この日曜日、孫のソフトボールの応援に老妻と出かけました。葉桜(?)の下で応援しました。結果は第三位、まあまあでした。


 私たちは、練習もよく見に行きます。それにしても監督殿のよく怒ること。一般の人のボランティアでしょうから、文句も言えませんが、しょっちゅう怒鳴っています。ある時、外野手の一人を「やめて帰れ」と怒鳴っているので、後で、孫に、「あの選手は誰か」と聞いたら、名前を言わずに「監督の子どもだよ」という答えが返ってきました。なるほど、他の子どもとは多少区別はしているんだと感心はしましたが。


 サインを見落とすといって怒り、バンドが下手だといって怒る、コーチもひっくるめて、まったく褒めることがありません。思わず、「育てるためにはおだてなきゃあならないのにね」と老妻に同意を求めました。老妻は「しっ!」と言っただけです。


 教育心理学に「ピグマリオン効果」というのがあります。褒めることによって教育効果が高くなるという実験結果です。

 そこから、「Sodateru」ことは「odateru」ことという言い伝えが生まれます。


 私は、ある夜夢の中で、この「Sodateru」と「odateru」を並べて、「S」がどこへ行ったか悟りました。

 「ikaru」よりも「Sikarre」ということです。


 それにしても、監督コーチはよく怒ります。「怒る」よりも「叱って」欲しいと思って忠告してやろうかというと、老妻がまた「やめなさい」と止めました。「自分はできないくせに」というのがその言い分です。まったくその通りです。他人のことはよく分かりますが、自分のことはなかなかわかりません。残念。