2017年10月25日
車種:ロードスター
型式:DBA-NCEC
年式:平成23年式
作業依頼内容:クラッチ交換
常連さんのロードスターです。
いつもありがとうございます!
今回はクラッチの調子が悪くなったとの事でご来店です。
早速作業開始です!
FR車のミッション脱着時は基本的にシフトレバーを事前に取り外しておきます。
プロペラシャフトを抜き取る際にミッションオイルも漏れてきますので、ミッションオイルは事前に抜いておきます。
マツダ車特有のPPFとプロペラシャフトを取り外します。
PPF取り外し時には、サポートフレームとの距離を測定しておいて元通りの高さに固定できる様にします。
(調子が悪い場合はメーカ基準値を参考に調整します)
各部品が取り外せたら、いよいよミッションを降ろします!
ミッションを降ろすとクラッチが見えてきます♪
あとはコレを取外し、
これで取り外しは完了です!
クラッチディスク自体はまだ使えそうな位の残量なのですが・・・
ディスクの隙間からフェーシング部の繊維状の物が飛び出しています!
コレはバースト寸前だったのかも?
個人的にはノーマルエンジンのままなら基本的にはクラッチもノーマルで問題は無いと思っています。
しかしコチラのお客さんはサーキット等でハードに走行しています。
恐らくハードな使用にクラッチフェーシングが耐えられなかったんでしょうね・・・
こういう状態の時は、対策として強化クラッチを取り付けする事をオススメしています。
ディスクだけでも強化しておくと良いとも思いますが、
今回は戸田レーシングの強化クラッチセットを使用します!
軽量フライホイールもセットなのでレスポンスも向上します。
ディスクもメタルになりますので、熱への耐久性は抜群です♪
そして消耗部品も同時交換。
まずはパイロットベアリングを打ち替えます。
レリーズベアリングも高確率で傷んでします。
清掃後、新品に交換します。
フライホイールの固定は、トルクレンチを使用してしっかり締め付けます。
クラッチカバーを組み付ける際はディスクのセンター出しをしっかり行っておきます。
クラッチが組めたらいよいよミッションを載せます。
ミッションが取り付け終れば周りの部品を組み立て、ミッションオイルを充填すれば作業完了です。
作業完了後、オイル漏れや異音のチェックでリフト上で走行させます。
バッチリです♪
これで全ての作業が完了です!
これで安心してサーキットが走れますね。
また楽しんできてくださいね♪
ありがとうございました!
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くるまの修理屋さんTOOLBOX
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