こんにちは！TOOLBOXの室本です。
今回はMRーSのブレーキパッド交換…だったのですが、
まさかのブレーキキャリパーの固着
スライドピンが錆び付いている様でキャリパーがちゃんと動きません
強引に開けばなんとかブレーキパッドは替えられるレベルではありますが…
もちろんこのままでいい訳ないです
この様な純正でよく採用されている”片押しキャリパー”はピストンが片側にしか付いていません。
「じゃぁ片側のブレーキパッドしか押してないの？」
って思われるかもしれませんが、
ちゃんと両側押してるんです
構造的にはピストンが片側にしか付いていませんが”油圧”はちゃんと全面にかかっていて、ピストンが摺動しているシリンダーと一体の爪部がピストンの反対側に居る事で、
ブレーキローターを”掴む”様に作動します❗️
その際に今回固着しているスライドピンが必要で、ここがフリーで動いてくれるから左右のブレーキパッドに力が加えられるんです
プライベートでブレーキパッド交換されている方、ここの部分をテキトーに扱っちゃぁダメですよ。
と言う事で、今回はキャリパーオーバーホールも実施❗️
各所の点検を行いながら分解をしていきますが…
今度はピストンにサビが
しかも部品が欠品で手に入らない
まぁ20年目のクルマって感じですね
嘆いていても仕方ないので、ピストンを地道に磨いて段差を極力無くす様に修正。
なんとか再使用できました
同時にシール類も新品へ交換。
特にピストンを支えている”ピストンシール”はピストンの戻りに大きく影響する部品ですから要注意ですね。
そしてついでに「キャリパペイントライトコース」もご依頼いただきました
基本的にヒルクライム専用で使われているクルマで見た目は然程気にしていない様ですが…
元々腐食がかなり酷かったので、再発防止が目的です
それでも見た目が綺麗になるのは嬉しいですね
元々は再使用の予定でしたが、折角なのでブレーキローターも
”ディクセルPDタイプ”で新調❗️
ブレーキパッドはブリッグ製で、
フロントに”VSーZ”、リアに”RH”を使用。
普通なら前後同じコンパウンドで取り付けられる事が多いですが、MRーSという特殊なボディーバランスかつヒルクライムという独特な環境では、
好みや要望を叶えようとすると前後で変わってしまうんです
そういった事も相談しやすいブリッグみたいなメーカーの存在は非常に心強いです
という事で車両は完成！
ブレーキもバッチリ効く様になりました
ちなみにTOOLBOXにて「ブレーキメンテナンスキャンペーン」を実施中です❗️
6月30日まで各メーカーのブレーキパッドおよびローターを10〜20%OFFにて提供中です。
今回のキャンペーン期間中にブレーキパッドを購入頂いた方で、ご希望される方限定で
キャリパーに貼り付ける「サーモラベル」を無料で提供いたします
更に希望者にはキャリパペイントの「ハイグレードコース」「スタンダードコース」を20%OFFとなるサービスも行っていますので、ぜひご利用ください❗️
皆さんのご利用お待ちしています
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