ふだん、ローソンのお弁当は(以下自粛)
「ご褒美のひと時 鮭ハラス・いくら重」は、ようできてました。
脂がのった鮭ハラスと
プチッとはじけるいくらの旨味。
鮭の身のなかでももっとも脂がのった腹部(ハラス)だけを厳選して使用し、熟成黒みりんで丁寧に焼き上げました。イクラ、さけ節の炊き込みご飯と一緒に食せば、味わいもひとしお。まいにちの《ご褒美のひと時》に、ぜひ。
いや、これが褒美て言われたらちょっと悲(以下自粛)
それでもね、 「ご褒美のひと時 鮭ハラス・いくら重」は、ようできてましたよ、いやホンマ。
以下、ニュースリリースより引用。
株式会社ローソンは、高級弁当シリーズ“ご褒美のひと時”の展開を始めます。第1弾となる「鮭ハラス・いくら重」を全国のローソン店舗で発売いたします。
この商品を皮切りに、毎月最終火曜日に600円前後の価値の高い弁当を発売してまいります。
これは“節約の合間に美味しいものを食べたい”という消費者心理をかんがみた商品展開です。
そうです、最終火曜日っていうのは一般的なサラリーマンなら給料日前後。
いつもの(自粛)なコンビニ弁当からちょっとだけマシ…いや美味しいお弁当を買える喜び!…涙出ますねえ。
そんなわけで、鮭はアトランティックサーモンのハラス。
アトランティックサーモンは本来川で生まれ海を回遊して川に産卵に戻る品種ですが、現在では高級養殖鮭の代名詞です。
1970年前後からノルウェーで養殖が始まり、エサの開発や近代的な養殖法の確立が急速に行われました。
この近代的な鮭類の養殖、養殖関連業がノルウェー、スエーデンでは一大産業に成長しているのは有名ですね。
近年、オーストラリアのタスマニアや、南アメリカのチリなどでも養殖されるようになっています。
ちょうど今は円高ですから、ローソンさんは品質の良いものがコスト安で輸入できるんじゃないでしょうか?
もともと脂のりの良い鮭のハラス、最も脂の強い部分、言わばマグロの大トロです。
身がトロトロで美味しいんですが、食べすぎるとしつこいんですよ。
このお弁当のハラスはじっくり焼いて余分な脂を落としてあるようで、脂の旨みととろける舌ざわりはそのまま。
“熟成蔵出し黒みりん”で焼いた、のもポイント。
黒みりんとは本仕込みのみりん(みりん風調味料と違ごてね)を長期熟成させたもので、深いコクと甘みがあります。
ただしこの場合は、メルシャンの加温促成醸造のやつでは、と私は疑ってますが…。
それでも、塩辛くなくて鮭の持ち味が全面に出てるところを評価。
鮭の炊き込みご飯は、昆布とかつおのダシに鮭節、鮭魚醤の旨みをきかせてあるとのこと。
うんうん、ごまの香ばしさも後押しして、風味たっぷりにでき上がってます。
いくら醤油漬は、比較的大粒のマスいくらを塩味控え目に、これはこんなもんかな。
このレベルなら、デパ地下で1,000円狙えると思われ。
最近は「ほっともっと」など所謂“ほか弁”業界が巻き返しに出ており、低価格で味の良さを追求したお弁当を次々と発売しています。
そうなると、できたて感で優位に立つ“ほか弁”に、コンビニ弁当は単なる低価格競争では勝てません。
であれば味・品質の向上、それは正しい方向性かと思われます。
「ご褒美のひと時 鮭ハラス・いくら重」は、私としては満足できましたよ。
まあ、これが給料日のご褒美というのは悲(以下自粛)
ですが、とりあえず第2弾が、楽しみです。
〈ローソン 鮭ハラス・いくら重 590円〉
原材料:味付けご飯、焼鮭、紅鮭ほぐし身、いくら、付合せ、調味料(アミノ酸等)、酸味料、pH調整剤、グリシン、酸化防止剤(V.C)、増粘剤(キサンタン)、酵素、(原材料の一部に卵、小麦、大豆を含む)
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