昨日の続きです。今日、消防署の指揮官と話をしました。


 30㍍離れた私の家は助かりました。まずご苦労の感謝を述べました。その上で、なぜ、放水が後れたかを聞きました。言えない事情があったのでしょうが、まあ燃えなかったからよかったではないかということになりました。


 私は、もし消防署が、お宅まで燃えるはずがないという判断を指揮官が示したのですよと言われると、何も言えないなと考えていました。専門家の、仮に間違った判断にしても、結果的に判断通りになっている場合、反論不可能だからです。

 ただ、その場合、反論できるのは、弱々しく、寝たきり老人に心配させたではないかとか、子どもは大変怖がって、トラウマの可能性があることをどう考えるかぐらいのことでしょうか。


 ここでもまた「無理題」なのです。どちらが正しいとはいえません。


 幸いこの地の消防署は率直に非を認めました。命の問題だから、簡単に納得されても困るけど、ともかく、これで終わりです。


 世の中、なかなかこうは参りません。「藪の中」「水掛け論」「無理題」は無数にあります。どう考えればいいのか、ケースバイケースでしょうが、みんなでよく考えようではありませんか。