影、試合前の選手と握手を交わすなど、ツアーならではのイベントが満載。

試合中は、プレーはもちろん、その独特の応援スタイルも一見の価値ありで、内野席前方ステージにはマイク片手に盛り上げる先ほどの応援団長とキレキレダンスのチア4人、なぜか配られたゴミ袋を被って応援するロッテファン、イニング間に突如球場全体の照明が落ちる中、スマホのライトをスタンドで振りかざすコンサートさながらのシーン等々、日本の球場ではまず見られないものばかりで、飽きさせません。

2日目は、サジク球場とはうって変わり今年できたばかりのチャンウォンの新球場を訪問。場内をぐるりと回れる広々としたコンコース、観戦しながら食事のできる一面ガラス張りのレストラン(3階建て)が三塁側に聳えるなど、ちょっとうらやましいくらいの「ボールパーク」。

私たちは清潔で快適なスカイボックス(TV・冷蔵庫・カウンター/テラス席付き)で試合を楽しみましたが、なにより今回は、西武、中日、ダイエーで活躍された杉本正氏がゲストで登場。子供のころ、マウンドで投げるのを見ていた、あの往年の名投手が、今、まさに目の前で解説してくれるのを聞きながらのライブ観戦でした。

試合後も焼き肉を楽しみながら普段聞けないような野球界の色々なことをうかがい、個人的には、広岡監督時代の西武ライオンズ第一次黄金期のお話が大変興味深く、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

最後にひとつだけ。このところ戦後最悪の日韓関係などといわれていますが(2019年当時)、今回、球場内はもちろん、買い物、食事、ちょっとした観光の折に、日本人であることを理由に何やら不愉快な目にあったとか、ましてや危険な目に遭遇したなどということは全くありませんでした。むしろ、現地では「悪いのは国と国の関係」と割り切っている方のほうが多いように感じられました。

たとえば、自由時間にプサンで買い物した時のことですが、店員さんに「カンニチカンケ(韓日関係=日韓関係)悪いときにわざわざありがとうございます」と言われ、いろんなサービスやお土産をもらいました。「こんな時だからこそ、あえて日本から来てくれた旅行者には感謝したい」という意味ですよね。思いがけない言葉だったので、正直、ちょっとびっくりしました。

なにはともあれ、韓国といえば、こと野球においては日本の「永遠のライバル」です。ぜひ、こちらのツアーに参加して、そのライバルのプレーや応援を現地で堪能してみてください。絶対にその楽しさを満喫できるはずです。

 

韓国プロ野球観戦ツアー2018 体験記
熱い韓国プロ野球を現地で体感!!」(宮崎県 女性)

私は2016年から観戦ツアーに参加しています。参加する前は、「興味はあるけど一人で参加するのもなぁ」とか、「他に参加する女性がいなかったらなぁ」なんて悩み、参加できずにいた私が、3年前に参加してから今年で3回目になりました。悩まずにもっと早く参加しておけばよかったと今では思います。

2018年のツアーは、初日は釜山からスタートしバスで馬山総合運動場野球場、2日目に釜山からSRTでソウルへ移動し蚕室総合運動場野球場、3日目は仁川SK幸福ドリーム球場の3球場を訪れました。各球場も多彩な席がありますが、今回はすべてテーブル席にて観戦。ゆっくり食事もでき、スコアを書くにも便利です。

2日目の蚕室では、試合前に球場内を見学しました。ダグアウトから見るグラウンドは客席とは違った雰囲気が味わえました。試合後には、斗山ベアーズの後藤孝志コーチとの食事会が開かれました。後藤コーチはとても気さくな方で、子供のころの話から、現役時代、現在に至るまでのお話など貴重な話を聞くことができました。最後には全員との記念写真に加え、サインや撮影にも快く対応していただき、とても楽しい時間でした。

韓国プロ野球で面白いのは、試合だけでなく応援もその一つではないでしょうか。応援団長にチアリーダーのパフォーマンスは、各球団趣向が凝っているので見ていて飽きがこない。応援のフレーズを覚えて、一緒になって楽しんでみるのもいいですよ。全然知らなくても、聞いているうちに口ずさんでしまうほどです。

