ー 11月15日(日)の朝刊で、毎日新聞は簡単に「人工知能(AI)「東ロボくん」の大学入試センター試験の模擬試験の成績アップを伝えましたが、読売新聞は詳しくそれを記事にしていました。

 ーここから引用ー

 東京大合格を目指す人工知能(AI)「東ロボくん」が、大学入試センター試験の模擬試験で、平均点を大きく上回る成績を達成したと、国立情報学研究所などが14日、都内で開かれた成果発表会で明らかにした。私立大の約8割と国公立大33校で、「合格可能性が80%以上」のA判定になった。
 東ロボくんの挑戦は3年目。通信教育大手のベネッセコーポレーションが作成し、実際に今年6月に行われた模試を解き、受験生の成績と比較した。(中略)
                     得点     偏差値
 国語(200点)           90      45.1
 数学ⅠA(100点)        75      64.0
 数学ⅡB(100点)        77      65.8
 英語<筆記>(200点)     80      48.4
 英語<リスニング>(50点)  16      40.5 
 物理(100点)           42      46.5
 日本史B(100点)        55      54.8
 世界史B(100点)        76      66.5
 五教科 合計(950点)     511      57.8

 ーここまで引用ー

 「人工知能に『オセロ』はもう征服されました。『将棋』や『囲碁』も、もうすぐだと言われています。そういった状況の中で、この『国語』の成績はどうですか、君たちのこの模擬試験の『国語』の偏差値と比べてご覧なさい。何と君たちの頭脳のすばらしさよ」というのが、この日の授業の枕でした。

 「国語」や「英語」といった言語能力の習得がいかに難しいかということは生徒にもよくわかったでしょう。

 そして、「この次の結果がどうなるか、はらはら、わくわくしながら、見守ってゆきたいと思っている」と生徒には伝えておきました。