『「無理題」こそ「難題」』という私の書いた本が、「東京図書出版会」から絶版になって帰ってきました。出来れば、この本で取り上げた、当該の大学図書館や公立図書館に置いてもらったら有難いのだがと、ひそかに願っています。勿論高校の図書館でも、予備校の図書館にも置いてもらいたいのです。


 ただ、その前に、若い高校の教師や、予備校の先生、大学の教職を取り、将来、高校の国語の教師になろうとする人たちにぜひ読んでもらいたいと思っています。


  昨日も書きましたが、「正解の公表」は国公立で30%弱、私立で50%弱です。私自身の感触として、こんなに高い数字であるはずがないと思い、文科省に正しいデータ・数字をお願いしたのですが、いずれにしても、これからは、入学試験を行うあらゆる大学に、「正解の公表」をお願いしなければならないと考えています。そこで、検討される多くのことが、これからの高校の国語教育のあり方に間違いなく資すると考えます。


 では、なぜ「正解の公表」が必要なのか、『「無理題」こそ「難題」』で取り上げた例題に従って、明日から検討してゆきたいと思っています。新しい資料も加えて、出来るだけわかりやすく書くつもりですので、ぜひこのブログに参加して欲しいと願っています。