こんにちは！TOOLBOXの室本です。
ほぼ毎月参加していて、ジムカーナ練習や諸所のテストとして利用しているイベント
「美浜ジムカーナDAY」
今年初めての参加でコースが熟知していない状況
2月の割に日差しはあり路面温度は10〜18℃程度と予定よりは少し温かめ。
ジムカーナを想定したテストなので、冷間時のグリップや温まりの早さなどもしっかりチェックしてきました
タイヤサイズは205/50-16
冷間時の空気圧は
フロント:180kpa
リア :320kpa
で統一。
リアタイヤは今回も
A052 195/55-15
で統一。
まずは一番結果が期待できるA052から❗️
スタート前の路面温度は11.2℃
タイヤ温度は
右フロント:11.8℃
左フロント:16.8℃
右リア :11.4℃
左リア :13.6℃
散々使ってきたタイヤで、慣れもあり安定の高性能
スタート直後からしっかりとグリップしてくれて、ブレーキの突っ込みも安心して任せらえます
1本目のタイムは1分24秒515
細かいところの改善点はありましたがまずまずの結果
1本目終了直後のタイヤ温度は
右フロント:38.3℃(+26.5℃)
左フロント:28.9℃(+12.1℃)
右リア : 19.7℃(+8.3℃)
左リア : 16.3℃(+2.7℃)
フロント平均温度上昇:+19.3℃
2本目のタイムは1分24秒374
一応今回のベストラップでしたが…
然程タイムアップはできませんでした
2本目終了後のタイヤ温度は、
右フロント:39.4℃(+1.1℃)
左フロント:37.6℃(+8.7℃)
右リア :22.5℃(+2.8℃)
左リア :20.8℃(+4.5℃)
フロント平均温度上昇:+4.9℃
今年初走行ですから速い？遅い？は分かりませんが、まずはコレが基準タイム
2番手はシバタイヤTW200T❗️
スタート前の路面温度は12.8℃
タイヤ温度は
右フロント: 8.1℃
左フロント:14.8℃
右リア : 9.3℃
左リア : 11.5℃
今までのテストで想像はしていましたが...
スタート直後からホイールスピンの嵐
奥の三角を回るところから1コーナー逆走手前まではガマンの連続
でも最初のターン辺りから徐々にグリップが安定。
キリックスの突っ込み辺りではA052よりも止まる？って位にグリップ力が向上
その後は非常に優秀で、コーナーでも旧コンパウンドよりも安心してステアリングが切り込めます
1本目のタイムは1分26秒205
あれだけスタートがダメだった割に好タイム
1本目終了直後のタイヤ温度は
右フロント: 46.1℃(+38.0℃)
左フロント: 42.6℃(+27.8℃)
右リア : 25.6℃(+16.3℃)
左リア : 27.3℃(+15.8℃)
フロント平均温度上昇:+32.9℃
温度上昇はA052と比べても早め。
後半のグリップ感を踏まえると連続での2本目アタックは期待大❗️
満を持しての2本目は…
ミスコーース
大変申し訳ないです
2本目終了後のタイヤ温度は、
右フロント:45.0℃(-1.1℃)
左フロント:42.7℃(+0.1℃)
右リア :25.8℃(+0.2℃)
左リア :23.4℃(-3.9℃)
フロント平均温度上昇:-0.5℃
アタックまでに待ち時間があった事もあり温度上昇は微妙
でも冷め切っていた雰囲気は無く、スタート時のホイールスピンもかなり減っていて、2秒くらいは縮められそうな感触はあったんですけどね
とりあえずとんがった性格は相変わらずですが、ジムカーナでは路面温度が30℃以上となる5月以降のドライ路面なら、
ニューマやA052よりも優秀なのでは？
と思われます
3番手はヴァリノVR08GPニューマ❗️
今年期待の新製品
スタート前の路面温度は15.6℃
タイヤ温度は
右フロント: 9.5℃
左フロント: 24.7℃
右リア : 11.7℃
左リア : 15.1℃
スタート直後のグリップ感はA052の2割減？ってイメージ。
それでもシバTW200Tよりは遥かにマシ。(シバTW200Tは5割減？)
しかしその後は何処からグリップしていたか分からないくらい安定感のある性格。
