タニシ、出産 | アリ塚

アリ塚

アリクイが混沌に導く、アリたちに築かれた秩序

 

100円ショップでプラケース伸縮する虫捕り網を購入してから帰宅し、昨晩捕まえたトリートメント中のヒメタニシをチェックしました。スクミリンゴガイと比べてフンが少ないんだな、と思いながらよく見ると、それはフンではなくヒメタニシの稚貝(ちがい:成体と同じ形態まで育った幼い貝)でした。

 

タニシは体内で卵を孵化させ、稚貝まで育ってから出産する卵胎生(らんたいせい)です。一方、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)など多くの貝は普通に卵を産む卵生(らんせい)です。

 

トリートメント中のヒメタニシフン抜き病原の持ち込みをできる限り抑えることが目的。

 

左に転がっているのは…。

 

ベビータニシじゃん!(三河弁)

 

 

 

母の背中には白っぽい子も。2匹産んでいた。

 

こんなサイズ。

 

早速水槽へPUT IN

 

やはりメスの、しかも妊婦だったのです。最終的に3匹産みました。順調に産んでくれれば、しばらくは獲りに行かなくても良さそうです。

 

 

…とはいうものの、雨上がりに矢も楯もたまらず、タニシを獲りに出かけました。今回もヒルは見つからず、ヒメタニシ3匹と変な草を持ち帰りました。

 

3匹追加。前回から学んで現地で同定・取捨選択をすることでスクミリンゴガイは持ち帰らなかったが、空の貝殻を1つ持ち帰ってしまう。3歩進んで2歩下がる男。

 

水中に生えていた謎の草キカシグサ属(Rotala)の何かだと思う。ミズマツバあたりかな?

 

トリートメント後に水槽に植え付けたが、光量が足りないかも。

 

オスは右側の触角(←)が巻いている。繁殖できるだろうか。

 

 

ミナミヌマエビと並んで藻を食べるヒメタニシの稚貝。汚い水槽だなぁ。

 

 

ベランダビオトープなんかやりたくなってしまいますが、植物たちのケアが優先されます。真夏の高温に備えて遮光を計画しています。