かねがね、テレビのアナウンサーや出演者が、「真反対(まはんたい)」という日本語を使わず、「真逆(まぎゃく)」と言うのに、かなり強い違和感を感じていました。

 

 たまたま、今日(二月五日)夕方、NHKの「シブ5時」という番組を見ていたところ、「人生を変えた出会い」というテーマで、出演者の中村梅雀が、歌舞伎役者である父親との葛藤を話す場面で、「歌舞伎の世界と音楽の世界」の違いを次のように表現するのを視聴しました。

 

 「それはもう、真反対(まはんたい)の人生でした。」

 

 話し手、中村梅雀のことはよく知りません。

 ただ、 「何とすばらしい日本語か!」と背筋がびりり。

 

 やはり、こうありたいものだと感心しました。このブログに書き留めておくことにしました。