3日目は仁川へ向かう途中、オドゥサン統一展望台へ立ち寄り目の前を流れる川の対岸に北朝鮮の景色を一望しました。昼食後、3球場目となる仁川SK幸福ドリーム球場へ。この日の夕食は各自だったので、片言の韓国語で名物のヒルマンバーガーの注文にも挑戦しました。SKの球場には、グラウンドレベルで試合を眺める席もあり、スタンドとは違った目線を楽しむことも。ずっと席で試合を観るのもいいですが、球場内を散策して現地らしい食べ物だったり、グッズを購入したりいろんな時間の過ごした方がありました。

3泊4日もあっという間で、限られた時間の中でも、野球観戦だけでなく観光や食事も楽しむことができました。参加者の年齢は幅広いですが、共通しているのは「野球が好き」ということ。みなさん思い思いに楽しまれています。また、ツアー中困ったときは、室井さんや通訳さんに助けていただきました。ツアーの移動には専用バスや、グリーン席でゆったりくつろぎながら食べたプルコギ弁当も思い出の一つとなりました。宿泊したホテルも快適で、チェックアウト前のわずかな時間に周辺を歩いてみたり、コンビニやスーパーで買い物したりもしました。

私の地元、宮崎ではNPBやKBOが参加する秋季教育リーグや、春、秋のキャンプを行う韓国の球団もあります。仕事の合間に練習を見に行ったり、練習試合を観にも行きますが、やはり一度は応援しているチームを現地で応援してみたいです!また、回数を重ねるごとに訪れる球場も増えていくので、制覇もあと少し。2019年のツアー詳細が楽しみです。一人での参加も十分楽しめるので、心配もありませんし興味のある方はぜひ一度参加されてみてくださいね。

 

韓国プロ野球観戦ツアー2017 体験記
貴重な体験たくさん!野球好きなら必ず楽しめ、食事でも韓国を満喫した4日間」(埼玉県 女性)

初めて観戦ツアーに参加した。今回の参加者は15名、うち3名が女性。はたしてわざわざ海外にまで野球観戦に行く女性がどれだけいるのだろうと思っていたが、他の2名は何度目かの参加と聞き、なんだか嬉しくなった。

私は野球こそ好きだが、韓国野球の知識はない。選手も日本で大活躍した選手以外は全然知らない。しかし高校野球だって、知らない高校生のプレーを見て楽しめるのだから、単純に野球を楽しめばそれでいい。

韓国のプロ野球は、日本で言えば都市対抗野球のよう。内野席の最前列に応援団長・チアリーダーがいて、マイクを使って応援をする。ソウル・光州・大邱で試合を見たが、どの球場でもホームだけでなく、ビジター側もみな熱狂的に応援する姿が印象的だ。

日本プロ野球ではファンの聖地は外野だが、韓国の場合、芝の外野にピクニックがてら訪れたり、このシーズンには即席プールが登場したりと、子供たちが楽しめる場所として作られているようだ。

内野席はダッグアウトあたりからバックネットにかけてテーブル席となっており、お弁当を広げながらゆっくり観戦できる。ただしそこに売り子さんは来ないのが一般的(大邱にだけはビール売りがいた)。自分で店まで行って買う。ビール好きの私は、ビールの値段が日本の半値ほどなのに大喜び。

今回はテーブル席、およびVIPルームのデッキで観戦したり、試合前にはグラウンドで李大浩選手(ロッテ)と記念撮影したり、試合後には正田コーチ(KIA)との懇親会があったりと、個人旅行では絶対にできない経験をたくさんさせていただいた。

次の観戦地へ約400キロをバスで移動という日もあったが、28人乗りのデラックスバスに20名足らずでゆったり座り、移動中は大モニターで野球中継や、韓国の野球映画を見て過ごし、それほど疲れを感じずに移動できた。

通常のツアーであれば、昼食なしということも珍しくないが、今回のツアーではほぼすべての食事が付き、しかも韓国に来たならこれ!というような食事を一通り楽しめるように配慮されており、野球だけでなく、食事でも韓国を満喫できた。

自由に街中を散策するような時間がなく、お土産を買うこともできないほど中身の濃い4日間だったが、それだけに無駄なお金を使うこともなく、結局ツアー費以外には6,000円程度しか使わなかった。

仁川で全員が合流してから、バスの中、野球場、観戦後の深夜の飲み会に至るまで、一日中野球の話ばかりするメンバー。どれだけ野球好き?と思いながらも楽しくてしょうがない。年齢の幅も広く、九州、関西、関東と住む場所も違う仲間が集い、意気投合して国内でも一緒に観戦しに行くようになった人もいるらしい。野球が好きな人であれば、貴重な体験ができて楽しめること間違いなし。是非参加してみていただきたい。

 

韓国プロ野球観戦ツアー2016 体験記
韓国プロ野球の虜になること間違いなし。集まれ野球好き!充実の3日間を!

