「まえがき」にあるように、「校歌」を上からの視点ではなく、「学校新聞」などの情報から、「生徒からの視点」で見直そうという点は、ある程度納得しました。

 

 しかし、「応援歌」や、「遠征歌」などと異なり、「校歌」には特別なものがあるということをもっと気付いて欲しいと思いました。

 

 その視点から取り上げた校歌の名称に「替え歌校歌」とか、「公害校歌」とか、「いまどき校歌」など、いささか、聴きたく言葉が頻発されます。

 

 しかも、半分は「応援歌」や「記念祭歌」のこと。

 

 歌ってきた校歌を、石碑に残した、生徒の気持ちをもっと大切に考えなければというのが読後の率直な感想でした。。