先日、中国と台湾トップが、初めて会談をした。
日本でも各紙がトップ記事として記載するなど、注目度は高い。
この意義について、考えてみたい。

まずは、中国側の思惑だ。
一番は、やはり東シナ海、ひいては太平洋での存在感の増大である。
日本とは、尖閣諸島、フィリピンとは南沙諸島で、対立し、南沙に至ってはアメリカが介入するなど、中国にとっては、思うようにいかない状況が続いている。
そこで、台湾に再び目を付けたという思惑があると考えれる。

一方、台湾はどうだろうか?
こちらは、馬英九総統の任期切れ前の最後のレガシーづくり、国民党の意向をしめし、おそらく政権交代をするであろう来年1月までの、一つの布石を作ったといったことが正しいだろう。

以上を考えてみると、やはり中国にとって有利な会談であったことは、明白である。
仮に、来年政権交代になったとしても、中国は、一時でも台湾とこのような事実を作ることができたのは、大きな収穫だ。
経済的にも、中国に依存しつつある台湾にとって、中国は、切っても切れない関係になりつつある。
経済で結びつきが強くなり、政治でも歩み寄りが始まれば、もはや後戻りはできない。

今後すぐに、影響が出るようなものではないが、決して小さくない会談であったと考えられる。