生ハムと干しいちじくはクリームチーズが取り持つ縁 | コン美味食文化論

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いけずな京女が、コンビニエンスに現代ニッポンの食文化を探求中。食のクロスロードを縦横無尽に放浪してます。


コン美味食文化論-いちじく1


 先日、「生ハムメロン」を話題にしたところ、松山の坂本さんから「生ハムといちじくも合いますよ」とコメントいただきました。
 が、生果のいちじくってなかなか売ってないんですよ、こっちでは。


コン美味食文化論-いちじく売場



 あ、でもええこと思いついた。

 「干しいちじく」っちゅうもんがありましたね。
 たまたま、ドライフルーツの屋台がデパ地下に出ておりましたんで買うてみました。
 結構立派なんがこれで100g399円、まあ良心的かな。
 それにしてもなんでドライフルーツって、アヤシイ健康食品と一緒に売られるんですかね(^_^;)
 ええもちろん、干すことで栄養成分や有効成分がぎゅっと濃縮されるし、アヤシクナイ健康食品なんですよ。
 干しいちじくも、鉄やカリウム、カルシウム、クエン酸なんかが豊富で、古代はギリシャのオリンピック選手やエジプトのピラミッド建設従事者に愛用されていたと言われるほど栄養価の高い食品。
 そゆのをせっせと食べといたら、サプリメントやダイエット茶ぁは要らんのですけどねえ。は余談。


コン美味食文化論-生ハム


 ほんでもって、生ハムですが。
 当然、お高いもんを使こて失敗したら、目も当てられません。
 コンビニの生ハムでじゅーぶんじゃ。
 セブンイレブンで「セブンプレミアム 生ハムロース」を見つけたんでああこれこれ、これにしようっと。
 
 生産履歴のとれる産地指定の豚肉原料で作りました。
 豚ロース肉を使用し、桜のチップでほどよく
 スモークした生ハムです。
 
 「生ハム」なのにこの価格(驚)?! と、一瞬目を疑いたくなるほどのお手ごろ価格を実現したのは、7&iグループのアメリカ産豚ロースを使用しているから。桜のチップでほどよくスモークした、奥行きのある香りと、口の中に広がる旨味が特徴です。ワインなどの、お酒との相性も抜群。ちょっとワンランク上の「オトナ気分」が味わえますよ!
 (サイトの商品説明より)
 
 イタリア人やスペイン人には大変心外な商品ではなかろうか、と言う気もしないでもないけど生ハムには違いありませんな。
 パッケージ裏の表示を見ると「品名 ラックスハム」とあります。これは、豚肉の塩漬けを燻煙しただけで、加熱しないハムのこと。
 “ラックス”とはドイツ語で鮭、鮭の肉のように、鮮やかな紅色をしたハムを意味します。
 なお、燻煙もせず、吊して乾燥・熟成させたものがプロシュットで、「生ハムメロン」に主として利用されるのはむしろこちらです。

コン美味食文化論-いちじく2


 
 とりあえず「生ハムと(干し)いちじく」は揃った。
 けどたぶん、これだけではイマイチ。
 クリームチーズに仲介をお願いしました。


コン美味食文化論-チーズあえ



 「干しいちじく」をキッチンバサミでざくざく切って、クリームチーズで和えて。
 生ハムでくるんと巻いて、ぱくっ。
 
 おいひぃ♪

コン美味食文化論-生ハムのせ


 
 生ハムの塩気と干しいちじくの自然の甘さを、クリームチーズのまろやかな味わいがとりもって、ちょっとしたオードブルの一品ぼくなりました。


コン美味食文化論-盛り合わせ



 ワインに合いますよおワイン
 生のいちじくとは全然違う味なんでしょうけどね、結果オーライで気にしない、気にしない>人生イタリア人(が聞いたら怒るかも~)
 
〈滝沢ハム 生ハムロース〉
内容量:50g
原材料:豚ロース肉、食塩、還元水あめ、ぶどう糖、調味料(アミノ酸)、酸味料、酸化防止剤(ビタミンC)、発色剤(亜硝酸Na)



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