A山・K山探索記、しばらく虫の記事が続きます。今回は甲虫(鞘翅目の昆虫)。硬くて光沢のある多様な姿は、石の魅力と共通する部分があります。
ヒキガエルのフンにも入っていたクロオサムシ Carabus albrechti。以前にもこのK山で捕まえたことがあった。
ミミズやカタツムリ、芋虫を捕食する肉食性昆虫。敵に襲われると悪臭を放つ。
前に載せたこのカタツムリも、こういう手合いの虫に食べられたのではないだろうか。
山中の少し開けたところにいたトウキョウヒメハンミョウ Cicindeda kaleea yedoensis。脚先のメタリックグリーンがオシャレ。
遊歩道上を歩いていたメスのノコギリクワガタ Prosopocoilus inclinatus。口には木屑が付いている。
容器を持っておらず、オスが手に入る保証も無いため、撮影後に放した。
醗酵した樹液の匂いを辿っていると、ヤマトタマムシ Chrysochroa fulgidissima を発見(エサは木の葉)。
説明不要の美しさ。この辺りでは時々見られる。
腹側もピカピカ。体格のわりに複眼が大きい。
帰宅しようと車に乗り込んだ時にも、前方を飛ぶタマムシを確認しました。
樹液の匂いはここから。カナブン Rhomborrhina japonica 専用のバーである。
カブトムシの死骸が複数落ちていたのは、この樹の根元です。醗酵した樹液には色々な虫が集まりますが、スズメバチやムカデがいることもあるため、注意が必要です。
1か所に2種類のスズメバチがいたこともあった。
投棄されたカブトムシのエサ台。カブトムシorクワガタムシも放虫されたと思われる。
◆巨大昆虫たち
ヒトが数人乗れるほど巨大なカブトムシのオス。
同じく大きなカブトムシのメス。並々ならぬこだわりを感じられる造形。
オスのクワガタムシもいた。ノコギリクワガタだろうか?
巨大昆虫は他にもアゲハチョウとギンヤンマ? がいましたが、この2つはパネルにイラストが描かれているだけ(メインは遊具)なので撮影しませんでした。