「白木四原則」と「認定基準」という名の切捨て | 予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

予防接種の参考本:ティム オシアー著(科学的根拠のない予防接種。)

邦題「予防接種の本当の意味ー大切な人を守るために」
この本で使用している参考資料は、政府機関、主流の医学誌といった
「ワクチン接種を薦めている側」の資料なので、「ワクチン反対派」が感情的にいった不確定な情報なのでは、という心配がありません。

もし、予防接種被害を受けたらどうなるのでしょう?


まちがいだらけの予防接種136p認定基準という名の切り捨てを参照してみましょう。

さて(5)の厚生労働省の認定委員会では金の問題もからむので
財務省の鼻息も伺いながら審議されます。

認定のものさしは先にも述べたように


『厚生労働省』
不活化ワクチンでは接種後2~3日以内、
生ワクチンでは4~21日以内
についてのみ副反応の発生を認めている

アメリカCDCのサーベランス(調査)が30日にわたり害作用を報告している事と比較すると、
この認定基準の幅が不当に狭い事が解ります。
要するに厚生労働省のものさしは『事故を少なく見せることを目的としたもの』です。



・・・つまり、今回の五種同時接種で死亡した4人の子どもたちは
三種混合の不活化ワクチンを打って翌日、ないし2日後に死亡している。
つまり、2日前以前に発症しているため、
厚生省基準には箸にも棒にも引っかからず、
今回の「因果関係無し」という発表に至った訳です。


それに反して
『白木四原則』
1、ワクチンと予防接種事故とが、時間的にも身体の部分上も密接している
2、他に原因となるようなことが考えられない
3、副作用の程度が他の原因不明のものによるものよりも質の上でも量の上でも非常に多い
4、事故発生の状況が、すでにわかっている科学的な事実と比べてみたときに納得できるだけの説明ができる

白木四原則とは、
日本の脳外科医の第一人者・白木博次博士が、日本各地の予防接種集団訴訟で、因果関係を立証するための「医学と司法の谷間の問題を解決するものさし」として提出された学説(上述1~4)です。

全国11か所の裁判所の50人以上の裁判官は、被害者の認定にこの「白木四原則」を採用し、
判断しました。

(全国で起きている訴訟で裁判官はこの白木四幻原則に則って判決を下しています。)

一方、国側は、それまでに認定審査会の指導的な医師たちを動員して、白木博士に立ち向かいましたが、
ことごとく破れ、裁判官を納得させることができませんでした。

しかし、問題なのは、厚生労働省の認定部会の医師たちが、これだけ裁判に負けても
「白木四原則」を認定基準に採用しようとせず、未だに昔通りのものさししか使わないという態度をとり続けていることです。

国家権力で国民に接種をすすめるだけすすめ、事故が起こっても自分の気に入らない事故は救済しない

国はことごとく敗訴しているにも関わらず、未だにこの白木四原則を 採用しようとはせず、
気に入らない事故は救済しない、
つまり「加害者が勝手に被害者を決める」都合の良いシステムになっている。これが日本の行政の本性で す。



大阪市立大学医学部のM医師によると、「1970年から国は予防接種で事故が起こることを認め被害認定の申請の受付を始めたがあまり多いので『これでは国際的に見て問題がある。4分の3を切り捨てよ』とした」とのことです。


・・・というわけで、私が当初予測していたとおり、
哀れな4人の子どもたちは
「ワクチンとの因果関係は不明」 という発表に至ってしまいました。


行政なのでどこかで線引きしないといけないのですが、ではこの線引きは誰の為なのか、何の為なのか。
ソロバンはじきながら喧々諤々とやったんでしょう。
しかし認定してしまえばはじめに書いた基準を覆すことになり、結果被害者激増。公表していたデータは不実であることが暴露されてしまうばかりか、保障のための予算もない。
下手すれば国民がワクチンを拒否するようになり、ワクチン事業自体が破綻する懸念もある。

国としては「ワクチンで予防しています」というパフォーマンスが必要なんであって、決して国民の健康を考えてワクチンがあるわけではないのです。

かくして亡くなった子ども達は


「大変遺憾に思います。ご愁傷様です。しかし大衆の利益を守るための尊い犠牲で止むを得ない。」


となるわけです。

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まちがいだらけの予防接種より追記

武田のおたふくかぜワクチン(ムンプス)接種して
40日後に耳が聞こえなくなった子の親から相談を受けていますが
「接種してから日数が経ちすぎている」との理由で被害認定がとれず困っています。
アメリカのサーベランスでも30日までの調査しかしていない。


しかし東京の集団訴訟の証人として来日したイギリスのディック博士は、
「生ワクチンの場合、30日以降でも被害が 起こる可能性がある」と。
1981年発表の論文には乳幼児無菌性髄膜炎の長期予後として7~9年後、
後遺障害が起こること報告。生ワクチン害作用の無菌性髄膜炎でも同様。


なぜここでわざわざアメリカの資料を挙げるかというと、
日本の厚生労働省は先にも述べた通り“事故隠し”に懸命であり、
被害の実態が明らかになるような積極的な調査はまったく行っていないからです。


その他 

呆然とする武田MRワクチン治験データ試験期間は
20●●~と「黒塗り」
「軽い害は認め、重い害は関連なし」
図2はワクチンによる副反応と認めた軽度発熱
図3高度になるほど因果関係なし。
れを国が承認 (薬のチェックは命のチェックより)

グラクソスミスラインのロタウイルスの生ワクチン
豚サーコウイルスに汚染されてても健康に影響なし、と承認

( 2011年5月30日、薬事食品衛生審議会医薬品第二部会議事録。
利害関係が疑われそうなら採決の時だけ退席するのみ。
http://t.co/PN91zBAJ
○濱口委員 先ほど御説明いただいたブタサーコウイルスの混入についてですが、品質管理上、外来のウイルスは基本的に生ウイルスワクチンの場合、否定され る必要があると思います。今回のように、あらかじめ入っていることが分かった上で承認するということは、かなりハードルを下げることを意味していると肝に 銘じておくべきだと考えております。


※ 日本脳炎ワクチン 臨床比較試験で2倍前後の副反応発現率
追加試験で濃度を薄めても関係なく副反応が示されたが、
薄めたから安全だろうと審査を通してしまった

日本脳炎接種再開後に倍増した副反応報告
重篤な副反応31件28.7%臨床試験での予測が現実のものとなっています。
感染研調べでは非接種群も10歳になると約80%抗体保有。
(新・予防接種へ行く前に/小児科医・入江紀夫