ただし以前の板ブレーキのイメージもありブレーキを思いっきり突っ込めません
印象ではA052と遜色ないレベルではグリップしている様に感じます
1本目のタイムは、1分25秒218
(052の1本目の0.7秒落ち)
まずまずのタイム
1本目終了直後のタイヤ温度は
右フロント: 47.9℃(+38.4℃)
左フロント: 41.9℃(+17.2℃)
右リア : 24.5℃(+12.8℃)
左リア : 28.3℃(+13.2℃)
フロント平均温度上昇:+27.8℃
続けて2本目の走行を行い、
2本目のタイムは1分24秒400
(052の2本目から0.26秒落ち)
惜しくもA052越えとはいきませんでした
2本目終了後のタイヤ温度は、
右フロント:36.4℃(-11.5℃)
左フロント:44.4℃(+2.5℃)
右リア :25.2℃(+0.7℃)
左リア :23.3℃(-5.0℃)
フロント平均温度上昇:-7.0℃
正直、履き比べれば
「A052の方がタイム出せる」
って思える程の差はありますが、この結果らも分かる通り…
微妙な差です
ぶっちゃけ走り方によるタイム差の方が大きくらい
本番をA052で走行される方の練習用としてはかなり優秀でしょうし、
温度変化(ウェット含め)を考慮しなくてはいけないジムカーナ用としては、
かなり優秀な存在ではないかと思います
最後ははヴァリノVR 08GPスポーツ❗️
TW300のライフ重視のタイヤ。
正直、今回のテストでは1番不利なポジションのタイヤですが、他のテストの際にも良いフィーリングは感じ取っています
スタート前の路面温度は4.4℃
タイヤ温度は
右フロント: 1.6℃
左フロント: 3.1℃
右リア : 5.1℃
左リア : 6.2℃
最後のアタックでかなり冷えてきてしまいました
そして今回のジムカーナでの性能ですが…
予想の3割り増し位に良かったです
まずスタート直後のグリップですが、ニューマよりは劣るもののシバTW200Tよりはまともにスタートできます
その後、終始グリップが低めだったのですが…
ニューマ譲りの扱いやすさ
結果的に1本しか走行できませんでしたが、
1分25秒875
予想外に好タイム❗️
1本目終了直後のタイヤ温度は
右フロント: 23.5℃(+21.9℃)
左フロント: 27.1℃(+24.0℃)
右リア : 19.9℃(+15.8℃)
左リア : 18.3℃(+12.1℃)
フロント平均温度上昇:+22.9℃
スタート温度が低かった為、あまり温度は上がりませんでしたが、
A052より発熱はしていました
そしてこの低温のままで走行していたにしては好フィーリング
まぁ一番最後に走行した事もあり条件は良かったと思われますが、
充分楽しめる良いタイヤです
そして何より、
タイヤが全然減って無い
値段・性能・ライフをトータルに考えれば間違いなくこのタイヤが一番優秀
ガンガン練習したい人や、街乗りメインで履きっぱなしでモータースポーツを楽しまれる方にもオススメです
これでジムカーナでのタイヤテストは終了❗️
結果的には
A052が一番優秀
と言う、まぁ無難な結果ではあります
しかし、
ニューマはかなり052に近い性能という事も分かりました
リアタイヤや空気圧を見直せばまだまだ可能性はありそうです
シバ200Tは普通にジムカーナは難しそう
でも前コンパウンドよりは発熱も良くなった様なので、従来より早めな時期での活躍が期待できそう
あっ、ウェットはやめておいた方が良いです
スポーツは上記3種類からするとタイム的にはあまり期待はできません
しかし扱いやすくタイム的にも意外と優秀なので、
シバタイヤR23 TW280となら良い勝負できそう
タイヤの摩耗はシバ280よりも少なそうなので、初心者や沢山走りたい人にはイチオシです
これでジムカーナテストは終了！
新品で購入してテストし続けてきたタイヤたち。
次回はココまででどの様に摩耗してきたのか？
どの位摩耗しているのか？
測定＆検証を行ってみたいと思います
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