少し前になりますが、京大の大学院で「備後方言」を勉強している教え子が遊びに来ました。

 

 実は、私は眠れないことが多く、その時、「こんなことをしているんだよ」と言って紹介したのが、『〇っ〇り』に適当な字を入れて、「副詞」を完成する遊びでした。

 

 例えば、ア行の始まり、「あっさり」という語です。

 

 教え子である彼は、京都に帰る電車の中で、「五十音図」を並べながら、この『〇っ〇り』の「〇」に入る字をいっぱい書いて送ってくれました。すばらしい出来でした。

 

 私の場合、もちろん、すべてにかなうわけではありません。

 

 ヤ行ー「やっぱり」、「ゆっくり」。ところが「よ」を含む「副詞」は思い当たりません。

 

 先週のテレビ番組『笑点』で、この問題が出ました。

 

 勿論、私たちが面白がってやったのとは異なり、「にっぽり=日暮里」なども出てきましたが。

 

 朝のコーヒータイムで、老妻と遊びました。

 

 「五十音図」で、この形をもっとも作りやすいのは「ガ行」だという結論を得ました。

 

 「がっかり」、「ぎっしり」、「ぐっすり」、「げっそり」、「ごっそり」。

 

 「笑点」で出題されるはるか前に、こんな日本語の遊びをしているのはすごいことでしょうと、コーヒータイムを老妻と二人、勝手に楽しみました。