ブログのテーマとして、「無理題に遊ぶ」を選んだ限り、わからないことがもっとも大切になります。今まで書いたほとんどのことが、わからないことでした。そういう意味で、つい最近の新聞の投稿を取り上げます。私にわからなかった一つの例です。
金では買えない“勝ち”
以前勤務していた中学校の体育祭でのこと。クラス全員が参加する長縄跳び競技の時です。短パンにはき替えるのを忘れてジャージーで参加しようとするA君がいました。
それを見かけた同僚の職員が言いました。
「おいA!その服装で参加するとクラスが失格になるぞ!みんなに迷惑をかけてもいいのか」。それに対し、同じクラスのB君が「おいA!一緒にやろう。同じクラスの仲間だろう」とちゅうしょしていたA君の背中を後押しするように声をかけました。これをきっかけに、A君はクラスの中に入っていきました。
その年の体育祭のスローガンは「お金では買えない勝ち(価値)がある!」でした。その時のことはまさに「お金では買えない価値がある!」だったと今でも思っています。ルールは守らなければいけないが、仲間のことを思ったB君の言動が今も心の中に深く残っています。私もお金では買えないものを大切にしていきたいと思います。
投稿原稿は多くの人の目を経て、新聞に掲載されます。わからない原稿については、没にしたり、手を加えたりなど、読者にわからすための工夫がなされているに違いありません。それなのにわからないのはこちらに何かあるのではないかと心配になることもあります。老妻に読んでもらったりします。読んで何が何かわからなくなったのは今度で二度目でした。一度目は、既にブログに書きましたが、平岩弓枝さんの「御宿かわせみ」シリーズ『猫と小判』でした。これについては、今もって、わからいとか、お前はおかしいとかの指摘がありません。
このブログに対する反応のなさに困っています。今日の投稿原稿について、「こんな文章がわからないのはおかしい」という読み方をなさった方はぜひ教えてください。そういう指摘を受ける年齢に達したと納得するつもりですから。
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