(福岡県 30代男性)

私がこのツアーと出会ったのは、自称「野球場マニア」の野球好きの友人の影響でした。野球が好き過ぎて日本を飛び越え、韓国プロ野球を観に行ったのが始まり。そこから韓国野球に興味を持ち、このツアーを見つけて今回が2回目の参加になりました。

初日はインチョン空港で各地からの参加者と合流して、昼食では石焼ピビンパを食べて韓国ムードを満喫しました。初参加の方も多数いらっしゃいましたが、野球好きの集まりは自己紹介をしただけで、すぐに野球談議に火がついて盛り上がりました。

この日の観戦カードはネクセン対SK戦。韓国初のドーム球場はポール際に観客席がないので日本のドームより狭く感じました。また韓国独特のテーブル席の最前列では飲み物とスナック類を食べながら観戦することが出来ました。まだまだ韓国野球の知識が乏しいので、必須の持ち物である「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」を片手に試合を観ながら、友人といい選手を探すというスカウトごっこをするのも楽しみの1つです。観戦中に「韓国プロ野球の伝え手」の室井さんが選手についての情報やショップの案内などをしてくれて、本当に楽しむことが出来ました。

試合後はボリューム満点のサムギョプサルの夕食。ゲストとしてベアーズの藤尾二軍トレーニングコーチが登場してくれました。普段では聞くことが出来ない選手のケアや、韓国プロ野球界に入った理由など興味深いお話が聞けました。しかも最後には、ご自身の実使用ユニフォームと、帽子をかけたじゃんけん大会が行われました。

2日目はテグサムソンライオンズパークまで移動途中、サムソンの二軍施設に立ち寄るという、韓国の方でもあまり訪れない?マニアックな体験が出来ました。そしていよいよ今日のメインであるテグサムソンライオンズパークに到着。こちらも今年にできた新本拠地球場。やはり大企業サムスンの力が見える大きなスタジアムです。試合前関係者と一緒に施設内を見学し実際のベンチ、グラウンドまで降り立ちました。このツアーならではの経験に大満足でした。

日本のプロ野球との大きな違いの1つであるのが韓国プロ野球の応援や球場内のイベントです。まるでライブ会場!観客全員が一つになってチームを応援、球場全体の一体感を楽しむことが出来ます。今シーズンは水を使ったイベントがブームらしく、試合中何度も水を噴射。日本でも有名なイ・スンヨプ選手の応援歌(どハマりした)を叫びながら韓国のお客さんと一緒になって、ずぶ濡れになりながら応援し盛り上がることが出来ました。

そして、試合の興奮覚めやらぬまま、ポッサム専門店での2日目の懇親会を楽しみに、ホテルに到着すると人だかりが…。よく見ると、なんとイム・チャンヨン投手がファンに囲まれサインをしていました!しかも私は大のヤクルトファン!すかさず持ってきていたヤクルト時代のイム投手のユニフォームをカバンから取り出しサインをもらうことに(涙)。KIAの選手の宿舎と私たちのホテルが偶然にも同じだったのです。イム投手も日本からのヤクルトユニには苦笑いでしたが私にとっては家宝になりました。

そして親睦会へ。ゲストはKIAの中村バッテリーコーチとイ・ウジュン通訳が登場。子供のころ見ていた「中日の中村や!」という気持ちとオーラがあり、少し緊張していましたが中村コーチが非常に気さくで「関西のおもろいおっちゃん」的な方で、質問にもなんでも答えていただき現役時代のお話しや、韓国と日本の野球の違いなど色々な裏話を聞くことが出来ました。「まだまだ韓国野球は面白くなる、パワーがすごい」という話が印象的でもっと韓国野球を知りたくなりました。記念撮影とサインもいただき夢のようなひと時で今回の韓国野球ツアーを終えることが出来ました。

室井さんの解説付きで野球観戦、韓国料理が食べられるのはもちろん、試合後のコーチとの懇親会がこのツアーの大きな魅力です。全国から色々な年代の方と出会い、野球を通じて仲良くなれます。こんな体験ができるのもツアーの魅力だと思います。2017年はWBCが開催され、韓国の選手にも注目しながらいつも以上に楽しむことが出来そうです。そこでまた韓国野球熱も高まり、17年のツアーにも参加することで、さらに楽しめると思います。