大学入試における出題ミスが連日報道されています。3月11日付け、毎日新聞のみんなの広場で、「出題ミスの大学は猛省すべきだ」という投書が載りました。
こんなに、ミスが多く報道されるのは何も今年には限りません。ここ3年毎年増えています。しかもこれが氷山の一角としたら、どうしたらいいのでしょうか。
私は、この度、『「無理題」こそ「難題」』という本を東京図書出版会から出しました。大学入試の国語古文問題がいかにデタラメか、それを検証してそれをまとめました。
出版界のジャンルからすると、受験参考書ということになるのでしょうが、受験生を対象とした本ではありません。
まず、大学の出題者に、つづいて高校の国語の先生にぜひ、そして、一般の方たちに、先の投書のような気持ちが強いでしょう、しかしどうすればいいのでしょうかという訴えのつもりです。
ぜひ読んでください。特に、第二章を。大学の先生方が何を考えているかを明らかにせねば解決しない問題だと思います。