SHARP(RE-SS10-X)と東芝(ER-WD3000)のオーブンの比較
先日新しく届いたSHARP(RE-SS10-X)と東芝(ER-WD3000)のオーブンを次の3点について比較してみました。
・予熱時間と庫内温度実測
・天板について
・クッキーの焼成比較
予熱時間と庫内温度実測
天板を一枚下段に入れ、その上に温度計をのせて計測
180℃に設定、予熱開始
SHARP RE-SS10X
予熱完了のアラームまで8分21秒、その時点で150℃
5分運転後170℃に、その後もずっと170℃のまま
190℃に設定し直すと180℃まで上がった
東芝 ER-WD3000
予熱完了のアラームまで8分8秒、その時点で140℃
5分運転後170℃に、10分運転後180℃に上がった
※天板をいれないと1分ほど早く予熱完了します。
※天板をいれずに温度計を直置きすると温度はもっと高く計測されます。
※室温によって予熱完了時間は変わってきます。
※オーブンは同じ機種でも個体差があります。
※東芝の上級機種はもっと予熱時間が短いです。
結論
・どちらも予熱完了まで8分ほどかかる。
・予熱完了時点では設定温度に達していないので5~10分ほど運転をしないといけない。
・SHARPオーブンは設定温度より10℃低い。
天板について
SHARP 42x29cm
東芝 41.2×29.1cm
(パナソニック 40.7×30.3mm)
・SHARPの天板が少し大きい。内側のフラット部分もSHARPが東芝より横幅5mm、奥行き1㎝ほど大きい。
・SHARPの天板の方が厚みがあり、コーティングされていて高級感がある。
・どちらも反り返り防止のため、中央が盛り上がっている。
写真左SHARP、写真右東芝
クッキーの焼成比較
米粉クッキーを同じ温度、同じ時間で焼いて比較してみました。
アールグレイ茶葉入りのアイスボックスクッキーです。
180℃に予熱し、10分運転してから天板を入れ、12分焼成します。
網の上に置いたクッキー、
東芝オーブンは上側10個、SHARPオーブンは下側10個です。
東芝の方は底がかなり濃い焼き色です。食べてみて焦げを感じるわけではありません。香ばしくて美味しいのですが上品な焼き色とはいえないですね。比べてSHARPの方はほどよい焼き色に見えます。食べてみた感じ中心部が少しだけ柔らかいのでもう少し焼いたほうがよさそうです。
その他SHARPオーブンで気づいたこと
・排気口が側面と裏面両方にある。(東芝やパナソニックは裏面のみ)
→左側の排気口をふさがないように設置しないといけない。6㎝あければいいみたいですが。
・庫内灯ボタンがある、庫内灯はオレンジ。(東芝は運転中常時点灯、庫内灯は白)
→SHARPの方が開口部が大きいので明るくて見やすい気がする。
・過熱水蒸気メニューを使う時は陶器のスチームカップに水を入れて使う。(東芝は本体に給水カセットあり)
・温度設定は110~250℃(東芝は100~250℃・300℃)
→SHARPは温度設定が低めなので110℃でも実際は100℃だと思うので問題なさそう。
・予熱完了して焼成時間を設定する際、20分がデフォルトになっている。(東芝は0分から)
・扉の開閉がスムーズじゃない。気を付けないとガシャーンとなる。(東芝は動きが柔らかく音も小さい)
まとめ
SHARPのオーブンは東芝のオーブンに比べると随分安価なので、作りはとてもシンプルですが、お菓子作りには十分だと思います。実測温度が設定より10℃ほど低いのでそのことを頭に入れて使うとよいかなと思います。火力が穏やかなので薄い色のマカロンやスフレタイプのお菓子などはうまく焼けそうな気がします。またいろいろなお菓子を焼いて気付くことがあったらお知らせします。
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