先週、二月の末の土曜日の早朝、新聞を見ていた老妻が、「この話、テレビでも紹介していました。この本買って読みたいですね。」と言い出しました。

 ここより引用です。

 それにしても、こうした苦闘が続く中、「高齢者に寂しい思いをさせてはいけない」という原則を自らに課した著者が、九十歳を越えた母を、アメリカのオレゴンでのイベントに連れていく件(くだり)などは、その勇気と行動力に驚かされる。

 ここまで、引用。(市毛良枝『百歳の景色見たいと母は言い』「毎日新聞書評」より)

 

 「買えばいい。私も一冊注文するから」。私の注文は、昨年十月での新聞書評 阿刀田高『90歳、男のひとり暮らし』でした。

 

 孫に買うよう指示し、その翌日に届いたのには驚きましたが、老妻は昨日、その本に夢中。私も面白がって見ました。私が、この阿刀田高さんの本に注目したのは、次の一節でした。

 ここより引用です。

 そんな日常の中に、知的好奇心のエッセンスを採り入れるのが阿刀田さん流だ。卵の殻をむきながらゆで卵の割り方で国同士の対立が生じた『ガリバー旅行記』を思い出し、眠れぬ夜には『源氏物語』計54帖(じょう)のタイトルを頭の中で順にならべる。まさに小説家ならではの思考であろう。

 ここまで、引用。(阿刀田高『90歳、男のひとり暮らし』「毎日新聞書評」より)

 

 私も、眠れぬ夜、『源氏物語』の「巻名」を並べることをしているので、面白がったのですが、阿刀田氏はー源氏物語はもういいかーその後、『小倉百人一首』に心を移したそうです。

 

 そして、今朝の我が家の朝食時の会話。

 私。「小倉百人一首で、春・夏・秋・冬」という単語がもっとも多く出てくるのはなーに」。老妻「秋でしょう」、私「当たり、では少ないのは?」老妻「冬ですか」

 

 私は、「小倉百人一首」のデータベースをもっています。そこで、阿刀田本にない、話を持ち出したのです。

 

 「小倉百人一首」に出てくる季節の漢字は、「秋=十二首・春=五首・夏=三首・冬=一首」「えっ、こんなに少ないの!」

 ちなみに、阿刀田さんの「最初の一文字でまとめてみよう」といって出てくる、「あ」=十七首、「な」=八首、「わ」=七首はどれも正確でした。

 

 ボケ防止のために、こんな朝食をとっています。