「累代飼育でアルビノダンゴムシをたくさん得よう」という目論見で、アルビノダンゴムシの子供たち(以下、子ダンゴ)を育てています。親は既に抱卵していた野生個体(以下、母ダンゴ)なので、子ダンゴがアルビノとは限りません。
詳しくはこちら。
非常に弱い幼虫に極力干渉しないように飼育しているため、孵化数も生存数も分かりません。今回、母ダンゴが亡くなっているのが見つかり、子ダンゴも少し大きくなったので、数匹を取り出して観察しました。
母ダンゴ(T+アルビノ)の亡骸。お疲れさまでした。
生の植物より腐植を好む。やっていないが、虫や魚の死骸も良く食べるはず。
自然界と同じように、子ダンゴはある程度群れている。
数匹取り出して爪楊枝と比較。爪楊枝は小さな虫の採取や飼育に使える。
この色の違いは単なる個体差らしい。どちらも眼が黒いので、アルビノではなく通常色。
写真下部にいる個体は他より色が薄く、眼も薄い褐色に見える。
アルビノなのだろうか? こういうときにも顕微鏡が欲しくなる。
まだ全幼虫の一部しか観察できていませんが、アルビノ疑惑のある個体が見つかりました。子ダンゴに通常色とアルビノの両方がいる場合、理論上は「通常色とアルビノが半々」になるはずです(上記リンク参照)。しかし、アルビノ疑惑個体は1、2匹しか見つからなかったので写真の写りで褐色眼に見えただけかもしれません。
元々第一世代にアルビノが出たら儲け物だったので、早合点せずに飼育・観察を続けます。