毎日東日本大震災のニュースを見て、涙をこっそり拭いています。明るいニュースはないかと探し回っていました。
先週の土曜日の朝の散歩でのことです。私は、道路の右端を常に歩くのですが、真向かいから犬を連れた若い女性がやって来ました。そして、その犬が私に吠えかかりました。前に一度その犬は放したまま、私に飛びかかってきたことがあるので、「ちゃんと吠えないようにしてくれ」とその場で申しました。すると、その女性の答えは、「犬だから仕方がないでしょう」。そして、さっさと行ってしまいました。
私は頭にきたのですが、歩いているうちに、「山がそこにあるからだ」というジョージマロリーの言葉を思い出していました。ある意味でのその理不尽さ。
当然、先週、「山がまだそこにあるからだ」を書いたのは、マロリーの言葉のつづきでした。「まだ」の働きは?私の頭にそれが残っていたからの連想でした。話はそれで終わりました。
このブログに、今日こんな素敵なコメントが参りました。
「お久しぶりです。文系のアーサーです。
久しぶりにこのブログを見て、先生に教わった数々の教訓が蘇ってまいりました。
そう言えば今回の話題である、『山』も僕らに話していただいた話題でしたね。
僕は東京で何とかやっています。あまりにも無理題なことは多々あります。答えのない問いと言うのは辛いものですね。そんな無理題を追求する先生はまさに『アッパレ!!!』だと僕は思います。これからもちょくちょく先生のブログを見て勇気をいただこうと思います。
これからも後輩の授業、そしてブログ等でのご活躍を期待しています。
それでは。」
教師冥利につきます。
若い女性から受けた不愉快さを忘れてしまいました。ありがとう。