前回の記事で、「涙のビデオ・クリップ」という言葉を使った。その言葉を書きながら、「へへへ、素敵な言葉だなァ」なんて自己陶酔したので、今回は僕が涙したり涙が出そうになったビデオ・クリップを紹介していこうと思った。しかし、そんなものはほとんどないということが分かってしまったので、ただ単に好きなビデオ・クリップを紹介するということにする(アンディ・パートリッジに快く思われなさそうな記事だな)。



最初はやはりこれだろう。ラジオ・スターの悲劇!

ベタだ。ベタすぎて手がポテトチップスを食べたときみたくベタベタしてきた。嘘である。僕は嘘をつくことが余りないような気がする。だからこの瞬間はレアである。恐らくではあるが。しかし、「僕は嘘をつくことが余りないような気がする」という文が嘘だったならば、このレア度は一気に下がり僕は嘘つきの烙印を押されることになる。困ったものである。
だが、ラジオ・スターの悲劇という曲もレア度は低い。それと同じだと思えばいいのではないか。また、あのロックンローラー、チャック・ベリーもおそらく嘘つきである。彼と同じだと思えばいいのではないか。


続く第二弾。それは何か。これにしようか。

これはベタじゃないだろう。いや、僕が知らないだけでベタなんだろうか。いやいや、そんなことはないだろう。パルプだったらCommon Peopleだろう。あれのビデオ・クリップもそこまで知名度高くないだろうが(いや、そんなことないか?)。僕はCommon Peopleのビデオがそこまで好きではない(嫌いではないけど)。なぜか。それはパルプのメンバーの一人、ラッセル・シニアが余り目立たないからだ。それとは反対にこのビデオはどうだ!目立つぞ!僕は彼がお気に入りなのだ。


そして、三。僕は二〇代のときに初めて見たスペシャルなビデオだ。

別にこれは別に秀でたものはないと思う。しかし、ゴーバンズのメンバー三人が良く映っていると思う。僕は異性の好きなアーティストのビデオ・クリップは、高い確率でそこそこ好きになってしまうのだ。そう。このビデオ・クリップのように!

これは異性のアーティストのビデオ・クリップの中でもかなり好きなものの一つ(この衣装での別の映像がテレビ東京でやってた懐メロ番組で流れた。それのフル映像が見たい)。理由?それを聞くか?君は。いや、聞く人はいない。でも、聞かれたことしか書かなかったらこのブログは真っ白になってしまう。なので理由を今から書くのだが、これは簡単なことなのである。僕は初期のプリンセス プリンセスの中山加奈子がとても好みなのだ。ので、もう一つ。

このビデオを初めて見たのは一〇年以上前のこと。僕はこの中山加奈子の格好がとても好きであった。顔も好みなのだ。そんな人が出ているビデオを嫌いにならないはずがなかろう?しかし、ちょうど一〇年前、いや、もっと前だったかも。このビデオは消されてしまった。調べても出てこなくてショックを受けた。他の動画サイトを調べたが出てこなかった(僕の調べる能力が不足していただけで実はどこかで見れたかもしれない)。このビデオが収録されているDVDボックス・セットを買うしかないかと思った。だが、それはとても高く買えなかった。その後、僕はたまに動画サイトで「kissで犯罪」と打ってこのビデオを探したが見つからなかった。途中、同時期のTokyo彼女のビデオを見つけ興奮したが、やはりこちらのが見たかった。それから二年ほど経って公式がアップロードしてくれた。できれば画質をもう少し上げてアップロードしてほしかったが文句は言えない。ありがとうございます。
(Tokyo彼女のビデオ・クリップのリンク。これを見つけたときは本当に嬉しかった!ありがとうございます)


次は……僕のお気に入りの中のお気に入りのバンドのビデオ・クリップだ。すかんち!

大好きなドクター田中在籍時のビデオの中から特に好きなものを一つ。理由?色々やってて面白いから。あと、時代劇みたいな格好シマちゃんが似合ってるから。あー、さらに、間奏の部分でローリー寺西とドクターが並んでるのがいい。
すかんちは他に恋のT.K.Oが好きだけど、わざわざ「特に好きなものを一つ」と書いてしまったからこれ以上は貼らない。別のときに貼るかもね!だって、お気に入りのバンドだから。


そして、やはりビデオ・クリップといえば彼らなのではないか。ゴドレイ・アンド・クレーム!

ウーン、素晴らしいビデオだ。是非もう少しいい画質で見たい。曲も結構好きである。ほんの少し難解になったチープ・トリックみたいな感じである。
チープ・トリックは僕にとって異性のアーティストではないものの、見た目が非常にキャッチーなため、つまらないアイデアで構成されたようなものでも楽しく見ることができる。

アイデア勝負のゴドレイ・アンド・クレームとそうでないチープ・トリック。この意味段落は対になっている。



お次はこれだ。何度も見たビデオ・クリップの一つである。これを書くのは恥ずかしいのだが、こういう格好、好きなんだよなぁ。このストロベリー・スウィッチブレードのレコードを買った理由もこの格好にある。そのため音楽にはそんな期待していなかったのだ(中野のメカノで売っていたのを見たことがあったから、嫌いなものではないだろうという思いはあったのだけど)。ファースト・アルバムを再生してこの曲のイントロが流れたときは驚いたね。この曲が代表曲というのは知っていたから、耳に残る曲なんだろうなとは思っていたのだが、凄い、とても、好きになりそうだ!となった。
この記事のタイトルは「涙のビデオ・クリップ」である。曲の話をしてもいいとは思うのだが、ビデオ・クリップの話を優先すべきである。優先ということで、この曲のゆうせん盤を持っていたならその話をするのだが、持っていないし存在しているのかも分からない。とにかく、ビデオの話をするべきである。
このビデオの見所はストロベリー・スウィッチブレードのメンバーが映っている箇所全てである。ので終わりから始まりまで見る必要があると思われる。しかし、これは僕の主観である。だが、ストロベリー・スウィッチブレードが好きな人たちは、同意してくれるような気がする。どうだろうか。パート・カラーの使い方も上手いと思う。


そろそろ最後にしようかと思う。最後のビデオ・クリップ。それは、こいつだ!

チェーンソーで女を追いかけ回す大槻が最高だぜマジで本当にカルト的だぜなんて書いて終わりにしよう。では、また会う日まで。