こんにちは!お菓子留学していたパリでの小話、第8話目に突入です
今日のテーマは… 「洗濯物は焼肉の香り」 です
室内干しニーズ急上昇!?
先日、ネットニュースを見ていると、
「バルコニーのない家が増えている」という記事が目に入りました。
どうやら、最近の若い世代はバルコニーで洗濯物を干さないらしく、
その理由は…
- 共働きが多く、外に干す時間がない
- 花粉や急な雨が気になる
- 室内干しや乾燥機が便利!
確かに、合理的。
ランドリールームを採用する人も増えているそうです。
洗濯機置き場とバルコニーを往復する必要もなくなって時短になりますね。
パリでは…外干し禁止!?
このニュースを読んで、ふと思い出したのが パリの洗濯事情。
パリは 街の美観を大事にする ので、
バルコニーに洗濯物を干すこともしないし、
目に付くような不要な荷物を置いたりもしません。
カーテンの色まで美観を損ねないように配慮しています。
キッチンで室内干し!?
じゃあ、パリっ子はどこで干しているの?というと、
ほとんどの家では乾燥機を使う そうです。
でも、私が住んでいた2軒目の家では、
室内干しスタイルでした。
乾燥機が壊れていたのか、ついていなかったのか、
そういう習慣だったのか、ちょっと忘れてしまいました。
場所はどこかというと…キッチン!
南向きのリビングでもなく、他の洋室でもなく、
一番奥まった薄暗いキッチン でした。
(使用していない部屋はたくさんありましたが)
キッチンの天井にスチール製の物干しがあって、
壁のハンドルをくるくる回すと降りてくるという、
ちょっとレトロな仕組み。
「郷に入っては郷に従え」ということで、
私もこの キッチン天井干し を使うことに。
パリの乾燥した気候のおかげで、
コックコートのような厚手の生地も
一晩でパリッと乾く のです!
事件は翌日、学校で…
翌日、学校に行ってロッカーでコックコートに着替えると、
どこからか漂う焼肉臭…。
え?何これ?誰か焼肉食べてきた?
…って、まさかの 自分の服から!!
そういえば、昨日の晩御飯はフライパンで肉を焼いたな…。
キッチンに干した洗濯物が、
晩御飯の香りを全て吸収 していました
焼肉の香りがついたコックコートで、
フランス菓子の授業を受ける…という
なんともシュールな状況
学んだこと
その日から、
- 洗濯物を干す日は晩御飯に注意!
- 油っぽい料理は禁止!
- 下着やタオルなど小物は自室で部屋干し!(ご飯を食べていてふと上を見上げたらパンツって嫌ですよね)
こうして、焼肉臭の悲劇を二度と繰り返さないようにしました
おわりに
パリのオシャレな街並みの裏側には、
キッチンで焼肉の香りに包まれた洗濯物 があったりするんです。
「洗濯物の香りも、異国情緒たっぷりに」
パリの生活は、驚きと発見の連続でした。
次回は、どんな小話が飛び出すのか…お楽しみに!

①フォーチュンクッキー
②紅茶のキャラメルナッツ
③焼きチョコクッキー
PDFレシピと動画もついています!!
簡単なお菓子なので是非作ってください
