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2017年10月31日
車種:スズキ ワゴンR
型式:GF-MC21S
年式:平成11年式
作業依頼内容:エンジンオーバーホール

 

前回の続きです。

 

今回はシリンダヘッド側の作業です!

個人的には一番重要で花のある(?)作業だと思っています😁

 

オーバーホールまで行うエンジンとなると、どうしても行いたくなるポート研磨。

今回のコンセプトには必要が無い作業なのですが…

 

ダメです!ガマンできません🤣

 

せめてバルブシートの段付きのみ修正したく、チョロっと削っておきました。

 

そして本題に戻ります。

元々大きな不調は無かったので、歪みやクラックなどは無さそうです♪

 

それでも20万km走行の歴史はバルブシート部にしっかり刻まれています。

目視でも分かる位シートの当たり面が広くなっています。

 

そしてその当たり面もボコボコに…

 

恐らく未燃焼ガスに含まれるカーボンが堆積してこうなっちゃうんでしょうね。

 

バルブシートの当たり面は上記イラストの様に3種類の角度で削り、中央の当たり面とバルブが接触する面積を調整されています。

 

この当たり面にバルブが一分間に300~4000回程度ぶつかりながらエンジンは回っている訳ですから、走行距離が延びればそれ相応に摩耗はします。

 

当たり面の幅はメーカーによりますが概ね1mm程度。

幅が広いほどベルブの放熱性は上がりますが、面圧が下がってっしまい気密性は低くなる傾向にあります。

 

今回はチューニングを目的にバラしていませんから基準値程度で修正します!

 

まずは現状を確認する為に、光明丹を使用して当たり面を測定。

 

最大で1.8mm程度の幅を確認!

(ノギスでの測定なので左程正確ではないかも?)

 

通常であればバルブシートカットは業者に依頼するのですが、今回は自分でやってみます!

 

ヤフオクで購入した怪しげ(?)なシートカッターで作業します!

 

2種類の角度の砥石を使い分けながら、バルブシートを削っていきます。

 

削り過ぎていないか時々確認しながら作業します。

 

けっこう大変でしたが、当たり幅もキレイに出せました😁

 

研磨前と研磨後。

目視でも分かる位幅が少なくなりました👍

 

カットが終わったら、コンパウンドを使用して擦り合わせ作業です。

 

バルブラッパーを使用してラクします😆

手作業で行っている数倍の速さで仕上っていきます!

 

今回は予算の都合もありバルブフェイス(バルブ側の当たり面)はそのままですから、すり合わせはしっかっり行います。

でもスゴイ速度で当たっていますから、油断していると当たり面の幅が広がり過ぎてしまうので気を付けて作業💧

 

一通り修正が完了!

バルブラッパーのおかげでかなり早く仕上りましたが、これだけ手を抜いても丸一日掛かりました。

 

・・・やっぱり次回は業者に依頼しようかな?

 

加工作業は終りましたので、

 

バルブステムシールを組み込み、バルブを取付け、

 

バルブスプリングを組込みます。

 

専用のバルブスプリングコンプレッサを使用して、

 

ヘッドに取付け、

 

小さくて無くなってしまいそうなコッターピン。

コレが無くてはバルブが固定できません!

 

飛んでいかない様に慎重に取付け・・・

 

タペットに給油して取付ければシリンダヘッドが完成!

 

う~ん満足😁

(自己満足?)

 

こういった瞬間の達成感がクセになります😆

 

次回はいよいよエンジンを組みたてていきます!

 

 

次回に続く。

 

 

 

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