「BS朝日」に対して抗議ー歌詞テロップの新旧仮名遣いの混在についてーは、もう終わりにします。

 

 2020・3・14ー午前10時からのBS朝日「子供たちに残したいー美しい日本のうた」を視聴しました。もちろん、先の抗議「故郷」の歌詞について、何か触れるところがあるかを期待してでしたが、まったくそれらしい気配もありませんでした。

 

 ただ、その時間中に歌われた歌「ペチカ」に興味を持ちました。

 

 北原白秋作詞、山田耕筰作曲のこの曲、私は昔、習いました。

 

 ただ、「ペチカ」の発音が、すべて「ペィチカ」と歌われたのに驚きました。

 

 そして、今日ー2020・3・16ー午後7時・BS4日テレ「こころの歌ーフォレスタ」でこの曲が歌われました。すべて「ペチカ」でした。

 

 岩波文庫「日本童謡集」では、歌詞表記は「ペチカ」でありながら、曲譜では「ペィチカ」となっています。

 そして、下欄の注(138頁)に次のように書かれています。

 ーここから引用ー

 ペチカと曲譜ペィチカの表記は、作者それぞれの違いのままを出したものです。

 ーここまで引用ー

 

 われわれ、八〇代の二人、童謡・唱歌の専門家でも何でもありません。

 ただ、国民学校で習った歌でも、いろいろ難しい問題を持っているのだなと、老妻と夕食をとりながら、確認しました。そして、われわれ二人は、「フォレスタ」の歌と同じ、「ペチカ」で教わったことをぜひ書き留めておきたいと話し合いました。

 

 この問題の場合、一つに決めるつもりはありません。「無理題に遊ぶ」いいですね、そのままの現在の心境です。