先週、スポニチさんの紙面、以下の記事でもご紹介いただきましたが
日本初!?ラジオで韓国プロ野球情報コーナーがスタート(スポニチアネックス 6月22日)

この度、日本のラジオ史上初!?韓国プロ野球の情報コーナー、
室井昌也の韓国野球を観に行こう!』(ラジオ日本 毎週火曜日午前11時05分から。「峰竜太のミネスタ」内)を、本当にたくさんのたくさんのたくさんの方々のご協力でスタートすることになりました。みなさんに御礼申し上げます。

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コーナーはラジオ、radikoだけではなく、ポッドキャスト配信で過去の放送をいつでもお聞きいただくことができます。詳しくはコーナー紹介サイトに記載しています。
番組twitter

ラジオ日本さんと言えば、当方を「弟子っ!」と呼んでかわいがってくださった、伝説のアナウンサー島碩弥(しまひろみ)さんの古巣。そして第1回の放送日7月5日は偶然にも2004年に亡くなった島さんの命日なのです。十三回忌当日に、島さんが向き合ったマイクの前でスタートを切る。そんなめぐり合わせに、見えない後押しを感じています。

今回ラジオのコーナーを行わせていただく理由ですが、日本で韓国プロ野球を知っていただくお仕事をしていく中で、より一層のマスメディアでの露出が必要と考えていました。WBCやプレミア12などの国際大会はその大きなきっかけにはなりますし、それらのコーディネートや情報提供も数多く行っています。しかしどうしても一過性のものとなってしまうので、持続的に関心を持っていただくため、定期的に情報を出し続ける方法をずっと模索していました。

これまで韓国プロ野球に触れる機会がまったくなかった新規の方々に知っていただくには、観戦ガイド、観戦ツアー、サイトといった10数年地道に続けているもの、また各社さんからご依頼のコラムを継続するのはもちろん、より広く伝わる媒体がなくてはならないと思ってのことです。そして試行錯誤の末、今回のラジオコーナー開始にたどり着きました。

選択肢としてマスメディアではなくインターネットも考えられました。インターネットを活用しての情報の伝搬はコスト面での取り組みやすさが長所です。しかし深くはなっても広がりには欠ける、または正確に伝わりにくいという印象があります。

その辺りの考え方はブシロード・木谷高明社長が2014年の以下のインタビューで答えている内容に共感する点があります。
買収後売り上げが激増 プロレス人気再燃を新日オーナー語る(NEWSポストセブン 2014年1月2日)

ちなみにこちらの予算規模はその何万分の1ですが(笑)。マイナーなジャンルこそ、大きな場所で広める工夫が必要になります。

今後ですが、「日本で韓国プロ野球ブームを!」なんてことはまったく考えていません。まずは「韓国に何度も旅行に行っているけど、現地で野球を観たことはない」という人や、「海外で野球を観たいけどきっかけがない」という、もうひと押しで韓国の球場に足を運びそうな人の背中を軽く押すことを第一歩に、その歩みを続けたいと思っています。

既に韓国プロ野球ファンのみなさんは、新たにこちらの世界を覗いてくれた方の手をやさしく(やさしくですよ!)握って、導いてください。

「好きか、嫌いか」の二択での考え方が脳内を占めていらっしゃる方には理解しがたいかもしれませんが、物事に対して「なんとなく面白そう」とか「ちょっと興味ある」という感性を持ち、アンテナを張っている人はたくさんいます。そんな人たちに今回の試みがひっかかってもらえると嬉しいです。

長年ご愛顧くださっている方々はお気づきかもしれませんが、「韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑」の編著者(著者)紹介欄に毎年記していることがあります。今回、それを果たしました。


長々となんか堅苦しい感じで記しましたが、願いはシンプルにただひとつ。聞いてくださ~い。